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未経験者がWebデザイナーとして独立するまでの方法3選

こんにちは、デザイナーの佐藤タカアキです。
先日、知人から以下のような相談を受けました。

ちょっと相談なんだけど、3年後に海外移住を考えてて個人事業主として働こうと思ってる。
現地での就職もありなんだけど、子どもの送り迎えをしなきゃいけなかったりフルで働くのは難しいかなと。
そうなると、PCひとつで時間や場所を選べるWebデザインのスキルを身につけるのもありだなって!

今までそういう分野で働いてこなかったから全然無知なんだけど、どんなスキルを身につければいいのか、どうビジネスに繋げていくのか、もしその辺の知見があれば教えてほしい!

上記は30歳1児の母の方からの相談

「未経験」の方が「場所を選ばずにWebデザインの仕事をする」ためにどんなことをすればいいのか?どんな方法があるのか?

僕自身、学生時代はデザインに関しては素人で社会人になってからWebデザイナーになりました。
制作会社や専門学校を経験し、現在はフリーランスとして「場所を選ばずにWebデザインの仕事」に取り組めています。

この方の相談に答える中で、Webデザイナーになる方法についてお話しさせていただいたので、そこで触れた内容を紹介させていただきます。(※仕事の取り方については別記事で書きます)


Webデザインのスキルの身につけ方

まず、Webデザイナーとして働くためにはWebデザインのスキルを身に着けなければなりません。

「Webデザインのスキル」と一言で言っても「FigmaやPhotoshop等のデザインツールを使えること」といった技術的なことから「配色やレイアウト、絵作りの能力」とめちゃくちゃ広いですよね。
ここでは諸々まとめての「Webデザインスキル」とさせていただきます。

上記のスキルを身につけるなら「独学」「制作会社に入る」「学校に通う」の3パターンがあるかなと思います。


独学で学ぶパターン 

まずは独学。
参考書でも教育系のWebサービスでもYouTubeでも何でもいいので自分から情報を取りにいって勉強していくパターンですね。

▼独学でWebデザインを学ぶメリット
・自分のペースで学べる
・お金がかからない

▼独学でWebデザインを学ぶデメリット
・スキル習得スピードが遅い
・比較対象がいないため、自己スキルが計りづらい

メリットとデメリットについて

僕自身も最初は独学スタートでしたが、やはりお金がかからず自分のペースで学べるのはストレスも軽く、今回の相談者の方のように中々フルで自分の時間を作れない方にはオススメかもしれません。

しかしその反面スキル習得スピードは非常に遅いです。
これは体験談ですが、独学時代と制作会社時代の成長スピードを比較するとそれはもう誇張なしに10倍は違います(これマジです…)
比較対象がいないため、自分の何が悪いのか良いのかわからないことが成長スピードの遅さに関連していると考えます。

▼独学するならこの辺のサービスがオススメ

Webデザイナーとして働くにあたって、最低限Webの作られ方・仕組みについて知っておく必要があります。
こちらのProgateなら初歩的なところから楽しく学ぶことができ、自分一人でも学習モチベーションを保ちながらスキルを身につけていけると思います。

こちらのUdemyではWebサイトのデザイン方法からバナーのデザイン方法まで、幅広い手法を学ぶことができます。
自分を身に着けたいスキルを検索して一度受講してみるもの良いかもしれません。


制作会社に入るパターン

次にWeb制作会社に入って、現場で学んでいくパターンです。
未経験だとそもそも入る難易度が高いかもしれませんが、未経験でも入れてくれるパターンが稀にあります(やる気次第で割とあったりします)

ここでいうWeb制作会社とは自社でアプリやサービスを作っている「自社開発会社」ではなく、他社のWebサイトを制作している「受託制作会社」になります。

▼受託の制作会社って例えばこんなとこ

上記は一例ですが僕もすべては把握していません(何社くらいあるんだ?1000くらい?)

自社開発会社は基本的に1つのプロダクトに対して制作・改善を行っていくので、デザインの引き出しというのは増えにくい傾向にあります。
しかし受託会社は案件によって様々なジャンルのデザインを作る必要があるので、必然的に引き出しは増えていきます(それも物凄いスピードで)

▼メリット
・指標となる先輩がいっぱいいる
・他制作会社とも繋がりを作れる(業界狭し)
・スキル習得スピードが圧倒的に早い

▼デメリット
・スキルが無いうちは拘束時間が長い

メリットとデメリットについて

まずメリットにある「指標となる先輩がいっぱいいる」についてですが、Webデザインの最先端を走っている諸先輩方(おそらく35歳前後とかかな?)
この方々は若い頃に紙モノのグラフィックデザインで叩き上げられ、FlashでWebアニメーションに触れてからWebデザインに流れ着いた方ばかりなので、なんかもう猛者しかいません。
猛者しかいませんが、この「指標となる先輩」と同じレベルになることができれば間違いなく独立はできます。100%。

デメリットである「拘束時間が長い」については単純にスキル不足というだけなので、時間外も自主練するなりして上手くなるしかありません(学生時代の部活みたいなもんですね)
もちろん拘束時間を短くして最低限の労働でも良いですが、その分成長スピードは遅くなるので「2年間だけ修行する!」と割り切って爆学するのをオススメします。


専門学校に通うパターン

3つ目が専門学校に通うパターンです。「Webデザイン 専門学校」で検索すると出てくるアレです。

▼Web制作が学べる専門学校って例えば▼メリット
・授業や宿題があるので何をやればいいのか自分で考える必要がない
・卒業後の就職先も紹介してくれるパターンがある

▼デメリット
・定期的に時間に縛られる
・お金がかかる

メリットとデメリットについて

実は僕も新米デザイナーの頃に仕事と併用してWebデザインの専門学校に通っていました。
僕は社会人コースだったので土日のみの通学で1年間という感じでしたが、毎週しっかりと授業カリキュラムが組んであり、宿題も出るので自分から情報を取りに行かなくても「とりあえず学校が出してくるものをこなしていればWebデザイナーにはなれる」という環境でした。

また学校によっては複数の制作会社と提携しており卒業後の就職先も紹介してくれるパターンもあります。
1年間の集大成である卒業制作でスキルを披露することに成功すれば、そのまま制作会社への就職も可能です。

デメリットとしては、まとまった時間とお金が必要になります。
1年間のうちの休日を勉強に捧げ、およそ40万円ほどの学費が必要になります。
将来の自分への投資と考えれば安いものかもしれませんが、まずはこの壁を超えられるモチベーションを持ってる方のみ学校への入学をオススメします。


さいごに

ここまで3つのパターンを紹介してきましたが、自分の生活に合った勉強方法を選ぶのが長くモチベーションを保てるコツなのかなと思います。

時間もお金もあるなら専門学校、時間だけあるなら制作会社、時間もお金もないなら気合の独学。

どれを選んでも相性的なものもあると思うので、行動を辞めないこと。
ダメならダメで次の方法を試すこと。
そうやって試行錯誤しながらも前に進んでいれば、その内Webデザイナーとして独立することは可能かなと思います(なんやかんや言ってますが結局気合いみたいなところあるよね)

以上になります、ここまで読んでいただきありがとうございました。
Webデザイナーになった後の仕事の取り方については別記事を書こうと思います、それではまた。

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