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劇場に行って、という日々が戻ってきますように。

七夕の短冊に、こんな願いを書くなんて、、「もうタピオカでむせませんように」とか、もっとどうでもいいことを書きたかったな。。

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3月〜6月はウィルス感染防止で公演の中止が相次ぐ。ネットの演劇やエンタメへ向けられた言葉の荒れ具合に未曾有という状況を実感。。

いろんな劇団の配信をみる。

ZOOM演劇は、他人のZOOM飲みを覗き見しているようで恥ずかしくなってしまい、見るのをやめてしまった。
自分の操作で幕が閉じたり開いたり。ボタンを押すだけで見るのをやめられることに、当たり前のことなんだけど、やるとドキっとした。

[配信でみたもの]
チェルフィッチュ スーパープレミアムソフトWバニラリッチ
ロロ 窓辺 ちかくに2つのたのしい窓
ハイバイ セクリ先生(トーク)
12人の優しい日本人
五反田団 業界人間クロダ
シガール姉妹 おやすまなさい
悪魔のしるし 蟹と歩く
ハイバイ ワレワレのモロモロ東京編
チェルフィッチュ×金氏徹平 消しゴム畑
ロロ 窓辺 ポートレイト

あとドイツ・ミュンヘンの劇場カンマーシュピーレがアップしているものを、チェルフィッチュの配信をVimeoで見る時に知って、いくつかみたり。

字幕なしのドイツ語で、内容は想像でしかないけど、オンライン配信で演劇するには?ということを軸に創作されていることが、とても伝わる。
演者がトイレで用を足している状態でリーディングしたり、キッチンで料理中にリモート会話したり、スーパーに買い物にいったり、場所を問わないし、観客は覗き見になるというメディアの特性を捉えながら、ビリーアイリッシュの音楽をYouTubeで流しつつGoogleの検索画面とチャットの会話も覗き見させつつ、それぞれの役者がレイヤーに分かれていること(ソーシャルディスタンス)を見せていく。徐々にそのレイヤーが重なっていき美しいハーモニーになり、最後は人型CGによるリーディングの大団円。(CGはオンラインならではの肉体からの解放の象徴のよう)
なにかを間違えるとメディアアートになりそうだけど、ステージでもオンラインでも再現を繰り返すことができる俳優の身体と声によって演劇になっているんだろうなと感じた。


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