不登校中の先生のありがたい対応(9/90)
息子が中学で不登校になった時。
最初は、えっ、なんで?どうして?とその理由を探そうとしました。
当時の息子は、勉強が思い通りにはかどらないこと、先生やクラスメイトの愚痴が多かったと思います。
でも、それはその時に始まったことではなくて、ずっとそんな感じだったので、私も慣れてしまっていてあまり気にしていませんでした。
家庭の中では、特別思い当たることもなかったので、とりあえず学校での様子を聞いてみました。
でも、何もわからなかった。
普段の教室での様子、授業中の様子、クラスメイトとの様子、どれもこれと言って気になる点が見当たらないと言われました。
そりゃそうだろうなぁと思いました。
学校では、頑張って極々普通に過ごしていたから。
その反動で家に帰ってくると、ストレスを爆発させていました。
結局、すぐに理由を探すことはやめました。
と同時に、学校へ行くことにこだわることも少しづつやめました。
今思えば、担当してくれた先生もそれに合わせてくれたことが本当ありがたかったのです。
私が息子を尊重して、無理に学校へ行って欲しいと思うことをやめたと伝えた時に、その先生が言ってくれました。
中学校生活も残り一年切っているし、次の進路を考えるとすごく大事な時期なのかもしれない。でも、これからの長い人生の中で考えてみたら、ほんの少しの期間でもある。
目先の進路のことより、〇〇君が将来大人になった時に、ちゃんと自分の足で立って、生きていけるようになって欲しいと思う。だから、無理に学校へ戻ることを考えたりするより、長い目で考えた方がいいのかもしれない。
もし、将来の進路にについても悩んでいることがあったら、〇〇君に出会い、関わった一人の大人として、人生の先輩として色んなことを教えてあげたい。
学校に来て会うのが嫌なら、外でもいいし。〇〇君好きな食べ物とかなんですか?
この言葉を聞いて、私泣いていました。
よく、学校の対応に不満を持ったり、不信感を抱いてしまうことってあると思う。
でも、なぜか私の場合、ご縁があってお世話になっている先生だと思うと、あまり悪く思いたくないというか。余程のことがない限り、信じて相談したりしていました。
え?と思うことがあっても、先生に対して不満を思う気持ちが、子供の気持ちにも影響があるだろうなと思っていました。これはかなり個人的な私の感覚だけど。
そのせいなのか、ほぼ悪い対応を受けたことがなかったかもしれないです。もちろん、改善して欲しいときは言ってましたけど。
感覚的には、子供のことを先生だけに頼るわけではく、協力してやっていきたいという感じです。
話が少しそれましたが。
息子を担当してくれた先生に対しても、もちろんそんな感じで接していたので、想いが伝わったのかなぁとも思います。
大変な状況ではあったけど、この先生の存在は本当に大きかった。
もちろん、私にとっても息子にとっても。
最後に挨拶した時に、先生はこう言っていました。
私、変わっているんですよ。自分の中学時代の先生が大嫌いで。だから中学の先生になったんです。その辺が他の先生と感覚が違うと思う。
今までのやり方にとらわれず、不登校の子も行事に参加しやすく、工夫してくれていました。息子は一度も参加できなかったけど。
先生、本当にありがとうございました。
今も悩みながら息子は頑張ってますよ。
先生と約束した通り、将来、起業して先生のこと雇ってくれると思います。待っててくださいね。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
ひとりごと
この先生、息子のために受験前に
お守りを買ってきてくれて。
私、全員もらうものなのかぁと思っていたら、
先生が個人的に用意してくれたものでした。
これには、息子も喜んでいました。
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