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うた

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2020年3月の記事一覧

2020年2月の短歌

(tumblr等に置いてたものたち)

帰るなりパソコン開く
細々と無為を重ねて保てるこの身
(20200202)

不揃いな秒針たちに急かされて心臓はきっと長持ちしない
(20200206/『零時がきたら日付はかわる』の数首から自分の心臓を連想して)

五七五七七 リズム軽やかで ステップ踏むよに絶望も歌える
(20200207)

2019年の短歌

(tumblrに置いてたものたち)

同じ空の下生きてるので、幸を祈ることなら僕にもできる
(20190113)

そんなもの 些細なことよ、わたしには
あなたがいなくても死にはしない
(20190306)

この夜にあなたが触れた場所全部シャワーで流してなきものにしたい
(20190727)

2018年の短歌

2018年の短歌

(tumblrに置いてたものたち)

彼方へと飛び立つ皆が眩しくて
それでは僕はどこへ行こうか
(20180217/短歌ハッシュ2月号:イラストのイメージもしくは「群」)

その先へ届ける祈り 歌声
闇を拓いて空が広がる
(20180224)

ハローハロー 何光年かかるかわからないけれど
今君に会いに行くよ

何万年経って光が届いても私の欠片を探さないで
(20180303)

君がいた景色を脳

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2017年の短歌

(tumblrに置いてたものたち)

女だと知らしめる如く塗りつける
あかは血の色 唇の色
(20170305)

死のうかと笑った君は駆け出して
僕を置き去り花と紛れる
(20170317/#君・僕・死で文を作ると好みがわかる)

その位置が探しやすくなり気づく
それがきみの選んだ場所だと
(20170405)

その曲にその振付に選ばれたことが教える
「独りではない」
(20170406)

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2016年の短歌

(tumblrに置いてたものたち)

君がため 惜しからざりし命だと、いってしまった
いてほしかった
(20160404)

「君が好き」 言ったそばから はじけてく
聞き返す君も ソーダ水越し
(20160408)

遠くなる君の視線のその先は
追いかけなくても、きっとあの子ね
(20160411)

その腕が抱え込んだは 目に見えぬ
心の翼か 夢の卵か
(20160414)

板の上
色を変え

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