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二拠点生活その1(三重県と山梨県で二拠点生活を始めた理由)

さて、ほとんど「書く」という行為から遠ざかっている私。この秋から、三重県と山梨県の八ヶ岳のふもとでの二拠点生活が始まった。

実際のところ、ずいぶんと前から相方の希望で土地探しをしていたのだが、昨年の秋に最後の機会として訪れた不動産屋から紹介されたのが現在の居住地なのである。決め手は「富士山」が見える事だった。

正直、私にはそれほど移住に対しての願望があったわけではないのだが、これまで随分と厄介をかけた相方の希望なのだから仕方がない。

仕方がないと言ってしまうと相当に怒られるのは明白なのだが、そこはそれとして流れに身を任せるしかない。

当然ながら私には仕事があり、かといって週末だけ山梨で過ごすには距離がありすぎる。なにせ、片道車で4時間かかるのだから流石に厳しいのだ。

私の業務としては裏方なので、PCさえあれば仕事はできるのだけれど、現実はそれほど甘くはない。一応、社内には部下的な人たちもいるし、好き勝手に仕事をこなしているけれどそれなりに反感持つ連中も存在する。

まあ、たかだか50名ほどの組織でも色々なしがらみもあるのである。

組織の中で好き勝手するには、圧倒的に存在感を示すしかないので、言い方は悪いのだけれど「居なくなられたら困る」立場を構築するより手はないのだ。まあ、ずるいっちゃ狡いね。

とにかく、一部だけでも在宅勤務を行う為に時間をかけて業務の改善(自分の都合の良い)を始めた。

うちの会社は面倒なことに拠点が多い。鹿児島、大阪、名古屋、三重に5か所…元々拠点間の連携がとれていなかった。業務もばらばらでお互いに顔を見たことがないスタッフも多い。

そこでバーチャルのオフィスを無理やり立ち上げた。中々定着しなかったが、毎週の全社会議や業務会議を強制的に開催した。

無理やりでも定例になればなんとか定着するものである。もちろん、個人的には裏ミッションがあるわけだ。私が在宅でも問題がないと思わせる為のミッションである。

そもそも、通常時に顔を合わせるのは本社のスタッフだけなのだから、彼らを説得すれば問題はないのだけれど、現実にはそうもゆかない。地道に工作するしかないのである。

私の関わる業務を洗い出し、会社のPCを全て遠隔で管理できるシステムを導入し、銀行関係も全てネットにかえた。ここでも一部は私にしか作業出来ない部分を残す。

文字にすると酷い話だ(笑)

つづく


元経営者、某サイトで大賞→小説出版歴有り。現在、金融関連役員(中小企業)コンサルティングも行う何でも屋。証券外務員一種。基本…ただのオッサン