いただいたご縁はいつ,どんな風に返せるんだろうか
週末は京都におりました。
学生時代6年間過ごした京都です。
本当は金・土で東京へ戻る予定でしたが,ふと学生時代のアルバイト先のオーナーに連絡をしてみると夜は空いているとのこと。お宿を予約して日曜日まで滞在することにしました。
学生時代にはアルバイトが終われば夜のおいしいまちに出してくれたオーナー。たくさん食べて飲んで学びました。いつもこのご恩はかならず返しますと誓い,とうとうそれは叶わずに東京にでてきてしまいました。
東京で仕事をしつつも,休暇の時には京都に行く度に,オーナーは学生のころと同じように,おいしいものをたべに連れ出してくれました。
そして今回の京都滞在。
ご飯を食べ終えてお会計。
ふとオーナーは請求書を僕に渡した。渡してくれた。
いつもは払うといっても払わせてくれないオーナーが,今回はごちそうさま,ありがとう,と言ってくれた。
これはこれでとても嬉しかったのです。
それと同時に,ああ学生の時のご恩はこんなことでは全く返せていないなと実感。
もしあの頃のお店にもう一度いって僕が全てのお会計をもったとしても,それは全く同等ではない。足りていない。
このご縁はむしろ返すことができないんじゃないかなとも思うんです。
恩は先に与えるもの。
その先攻を取ったということ自体が事後的には精算できない価値なんだろうなとも思います。
お会計後,食器がいいなあと口に出した言葉を大将が拾ってくださり,
帰り際に器を包んで持たせてくれました。
滋賀の高橋先生の作品。
東京で大切にします。
こういうご恩が積み重なっていく。
感謝とともにあせるぼく。
いつ返していこうか。
会える機会は残りの人生でも数えられるくらいでしょう。
どんなふうに返していこうか。
こつこつ更新します。 こつこつ更新しますので。