「この部屋から東京タワーは永遠に見えない」を読んで

この部屋から東京タワーは永遠に見えないという本を読んだ。
元々Twitterで小説を書いていた麻布競馬場という方の短編小説集だ。
いわゆる「タワマン文学」と呼ばれており、東京で暮らす人達の葛藤が描かれている。

総じて、他人と比べて不幸になる人の話だなあと思った。
東京には色んな人がいる。
だからこそ、比較する対象が多く比較内容によって劣等感や嫉妬心を感じたりするのであろう。
主人公は誰かと比べて自分が不幸であることを嘆くが、その誰かも他の誰かと比べて不幸になっているのだなと感じた。

楽しい人生を送るには他人と比べないことのように思うがそれが難しい。
何かに熱中している時は周りのことを気にしている余裕などない。
だからこそ沢山のことに取り組んで今に集中したいと考える。

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