最強の使徒襲来⁉️学校現場でクリリンが生き残るために必要なことは⁉️
ベジータがやってきた地球・・・と同じくらいヤバいのが,
現在の日本の学校現場です😰(♯悟空・・・助けて・・・💦笑)
問題が堆く積まれ過ぎて,何から手をつければ良いのかすら分からないという,危機的な状況です。
働き方改革・・・言葉が浸透してきましたが,実質は言葉だけ。
さらに,今回の記事で言いたいのは世間で叫ばれている⁉️学校の働き方改革で学校現場が目指している(求められている)方向性について,今回は自分自身がここまで教員を続けてきた経験も含めて書いていきます‼️
🟧クリリンが生きづらい学校現場
1️⃣得意な教科がないといけないの?
一番得意な教科は何ですか⁉️・・・
そう尋ねられたら,どう答えますか⁉️
何か一つ胸を張って得意だと言える教科がありますか⁉️
(♯中学校では教科担なので,自分の担当する教科ですよね😌笑)
私は自信を持って「ありません」と答えます。
もう少し噛み砕いて表現すると「時と場合によって年度ごとに変わります」
でしょうか。好き・きらいでいうと実は,どの教科も好きです😁
低・中・高の全ての担任をしてきましたし,理科・音楽の専科をしたこともあります。それだけやったら,どれか一つくらい時な教科があってもいいんじゃない⁉️そう思うかもしれません。
もちろん,どの教科も全く自信がありません・・というわけではないです。
(♯それはそれで,ちょっと別の意味で🙅・・・💦笑)
自信がある教科をあえて挙げるなら,
算数・理科・社会(456年)
体育・国語・図工・家庭科(5年生に限る😆笑)
・・かなぁ・・・そんな感じです😌
15年以上小学校で授業・教材研究をしてきたという自負だってあります。
ですが,職場にいるそれぞれの教科のスペシャリストに勝つ(勝ち負けじゃないけど,わかりやすく表現するためにあえて使ってます)自信はゼロです。ですが,どの教科においても平均かそのちょっと上くらいの授業はできると自分では思ってます🥴
小学校の教師は,ほとんどの教科を担任が担当します。だからこそ,こういう闘い方ができました。あえていうなら自分の強みは「総合力」なのです。
急に専科の先生がいなくなっても,自分である程度なんとかできる。そんな感じです。(♯音楽の先生には敵わないけど,伴奏だってできるぞーー🤫笑)
もちろん,どの教科においてもスペシャリストと同じパフォーマンスを出してくる,いわゆる「サイヤ人」先生はいます。(♯悔しいけど,事実😭)
当然,総合力でもかないません。私のようなクリリンが現場で生き残っていくには,ブルーオーシャンにとにかく時間を費やして勝負するしかありませんでした。一緒に組む先生が国語が得意なら,算数に力を入れる。それも無理なら,理科や社会を選ぶ。あえて家庭科の教材研究で勝負した時もありました。
しかし,ここ数年,それが難しくなってきています。
2️⃣高学年の教科担任制
教材研究をする時間をより効率化して,専門性や質の高い授業を目指し,
近年は小学校でも教科担任制が推進されるようになってきました。
ざっくりいうと
1組担任:国語 2組担任:算数 3組担任:理科 4組担任:社会
という感じです。授業時間数の違いがあるので,実際はこのような分担はできないのですが,まぁイメージとして。
小学校高学年の教科担任制は良いことだと思います。
学級経営はもちろん重要で,学びの土台であることは変わりません。
その上に,専門性や質の高い授業がある・・・素晴らしいと思います。
しかし,実際にこれを実現するとなると,解消しなければならない課題も
たくさんあるということを忘れてはいけません。
当たり前ですが,まずは自分の受け持つ授業の質を高めなければなりません。教材研究の時間を考えると,合理的で効率が良いように見えますが,
実際はどうでしょうか⁉️
学年の先生たちが,ちょうどよく得意な教科がバシッとハマりますか⁉️
そんな美味しい話はありません。
国語や算数が好きで得意だけど,それらの授業をしないで理科をしなければならない・・・これまで自分が積み上げてきた「教材研究」という大切な時間を封印されてしまうわけです💦誰かが苦しんでいるんです。
これって,結構残酷なことだと私は思います。
プロ野球でピッチャーの二段モーションが禁止になった。
卓球でラケットのラバーの規制が変わった。(ですよね⁉️・・確か)
これによって選手生命が大きく左右されたアスリートがたくさんいました。
同じようなことが起きています。
小学校現場での教科担任制の導入はこれはいわゆる「ゲームチェンジ」なのです。働き方改革は先生たちのマインドチェンジが必須になります。
(♯保守的な学校現場だと,ここ結構難しい😔)
3️⃣勤務時間の適正化
勘違いのないように先に立ち位置を確認しておきます。
勤務時間の適正化はきちんと行われるべきだと強く思っています。
勤務時間以降も必要な業務であれば,正しく残業代が支払われるべきです。
その上で,今,現場では何が起きているのかを考えます。
勤務時間の中で,効率的に業務をこなし定時になったら帰る。しつこいですが定時退勤は必要だと思います。心のゆとりがなければ,どんなパフォーマンスも必ず落ちるからです。
働き方改革が叫ばれるようになって(良いことなんだけれど)
効率良くスマートに仕事をこなすこと
定時になったら帰ること
を良しとする流れが,大きくなり過ぎているように感じます。
流れていく方向は,正しいし間違っていない。
ですが,その流れ方が少し荒くない⁉️ということなんです。
若手の頃からクリリンだった私は,はっきり言って勤務時間内だけでは何もできてなかったと思います😭もちろん,できなくても構わない・・・
と割り切ることができれば,そんなことはなかったのかもしれません。
でも,やっぱりいやじゃないですか‼️😎(♯まぁここは個人の問題か・・・)
だとしたら,できることは
「みんなより時間を使って,地道に積み上げる」しかないんです。
そうしないと,自分より経験のある先生たちについていくことなんてできないんです。少なくとも私はそうでした😱
先述した,あえて自信があると言えば・・・で挙げた教科ですが,
実は20代の頃にかなり時間をかけて教材研究をしました。
初任校では研究教科が国語・算数で3年ずつあり,どちらの教科も全体での研究時授業の機会を複数いただき,必死に取り組みました。
今思えば,はっきり言ってブラックだったと思います😎
このように述べていると結局は「根性・努力」という精神論か。
と思われるかもしれません😰
私の若手時代の経験は,間違っていたのかもしれません。
「今だからそう言えるんでしょ‼️😤時代錯誤だよ」
そんな声も聞こえてきそうです😱💦笑
まぁ実際はその通りなんですが,実は今もさすがに毎日毎日遅くまで残業をしているわけではありませんが,基本的に自分の闘い方は変わっていません。人より時間をかけないと,生き残れないクリリンなんです。
「スマートに効率良く」・・・もちろん全力で意識しています。
ある先生が簡単にこなしていることを,自分は時間をかけないとできない。
一定のレベル以上の授業をするには,人より時間をかけて準備しなければならない。
そんなクリリンたちにとって,正しいはずの「勤務時間の適正化」が
なぜか少し息苦しく感じてしまう。そういう一面もあるということも理解した上で,本当に子どもも大人も笑顔でいれる学校現場を求めて,変えていくことが大切なんだと思います。
【教育探究所ピストストーリーズ】
今回の記事も掲載されているマガジン,小学校教諭16年で得た学級経営に関するノウハウや学校教育に関する記事を集めた
「小学校の先生のための学級経営必携」
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