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初めての「究極のワンナイト人狼」

今回の満足度:8点(10点満点)

私は正体隠匿やブラフゲームが苦手だ。
嘘をつくのも苦手だし好きじゃない。
こんな自分が人狼ゲームなど出来るわけがない、そんなふうに思っていた。

ところが、ひょんなことから人狼ゲームをすることになったw
話の発端は、いつも豊橋ボードゲーム会でお世話になっているshuさんが、なんでも初心者向けのマーダーミステリーを手に入れたので良かったらと誘ってくれたのだ。

マーダーミステリー・・・

最近マダミスが流行っているとは聞いているし、いつも聴いているポッドキャスト「ほらボド」でもよく取り上げられていて興味がないわけではないが、私には全く無縁なものと聞き流していた。

「よし!マダミスにも挑戦してみるか!」

大きな不安を抱えながらも参加させてもらうことにした。


そして当日。

集まったメンバーは、
・マダミス未経験で口下手な私、
・重ゲーは得意だがマダミスは苦手だというHさん、
・マダミスにトラウマのあるFさん、
・ボドゲもマダミスも初心者のNさん、

という何とも曰く付きの4人だった。
もうこうなると、すべてはshuさん頼みであるw

「よろしくお願いします。」
みんなやや緊張した面持ちで会は始まった。


究極のワンナイト人狼

まずshuさんが取り出したのは、「究極のワンナイト人狼」。

え!?マダミス会じゃないの?

とツッコミたくなるところだが、shuさん曰く、まず嘘をつくことに慣れる方が良いとのこと。
という訳で、まずは人狼ゲームが始まった。

人狼ゲームは有名なゲームなので説明不要だろうが、ある村に潜んでいる人狼をみんなで相談して探り当てて村から追放するゲームだ。通常の人狼では何夜も行うのだが、ワンナイト人狼は一夜しかない。スピーディに楽しめることが特徴だ。

セッティング

今回は皆が初心者ということで、役職は簡単なものだけを選択したらしく、
村人×3
人狼×2
占い師:他のプレイヤーの役職を見ることができる。
盗賊:誰かとカードを入れ替えて、役職を交換する。
皮なめし職人:処刑されれば勝利。
などがあった。

プレイ記

最初の1ゲーム目、2ゲーム目の役職は村人だった。
村人は非常に簡単だ。
なにせ自分は全くの潔白なので人狼を一生懸命探せば良い。

役職チップを置きながら、誰かが言っているかもしれない嘘に騙されないように人狼を当てる。うん、なんとなくだが分かってきた。

そして3ゲーム目。
ついに来た!人狼だ!

BGGより引用、人狼ゲームは写真撮ってたら怪しいのでw

急に心臓がバクバクし始めたのが分かるほど緊張感が高まる!
ヤバい!どうする?
どうすることもできないのだが、頭がパニックになる。

「人狼の方は目を開けて、お互いを確認してください。」

shuさんの落ち着いた声が響く。

そっと目を開けると、なんと隣のNさんも人狼だ!
Nさんも目を丸くして驚いている様子。

どうする?
二人のうちどちらが追放されても人狼側の負けになる。
どうしたらいい?

「では、皆さん目を開けてください。」

ついに村の会議が始まった。
とりあえず最初は黙って様子見・・・。

1ゲーム目、2ゲーム目のセオリーでは、まず占い師が自分の見たカードを皆に伝えて役職を絞っていたのだが、今回は誰も言い出さない。
どうも占い師は誰もいないらしい。

チャンス!これしかない!

そう思った私は恐る恐る口を開いた。

「わ、私は占い師でした・・・。」
口から心臓が飛び出るかと思った。

「そうなんですね。ではどのカードを見ましたか?」
shuさんが問いかける。

「え・・・と、隣のNさんは村人でした・・・。」

2人が助かる方法はこれしかない、と思った。
だがよく考えたら、他のプレイヤーに村人が何人かいたらバレてしまう嘘だ。

ドキドキしながら場の様子を見ていたら、どうも村人はほとんどいないらしく議論が盛り上がっている。

結局、「中央の3枚に人狼が2枚ある平和な村」ということで落ち着いた。そこで指名するのは右隣の人にして、全員勝利を目指す方向になった。

「せーの!」

予定通り、みんなが右隣のプレイヤーを指さし平和な村を宣言。
そして、私はゆっくりと自分の役職タイルをひっくり返して皆に見せた。

「人狼でしたー♪」

なんとも気持ちの良い瞬間だったw

「えー!?」
「やっぱり、なんか怪しかったーw」

あちこちから上がる悲鳴が楽しい。
笑いが止まらなかった。

人狼ゲームって、楽しいんだな(^^♪



そして次はいよいよ本番のマーダーミステリー。

長くなったので、次回へつづく・・・


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