見出し画像

今週の解けないカレーは赤坂です(12月29日~1月4日)


「一番すきなカレー屋さんはどこですか?」
と聞かれたらはちゃめちゃ困る。なんでそんな恐ろしい質問するんだろうと真剣に悩む。

カレーとひとくちに言っても、生姜焼きと焼き魚くらい差があるし、お母さんとお父さんに値段をつけているみたいに感じる。

でも、とりあえず何か答えないといけない~的な優しい気持ちも自分には少しだけあって、そんな場面に直面した時は絶対こう言う。
実際テレビ/取材で、上のような質問が来た時もこう答えた。


「カツカレーなら、赤坂のベイリーフ一択です。」



画像1


赤坂見附から少し歩くと看板がテンと置いてある。


メニューはチキンカレーやらエビフライカレーやらもろもろあるけど、やっぱりいつも頼んでしまうのは牛カツカレー。
しっかり増税してます。安心。よかったです。


画像3

1060円でゼロキロカロリーのサラダがついてくるっす。

画像3

牛カツカレー

いつみても完璧すぎるきれいな円。
赤坂で一番きれいな円であることは間違いない。


画像4

ロゼ色の牛カツがびっしりライスにへばりつく。
ベイリーフさんはカツにカレーをかけず、さくさくを楽しんでほしいという配慮が見られる。

粘度がないサラサラのカレーなので、盛られた瞬間からご飯とカツの衣にしみ込んでいく。写真を撮っている場合ではなくなった。


ベイリーフのヤバめな所は、いつ食べても中身を全く解剖できない点。

ベイリーフのマスターは人生で何を経験してきてこのカレーにたどり着いたんだ、って感じに毎度毎度動揺する。

レモングラスのさわやかな香りでタイカレーを連想するも、基本的なカレーライスらしさもあるし、野菜とか果実とかの酸味がある。

人間の味覚受容体にかっちりハマる、点のように小さい的を突いてくるのでした。

牛カツは特段にランクのいいお肉というわけではなく、それが決して、断じて悪口じゃない。
カレーが一番しみ込みやすいきっちり丁度いい薄さで、ちょうどいい衣の量で、かつ絶妙な柔らかさでちゃんとご飯に乗っかっている。


結局レシピの想像が全くつかないまんま、お金を払って帰ってきた。
何回も来てしまうのはそういうこと。


=====
ベイリーフ
住所:東京都港区赤坂3-20-6 川木ビル 3F(赤坂見附駅より徒歩3分)
営業時間:11:30~14:30 18:00〜23:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?