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神楽岡公園を散歩して(植物分野)

GW毎日投稿とか言って、もうすでに途切れかけていた持続性のない僕です(笑)本当に「継続は力なり」を実践できてない(笑)

今日(5月2日)は、神楽岡公園に散歩に行ってきました。旭川は気温が20℃を越え、天候に恵まれていたので、コロナのせいでなまった体をどうにかしようと思ってのことです。あ、今日の内容は、日記のようになっています。ようは手抜きです(笑)
深夜なので、「(笑)」を多用していきます。

ちなみに、神楽岡公園は5/3~5/10まで駐車場を閉鎖するそうです。コロナおそるべしですね。旭川でも本当に生きづらくなってきました。札幌だけの問題じゃないですもんね。

では、今日の散歩の成果を発表していきましょう。

カタクリ

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これは、「カタクリ」といって青紫色の花が特徴です。
旭川市内では毎年4月下旬から5月上旬に見られます。学名:Erythronium japonicum(by 新北海道の花 P284)

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こんな感じで群生している箇所も多く見られました。教育大学の敷地内にもいましたが、やっぱり山の中だと群生地が多くみつけることができました。青い花っていいですよね。

本当に、カタクリを見ると教育大学のある先生を思い出します。講義の期末テストに「蜜標」とか「採蜜」の問題で出題されたっけな。

蜜標というのは、花についている模様です。これは昆虫に蜜のありかを示しているのではないかと考えられています。しかし、昆虫が本当にこの蜜標を認識しているかどうかは、未だに定かになっていません。

採蜜というのは、読んで字のごとく、昆虫が植物の花から蜜を採取することです。

そもそも、なぜ植物が花に蜜標をつけたり、蜜でおびき寄せたりするのかというと、昆虫たちを通して受粉の機会を多く設け、受粉の成功確率を上げるためです。

カタクリの花は、筒のような形状をしており、昆虫が蜜を取るには、この筒のような花びらの奥に体を突っ込んで、筒の底の蜜まで到達しなければいけません。

なので、昆虫にとってカタクリは、蜜の部分がむき出しな花と比べて、採蜜するには難易度が高めな花なのです。

特に、ミツバチのような体が小さく、口の形状も細く長いものを持たない昆虫にとって、カタクリから採蜜するのは至難の業です。

カタクリ側からすると、「昆虫たちを蜜標によってまんまとおびき寄せ、採蜜チャレンジはさせるんだけど筒状の花で蜜は取わせず、昆虫の体には花粉をつけて野に放つ」というなかなか巧妙な、効率の良い受粉促進法になっているわけですね。

頭いいな、カタクリ。

でも、このような進化は、あくまでも適応の結果に過ぎないことをお忘れなく。やばい、生物学概論Ⅰが懐かしいですね。同級生のみんな見てるかな?(笑)

ミツバ

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はい、こいつは区画でお世話になりました。区画とは、北海道教育大学旭川校理科教育専攻でのスペシャル実験です。内容は単純明快。一定範囲の区画を、3か所設置し、その区画内の植物をすべて記録するというもの。「場所による種の変化があるのではないか」「日照条件と植物の背丈の関係を調べたい」など、目的を持った場所を設定しないと、後の実験レポートが全くもって進まないのでそこは注意していただきたいです。

植物については、主にその種名、背丈、その種の数を記録。

懐かしすぎたので、当時のレポートを載せましょう。悪用はやめましょうね。怒られるのは僕なので。あ、あと不備も数多くありますが、頑張りだけは認めてほしいです。2週間でデータから除外せざる負えなかった種も含めると2万個体くらい数えました。ムダっちゃムダでしたが、今でも頑張ったと胸を張って言える実験でしたね(笑)

そのときにもいた、ミツバさんですね。ミツバにもさらに細かい分類があるのですが忘れました(笑)

とにかく、葉が3つに分かれているのと白い花が特徴です。かわいらしくて意外に好きです。

おわりに

今日はただ散歩の話をするつもりでしたが、懐かしい植物の話なっちゃいました。あの先生のことを思い出します(笑)たくさん鍛えてもらいました(笑)

神楽岡公園は初めてしっかりと全体を歩いてみましたが、大人になってゆっくりと散歩してみると意外なことに多くの発見がありました。みなさんも時間があれば近くの森林公園なんかに散策に出かけてはいかがでしょうか。

今日は以上です。お疲れさまでした。またね。


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