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誰と会ったか、と、誰と合ったか

「だが、情熱はある」というドラマを
最近熱心に見ている。
久しぶりにハマったドラマだ。

南海キャンディーズの山里と
オードリーの若林、この2人のユニット
"たりない2人"を主軸とした物語。
その中でも若林さんの人生観には共感したり、
学んだりさせてもらっている。


その「だが、情熱はある」の第11話。
若林さんのお父さんが肺ガンで入院し、
若林さんは仕事前、仕事後にお見舞いに
行っていた。
ある夜、お父さんはうたた寝から起きると
ソフトクリームが食べたいと言い、
若林さんが買ってきたソフトクリームを
美味しそうに頬張る。
「うまそうより、うめぇなんだよ人生は」
お父さんはそう言った。
たった100円のソフトクリームで幸せを
感じている父を見て、若林さんは
こう思ったらしい。
「あれもいや、これもいや、それはダサい、
恥ずかしいってはすからものを見るのは
勿体無いんじゃないか」

私は結構周りの目を気にする。
"周りはそんなに自分のこと気にしてないよ"
って言葉では最近分かるようになってきた。
でも自意識過剰なせいか、自分の中で
作り上げた仮想のご意見版が見張ってる気が
して、素直にはしゃげない。
結果、斜に構えてしまう。
斜に構えて物事を考えるのは勿体無いんじゃ
ないかとは薄々気付いている。


若林さんのお父さんは他界した。
その2週間後にとてもお世話になっていた
前田健さんが亡くなった。
「会いたい人にもう会えないという絶対的な
事実が会うということの価値を急激に高めた」
「誰と会ったか、と、誰と合ったか」
「もうほとんど人生は合う人に会うってことでいいんじゃないか」

切っちゃいけない縁は、
多少空白な時間があっても、
恥ずかしくても、
繋ぎ直さないといけないなって思う。
基本1人が好きな自分が
仲良くなれた人達だから。
定期的な鬱から抜けて、今のところ3年ぶり
くらいに調子が安定している。
最近は結婚式の二次会などで大学の時の先輩
や後輩に久しぶりに会う機会が増えてきた。
勝手に、もうこの人は僕のことどうでもいい
だろうなと、正直ビビって、諦めていた人
ともあの頃のように話せた。
そしてまたこれからも遊んでくれそうだ。

仲良くなった人、大好きな人には、
自分に素直になって会いに行こう。
とりあえず連絡してみるか。

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