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売る から 売れる へ

違うではなく、すごくよく。

これはSteve Jobsが語った言葉。
調べると、世に名高い"Think different " キャンペーンを行ったその同じ年。

Not Different? / Think Different?  違う?/違わない?

聞いた人は混乱するかもしれません。しかしこの言葉には一貫した理念が流れています。この言葉には、違うは”目指す”ものではなく、”結果的”に違う(世の中を良くする”目的”の為に)発想を変える必要がある。ということを伝えています。

"I'don't think it's good that we're perceived as different. I think it's important we're perceived as MUCH BETTER. If being different is essential to doing that, then we have to do that, but if we could be much better without being different, that 'd be fine with me. I want be much better! I don't care about being different, but we'll have to be different in some ways to be much better."  -Steve Jobs WWDC,1997-
"違うと思われることを良いことだとは思っていない。すごく良いということが大切だ。もし違うことが大切であればそうするが、違わなくてもすごく良いことが実現できるなら、それで満足。すごくよくなりたい!違うことはどうでもいい。でもある意味違うことになるだろう。すごくよくなる為には。"-世界開発者会議1997-

私たちSTARのデザインポリシーも同じです。
目指すのは、すごくよく/MUCH BETTER。
(”結果的に”まったく普通とは違うと思われるデザインになるかも知れません。)

モノが溢れるこの時代において、売ることは難しい。
発明をしたり、宣伝したり、差別化したりと能動的(push)に売る。というのは情報の非対称性と提供する企業と受益する消費者の関係が企業≫消費者であった時代の方法論でした。
旅行チケット会社HISが展開する「変なホテル」という名前のAIやロボットによる差別化を売りとするホテルチェーンは、「違う」は存在しますが、「良い」が存在しない限りホテルとしてはNGだと思います。

売れるとは?

売れるというのはどういうことでしょうか。
appleに回答があります。売れるとは、理念から始まり、商品、サービス、空間、ロゴにいたるまで、全ての企業活動が一貫していること。そしてそれが消費者に伝わること。消費者が自らが必要とするものを気軽に探すことができるようになる=情報の民主化がインターネットによって実現した時代において、企業は砂漠の中の一つの砂のようなもの。自らの価値や目指す方向をはっきりと示さなければone of then にしかなりえません。そしてそれは、違いを目指すのではなく、社会を、世界をより良くしていくために、必要であれば全く異なる革命的に”発想を変えて”、”すごくよく”を目指すことが必要です。

ブランディングとは?

額縁職人、bespoke tailor でクライアントに似合う、引き立てると繰り返しお話してきたことは、一貫性と同義です。ブランディングとは見せ方などを変えることではなく、企業活動の本質を掴み、それを見える表現として伝えることであり、普通の商品、つまらない絵を見せかけで良く見せるということではありません。素敵だけど、まずいレストランではダメなのです。
ですので、私たちだけでは目的は実現しません。クライアントと一緒に取り組む必要があります。

ですから私たちSTARは、クライアントと”共に”、
”クライアントの課題を「美しさ」で解決し「ありがとう」を創造する。”
ことをミッションとしています。

STAR
URL https://starchitects.info/
FB https://www.facebook.com/star.starchitects/



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