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とうとう「うまい棒」まで値上げ:現金にもリスクがあるという話

こんにちは。東京都練馬区で活動をしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

最近、いろんなところで商品の値上げについて耳にすることはないでしょうか?

個人的には吉野家の牛丼の値上げが象徴的だと感じていて、本日あの「うまい棒」までがとうとう10円から12円へと値上げを発表し、衝撃を受けました!

これらの話題を受けて、今回は物価と現金の価値について書いてみたいと思います。

物やサービスの値段が最近上昇している

昨年後半から経済正常化で先行するアメリカで物価が急上昇しているというニュースを見かけました。消費者物価が約31年ぶり高い上昇率であるということです。

日本も同様に物価が上昇していて、今後はエネルギー価格にも転嫁されさらに値上げは続きそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78902580U2A100C2NN1000/

原材料費が上がれば、もちろん、日用品や食料品などもさらに値上がりしていきます。

ファイナンシャルプランナーとしては、ここで現金の価値についてぜひ話しておきたいです。

物価上昇すると現金の価値が下がる

物価が上昇すると、今までと同じお金を出しても同じものが買えないことになります。

吉野家の牛丼であれば、今までは並盛を400円あれば食べられましたが、今は食べられません。うまい棒も今後10円では買えなくなってしまいます…。

これが何を意味するかといえば、物価上昇は現金の価値を下げるということです。

よく現金でお金を持っていれば、お金が減ることはない、リスクはないという話を耳にすることがあります。しかし、それは誤りであることが最近の物価上昇からわかります。

これを図解すると、以下のようになります。政府は今毎年物価上昇率2%を目指していますが、それが毎年続くとこうなります。

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図解引用:野村證券ホームページ

物価上昇への対抗策

物価上昇は長い目でみれば、国内はそこまで大きくは伸びていません。

政府が目指している2%の物価上昇も長いこと実現できずにおり、今後も伸びないと考える人も少なくないようです。

ただ、昔がそうだから今後もそうなる保証はなく、現金でお金を持つリスクも考えておいた方がよいでしょう。

そのために取れる対策は、資産運用です。物価上昇を上回る利回りを確保できれば、資産の価値は下がらないことになります。(もちろん資産運用にもリスクはあります)

資産を現金で持っていても有価証券で持っていても、価格変動のリスクからは逃れることはできません。

意外とこういうことを話に聞く機会は少ないかもしれません。しかし、リスクとの付き合い方は、社会に出れば必須の知識ではないかと僕は考えています。

もちろん、これを今初めて知った方でも、今から対策をとれば問題はありません。

そのためにどんなことに気をつけたらいいかなども、いろいろ書いていこうと思いますので、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。

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佐藤彰/資産形成とコーチングの専門家
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