陰口貯金

大学生の金子は金欠で悩まされていた。


金子は一人暮らしをして、親から仕送りをしてもらっているため、生活費には困っていなかった。
彼はお金があればあるだけ使ってしまう人間であるため、ほぼ毎日飲みに出てくだらない噂話やゴシップを聞くのが趣味であった。


あるとき、人の陰口を言う代わりに100円貯金をする
「陰口貯金」をしようと決心する。


翌月、
彼の貯金箱は100円玉でいっぱいになった。
彼は複雑な気分でいっぱいになった。

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