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【北海道旅行②】静寂に浸る釧路湿原トレッキング

今回の記事では、北海道旅行2日目の釧路湿原トレッキングについてまとめます。

1. 好みの湿原スポットをチョイス

和商市場の勝手丼でお腹を満たして釧路駅に向かい、釧路湿原を目指すことにします。
広大な釧路湿原には、歩けるスポットがいくつか点在しており、釧路駅から電車・バスで行けるところだけでも以下の3か所が確認できます。

①細岡展望台(最寄り:JR釧路湿原駅)
②釧路湿原展望台(最寄り:阿寒バス「湿原展望台」バス停)
③温根内ビジターセンター(最寄り:阿寒バス「温根内」バス停)

今回選んだのは③温根内ビジターセンターです。
その決め手は「湿原の広大さを感じながら歩く」ということができるところにあります。
遊歩道が整備されているところは他にもありますが、温根内の遊歩道は周りに森林がなく、見渡す限りだだっ広い湿原が広がっています。その広さを体で感じたい!というのが私の湿原歩きのモチベーションでした。逆に言うと木々に囲まれたトレッキングを愉しみたい方には湿原展望台周辺の方が良いかもしれません。

2. 釧路駅から温根内へ:バスの時間はシミュレーションを

温根内行きのバスの時刻表はこちらです。
http://www.akanbus.co.jp/route/pdf/time/tsurui.pdf

こちらを基にまとめると、釧路駅前からの往路はこんなところです。

釧路⇔温根内 バス時刻表

ここで1点、注意です。
往路・復路共にバスの本数が限られているので、「何時に温根内に着くバスに乗り、そして温根内からは何時のバスで帰るのか」を具体的にシミュレーションしておく必要があります。さもないと、待ちぼうけを食らう時間が長くなってしまうのでここは気にしておきたいところです。
私は釧路駅前を10:25に出るバスに乗って11:10に来ました。帰りのバスで最初に乗れるのは12:18のバスですが、その次はおよそ3時間後です。ちょっと長い。
午前中で湿原歩きを終わらせるのであればもっと早め、朝イチのバスに乗ればゆったりできたのですがそれは仕方ないこととして、1時間弱で湿原の遊歩道を踏破することにします。

3. 湿原トレッキング!

温根内の遊歩道の地図はこちらです。

温根内自然探勝道マップ
(画像元:https://www.kushiro-shitsugen-np.jp/kushiroguide/assets/pdf/jp.pdf)

最も大回りのコースでは展望テラスを通過して鶴井軌道跡遊歩道を通って戻ることになります。これが全長3km強ですね。

平原のただなかを通る木道

実際に歩いてみるとこんな感じです。湿原の中のコースはこのように木道になっています。
周りから木々の葉の触れる音さえせず、聞こえてくるのは遠くの生き物の鳴き声だけで、静寂の中に身を委ねている感覚がとても心地よいです。

幸運なことに鹿と出会うことができました!怖がらせないように慎重にカメラに収めます。

スマホに無音カメラを入れておいて良かった…と思う瞬間

地図には「展望テラス」とありますが、階段数段分の展望となります。

上がらないと見えない景色がある、というわけでもないのでじゅうぶんです
写真中央あたり

そしてこれはもっと驚いたのですが…キツツキもいました。
「カッカッカッカ…」という音も聞こえていて、ツツイてるのがよく分かります。

4. 開拓の名残り:鶴居軌道跡を歩く

帰りに通る鶴居軌道は大正時代以降に整備された輸送路で、トロッコなどが通っていたようです。自然遺産ともいえるような遊歩道が、途中から近代の営みの軌跡となっていくのが何だか不思議です。

鶴井軌道跡
この日一番の難所

何とか1時間ちょっとで帰ってくることができました!
ビジターセンターで飲み物を買ったりトイレに行ったりしつつ、早歩きもしたのでギリギリ1時間強で歩ける...というところでしょうか。

今回の湿原では、荒涼とした景色を堪能することができました。
春、または秋の深まったころに行くとたくさんの種類の花が見られるそうで、その時期に行くのも良さそうです。

この後釧路から屈斜路湖に移動する予定ですが…ちょっと困った事態が発生してしまいます。

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