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アートオークションに参加して,作品を買った

少し前に日本の作品売買市場が小さいとのnote記事を書きました。

その現在地はどうなっているのかと,
SBIのアートオークションに参加しました。

オークション..ハードル..高い..ですよね..
僕も超びびりながら参加しました。
もう終始手震えてました。

オークションへの参加の流れはこんな感じです。

1. 作品を探す
2. 下見会
3. 入札
4. 落札
5. 支払い
6. 作品引き渡し

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1. 作品を探す
まずは作品を探しましょう。
前提としてオークションはSecondaryとよばれ,中古品市場です。「目垢がついている」と表現することもあります。参加の目的は好きな作品,投資目的などいろいろあるでしょう。今回私が参加した目的は好きな作家さんの好きな作品があったからです。それがこちら。

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須田悦弘さんの雑草という作品です。瀬戸内芸術祭では作品展示がありました。また最近は唐津にある風力発電所の風車の上に作品が展示されたりと注目を集めています。

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2. 下見会
オークションでは下見会があります。落札したい作品が決まったら,作品の状態を確認するために下見会に参加しましょう。オークション開催者は出品作品のカタログを用意してます。オンラインで画像として確認することもできます。

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3. 入札
いよいよオークション開始です。入札の参加方法は4通りあります
・会場で参加
・書面による委託入札
・電話で参加
・ウェブで参加

今回私はウェブで参加しました。
オークションの様子がライブカメラで録画されており,
会場の雰囲気を見ながら入札していく方法です。

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作品には落札予想価格がオークショニア(運営側)から公表されます。市場価格と事前の落札予定者数などからざっくりと書いています。
今回私が落札しようとした作品には,12-18万円の落札予想価格がついていました。この範囲より安く落札できればお値打ちということです。
オークショニアが始まり値を宣言してから入札がオープン。
現在値より高い価格で手をあげていきます。
緊張感の一つがオークショニアの声。オークショニアは会場を盛り上げ上手なんです。例えば98万円などで落札させるような中途半端なことはしません。あと一声100万円〜と煽りまくります。この声と価格帯で,だんだんと金銭感覚が麻痺してきます。

4. 落札
入札を進め一番高い価格を提示した人に購入の権利が与えられます。オークショニアがこれ以上の入札がないと判断すると,ハンマーを叩いて入札が終了します。入札作品,金額,参加者IDを読み上げて次の作品の入札に移ります。一日で300を超える作品が出品されるオークション。落札の熱気を余所目にテンポよく進んでいきます。
下がまさに落札した瞬間。

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5. 支払い
後日オークション会社から郵送で請求書が到着します。落札金額の15% が手数料として上乗せされています。

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6. 作品引き渡し
作品の引き渡しは,
・郵送
・直接引取
が選べます。

私はSBIオークションさんのオフィスを見てみたかったのもあり,直接引取に伺いました。
オフィス..というかもはや倉庫でした。
受付部分にも作品が置かれているような状態。

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アート作品は美術館で見るだけではありません。
実際に手元において,自分の人生に寄り添いながら過ごしていく。
コレクションを作ってみてはいかがでしょうか。

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