存在の確かさと見ることの危うさ 光の館で現代アートに泊まる
天井に穴の空いた館。
それが今回訪れた新潟県十日町にあります。
光の館。
昼間は一般にアート作品として公開されていますが,夜は一棟貸しの宿泊施設になります。
自然光と人工光を調和させ、「陰翳の美」を創り出す。そこに、空の青、壁の金、床の間の赤、浴槽の緑、そして全体を覆う黒い色調が微妙なコントラストを与えている。それは「美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える」日本の文化への、西洋の文化を背景としてきた私なりのアプローチであった。これま