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ボドゲの思い出:マルコポーロ2

2021年1月18日、ボードゲームデザイナーのタシーニさんが差別用語を使用したとのことでボードゲーム「マルコポーロ」シリーズが打ち切りになるというニュースが飛び込んできた。

タシーニさんは私でも聞いたことがある有名なデザイナーさんで、「ツォルキン」や「テケン」など人気のあるボードゲームを多数発表されている。とくにルチアーニさんとのタッグで作成された「マルコポーロ」シリーズは人気が高く、第1作目「マルコポーロの旅路」は2015年ドイツゲーム賞を受賞した名作だそうだ。

このマルコポーロシリーズの第2弾が「マルコポーロ:大いなる帰還 完全日本語版」としてアークライト社から、2020年6月25日発売された。私も購入し楽しく遊んだ思い出があるので、今回の打ち切りの知らせは非常に残念だ。

今回は、このマルコポーロ2を楽しく遊んだ思い出を記録しておきたい。
なお最初に断っておくが、この記事は私が個人的に楽しかった思い出をつらつらと書くだけなので、特に得るものはないと思うのでご容赦を。

【マルコポーロ2購入】

2020年の初夏。ボードゲームで遊び始めたての頃、私はボードゲームの情報を得る方法がまだ良く分からないでいた。過去に発売されたボドゲのレビューはGoogle検索すれば個人のブログを見つけることができるが、新作の情報などはどこを探せばよいのか分からなかった。

そんな中、YouTubeでボードゲームを検索してみるとHAL99という活舌の良いおじさんが、来月発売されるボードゲームや新作ゲームのレビューをしているではないか。これ以外に情報源のない私は夢中でThe Game Gallery Channelの動画を見まくっていた。

そんな2020年6月、いつも楽しみにしている春さんのレビュー動画に「マルコポーロ2」が追加された。

https://www.youtube.com/watch?v=T7_ru4RIYCE

いつものことだが、新しいボードゲームのレビューはワクワクが止まらない。今回のレビューも最高だ。

はっきり言ってマルコポーロシリーズの1作目は良く知らなかったが、その興味深いテーマと名作の続編ということで、私はすぐに購入を決めた。マルコポーロって、あの「東方見聞録」の人でしょ。いいじゃない!

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そして着弾!箱絵のアートワークがとても素敵。雰囲気があって良い。ゲームの内容は第1作目でヨーロッパから中国へ旅した一行が、またヨーロッパへ帰るらしい。システムはダイスプレイスメントで振ったダイスを配置してアクションを行うらしい。

私は箱を開けて検品を始めた。

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内箱にしきりがあって、コンポーネントを分けるインサートになっていた。コンポーネントのしまう場所まで分かるようになっていて非常に気が利いている。これは名作の予感がするぞ!

そして説明書を読んでルールを確認。実はこのときまだマラカイボで失敗する前だったため、テストプレイなどというものはしていなかったが、幸いにも説明書は非常に分かりやすくアクションもイメージしやすかった。

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要はダイスを複数個振って、様々なアクションエリアに置くだけなので一つ一つ丁寧に読んでいけば、特に疑問を感じることもなかった。

さあ、準備は整った。次のボドゲ会が楽しみだ。

【海!キャンプ!ボドゲ!】

実は以前から友人家族と一緒にキャンプをしようという話をしていた。話は盛り上がり、昼間は海で泳いで、夕方にバーベキューをして、夜は近隣のホテルでボードゲームを遊ぶ、なんとも贅沢な計画となった。

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当日は雲一つない快晴だった。海も空いている。この時ばかりは田舎に住んでて良かったと思えた。

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泊まる気もないのにテントを立てた。いいぞ、キャンプはやっぱりテントが必要だな。

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そしてお待ちかねのバーベキュー♪
おなかいっぱい。マシュマロも最高においしかった。

そして夜も更け、子供たちは寝る時間となり大人の時間がやってきた。近隣のホテルへ移動した私たちは戦いの場へと身を投じるのであった。
このとき時計は22時を過ぎていた。

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まず私が取り出したのは「フォールアウト・シェルター:ボードゲーム」。シンプルなワーカープレイスメントでルールも単純。もともとデジタルゲーマーな私たちには馴染みのあるテーマで没入感も良好だ。ヌカコーラ最高!

【そしてマルコポーロ2】

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そして本日のメインゲーム「マルコポーロ2」!このとき、すでに24時…。私は説明書を片手にインストを始めたが、みんな目がトロンとしてきた。

インストは30分ほどで終わり、人物カードの選択。「マルコポーロ2」は想像以上にこの人物カードの影響が大きい。それぞれの特殊能力がぶっとんでいるからだ。ただ、この時の私たちにはどの人物が有利なのか全く分からなかったため、ジャンケンで好きな人物カードを選択した。

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私のキャラクターは、ガントゥルガ・オド。特殊能力は旅行アクションでコストを支払わずに1歩だけ移動できる。

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友人は、アブハ・バス。特殊能力は、依頼を達成するごとにヒスイを1個獲得できる。またヒスイ1個獲得するたびに1勝利点を獲得する。

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友人の息子さんは、麦林&金天。なんと駒が2個になる。

肝心のゲーム内容は・・・、あまり覚えてない(笑)。昼間、海で遊んで、テント張って、バーベキューして、夜中の1時だ。目を開けているのもやっとで覚えてるはずもない。

ただ接戦だったけど、紋章をたくさん獲得できた私が勝った記憶だけはある。特殊能力のおかげでコストもラクダも使わずに移動できたのが大きかったように思う。

終わるや否や、私たちはゲームを片付け、布団に飛び込んだ。皆よっぽど疲れていたのだろう。だが、すごく気持ちの良い疲れだった。私は勝利の余韻に浸りながら布団の中で意識を失った・・・。最高の一日だった。

【後日談】

あれから半年ほど経った。ボードゲームは毎月新作が次々と発売され、どのゲームも1回遊ぶのがやっとだ。「マルコポーロ2」はあれ以来、箱を開けられることもなく今もボドゲ棚の中でひっそりと眠っている。

私はひそかに心配していた。このゲーム、勝利した私は確かに楽しかったのだが、他の2人は楽しめたのだろうか。楽しかったのは私だけだったんじゃないのか?もう二度と「マルコポーロ2」の箱を開けることはないんじゃないだろうか。

先日、月例となった自宅ボドゲ会の終わりに友人の息子さんに何気なく聞いてみた。

私:「これまでやったボドゲの中で何が面白かった?」

息子さん:「うーん、ドミニオンかな・・・」

私:「そうだよね。やっぱりドミニオン楽しいよな~。」

息子さん:「それと、何か旅して歩くやつ。」

私:「マルコポーロ2だ!o(^^)o


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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