「そんなに筋トレをして何を目指しているの?」
筋トレをしていると
「そんなに筋トレをして何を目指しているの?」
とういうのもよく聞かれる質問です。
若者であれば
「かっこいい体になってモテたい!」
という答えも多いでしょう。
でも、中高年になってくると
「健康の為」
と、はっきり言い切る事ができます。
綺麗ごとでは無く、本心でそう思うのです。
前回の記事にも書きましたが、
高齢者になると、大した病気を患っていなっくても
「食べたいのに食べれない」「食欲が無くなった」ように普通の食事が出来なくなる人が少なくありません。
また、こんな記事も書きました。↓
「老化とは ”こんなはずじゃなかった” 事がいろいろ起こり始める事」です。
若い頃には、当たり前にできていた事が、当たり前にできなくなってしまうのす。
たとえば、
・膝が痛くて、階段の上り降りが辛い。青信号のうちに横断歩道を渡り切るのが大変。
・肩や腰、節々が痛くて、軽いものでも持ち上げるのがやっと。
一見元気そうに見えるお年寄りでも、こんな人は大勢います。
点滅している青信号を小走りで渡り切るとか、階段をかけあげるとか、ごく普通の当たり前に出来ていた事が次々と出来なくなってしまうのが老化なのです。
高齢者でなくても、中年に差し掛かる頃に「ギックリ腰」を経験する人も少なく無いはず。
私も「ギックリ腰」ではありませんが、筋トレをしくじって腰を痛めた経験があります。ちょうど40歳の頃です。
鋭利な刃物で腰の神経を突き刺すような激痛は、本当に耐え難い痛みです。
寝てるだけでも痛み、くしゃみをするだけも激痛、トイレは痛みに耐えながらはって行く、そんな状態です。
幸い「四十肩」「五十肩」は経験無く「膝」も痛めた経験は無いのですが、中年を過ぎる頃には体のどこかが痛いという事が誰にでも起こってきます。
「筋トレをしていると、筋肉や関節が強化され、体が丈夫になります。」
と、言い切りたいところですが、以前書いたこの記事
こちらにも書きましたが、
「筋トレをしていると、筋肉や関節が強化され、体が丈夫になる」のは事実ですが、無理をしたり、ちょっとした不注意で思わぬ関節や腱を痛める怪我をする事があります。
「まだまだ若い者には負けんぞ!」と張り切り過ぎると間違いなく怪我をします。
それが中高年の筋トレのリスクです。若い頃とは違うのです。それが老化なのです。
なので、「中高年は筋トレなんかしない方がいい」という意見もあります。
しかし、歳をとるに従い筋肉量が減少し 「サルコペニア」「フレイル」が
高齢者の深刻な問題になっているのも確かな現実です。
「筋トレなんかしない方がいい」というような極論に偏るのではなく、
自分の歳を考え、怪我をしないよう中高年の自分に適した方法で筋トレを続ける事が重要なのです。
また、「筋トレ」に限らず、運動習慣を身につける事で、いわゆる「生活習慣病」の予防になるという事は改めて述べるまでもありません。
そして現在世界的パンデミックを引き起こしている「新型コロナウイルス」に対する免疫も筋トレによって強化される、と、私は信じています。
「筋トレやマラソンのような激しい運動をしすぎると免疫力が下がり風邪を引きやすくなる」
という情報もあります。これは科学的にも正しい情報ですが、あくまでも適度を超えた激しい運動直後の話です。
私は35年間筋トレを続けてきて、「筋トレ後、免疫力が落ちて風邪をひいた」という経験は一度もありません。というか、57年間生きてきて風邪やインフルエンザで寝込んだ経験もありません。
なんとなく体が怠くて熱っぽいから体温を計ったら熱が38度あった事は、たぶん人生で3回位ありましたが、一晩寝れば翌朝にはすっかり回復します。
筋トレ後は、「アフターバーン効果」で自分でも自覚できるほど体内が火照っているので体温が高く免疫力が強くなります。
そういえば「新型コロナウイルス」が流行ってきた3月~6月頃は、1日に何度もこまめに体温を計っていました。
平均して36.5度前後なのですが、1~2週間に1度くらいの頻度で、37度前後に上がる事がありました。
でも37度を越えても1~2時間後には36度代に戻りました。
37.5度を越えた事はありませんが、短時間でも瞬間的に37度を超えるのは何だったのでしょう?
これは、まったく根拠の無い私の憶測ですが、
「微量の新型コロナウイルスに暴露したので、自然免疫が戦っていた?!」
と勝手に想像しています。
自宅も事務所も浅草の繁華街に近いので自粛期間中といえど街やお店にはそこそこ人がいました。
ただ、他人との濃厚接触はなかったので、新型コロナウイルスに暴露したとしても微量だったのでしょう。自然免疫であっさり撃退できたと思っています。
そして、微量な新型コロナウイルスの暴露と自然免疫による撃退を繰り返す事で、新型コロナウイルスに対する免疫が強化される(自然免疫の訓練免疫)と私は考えています。
今や人生100年時代といわれていますが、健康寿命も100歳になるわけではありません。現状でも平均寿命より健康寿命は10歳ほど短いのです。
つまり、晩年の10年間は、健康では無く闘病生活を送ったり、要介護状態で晩年を過ごすのが、日本人高齢者の平均的姿なのです。
私は、長生きをしたいわけではありませんが、生きている内は健康で、できればより元気であり続けたいと思っています。
「そんなに筋トレをして何を目指しているの?」という問には「健康の為」「健康寿命を延ばす為」それが私の答えです。
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