見出し画像

「マインドフルネスは宗教色を廃した」という説明がされるが、完全には宗教色を廃していない。

巷では「マインドフルネスは宗教色を廃した」と説明されることがあるが、これは正確ではない。ティク・ナット・ハンの広めたマインドフルネスは思いっきり仏教色があるし、ジョン・カバット・ジン博士のMBSRも本人は一言も「宗教色を廃した」とは言ってない。実際、カバット・ジン博士の広めたマインドフルネスは宗教色は極力、廃したが、完全には廃していない。MBSRは仏教の瞑想をベースとしている。マインドフルネスはパーリ語のサティの英訳で、サティは仏教では重要な要素のひとつだ。宗教色は極力、排したものの完全には排していない。結論を言えば、MBSRにも宗教色はある。
じゃあGoogle search inside yourselfのマインドフルネスもパーリ語のサティの英訳で、サティは仏教の重要な要素だから宗教色を完全には排していない。巷で流行っているマインドフルネスは、マインドフルネスを教えている時点で、宗教色を完全には排していない・・・。

だから私は、「マインドフルネスは宗教色を排した」という説明には、納得がいかない・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?