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学級担任のタイプを分類してみた‼️


小学校の学級は担任によって千差万別です。土台や方向性は同じでも,全く同じルールや仕組みで動いているクラスは,99%ありません‼️
つまり全ては担任次第。児童は,卒業まで6種類(転校や担任の交代などがあればそれ以上)の集団に属して学校生活を送ります。
こうなれば,保護者の間で「あの先生は当たり」とか「今年はハズレ」といった噂が囁かれますが。いい気持ちはしませんが,現在の学級担任システムだとそれは避けて通れないものだと思います。(♯見えない聞こえないところで言う分は・・ですけど🥹)

🟧なぜ,わざわざ分類するの⁉️

千差万別だからこそ若手の教師の悩みは絶えません😱もちろん,先輩方は相談に乗ってくれるし,アドバイスもいただけます(♯研修は⁉️もう触れない・・・察してくださいね😝笑)
ですが,先ほどからしつこく千差万別と言っています。「隣の国」みたいなイメージなんですよね💦同じことやっても,差が出るし,子どもたちだって違う。横並びの学年でも「それぞれが独立国家」といった感じ。法律だけ真似たって,国王の影響力が違えばその効力は反転し得るのです。

前置きが長くなりました🥹そこで,星の数ほどある担任のやり方を大きく3つに分けてみました。自分はどのタイプかを知って,周囲の先生を観察すれば,自ずと自分の型の形成がイメージしやすいと考えたからです。この記事を最後まで読めば,自分や身近な先生のタイプを客観的に捉えることで,自身のキャリアを考えるきっかけになると思います。また,自分がどの先生のスキルや思考を真似ればより成長できるのかも,はっきりすると思います。

🟧学級経営は航海に見立てると

ワンピースの映画に乗っかっている訳ではありません😆笑
何かを客観的に捉えて分析する時は,何かに「見立てて考える」ことで具体と抽象を自然に行き来して思考が深まります👍ここでは,学級経営を航海に見立てて深めていきたいと思います。

目の前に広がる広大な海。
担任は40人の子どもたちを連れて,この海を越えていかなければならない😆
担任の役割は子どもたちを「無事」に「島(学級目標)」まで連れて行くことです✨
目的地が変わることや,たどり着けないことはあっても良いですが「全員が無事であること」は絶対に必要条件です。

A.「エンジン船」タイプ

一番分かりやすいタイプかもしれませんね。「〇〇学級号」という船にクラスみんなを乗せて,担任がエンジン付きの船でどんどん進んでいく方法です。最も安全に,距離だけでいえば遠くまで進むことができる方法かもしれません。慣れてきたら「舵取りを,ある程度子どもたちに任せながら進む」ということもできそうです。安全が担保されているからこそ,舵取りを任せられるという考え方ができます。

しかし一方で,海の真ん中で担任がいなくなってしまうと,この船は制御不能となってしまう危険性もあります。また,船上は逃げ場がない閉鎖的な空間であり,船の上に学級王国を築いてしまう可能性も大いにあります。さらに,途中で船を降りることができません。子どもたちは泳ぎ方やここまでどうやって進んできたかを知らないからです。

担任が道を切り開いていくこのタイプの学級経営は,失敗は少ない,もしくは失敗しても子どもの傷が浅く済みます。船の上に居場所が無くなってついてこなくなる子どもがいたり,担任がいなくなったりした場合,学級は崩壊してしまう大きな危険性を孕んでいるということを知っておきましょう。また,自分の力で進むことを学ばずに,子どもたちを1年後に海に投げ出すことにもなりかねません。

B.「みんなでスイミング」タイプ

おいおい泳ぐのかよ‼️と,驚かれるかもしれません💦この「みんなでスイミング」タイプの学級経営は,担任の人柄や人間性で進んでいくイメージなのです。子どもたちに取っては未知の海,頼りになるのは先生。なんだかんだ憎めない担任の近くをみんなで少しずつ進んでいくのです。縛られずに泳いでいるので,子どもたちは自由ですが,最終的には楔(くさび)となっている先生のところに集まり,時には先生が溺れそうのなったら,子どもたちの助けも借りながら一緒に進むのが特徴です。

しかし一方で,この方法では遠くまで進むことが難しいとも言えます。目標まで到達できるかどうかは,先生というより,子どもたち1人ひとりの泳力が占める割合が大きいので,みんなで泳いで進んだけれどすぐそこの浅瀬で1年が終わる・・・なんてこともあり得ると知っておきましょう。そうなると,ある程度泳げる子どもにとっては,物足りない結果になってしまうのです。

C.「ヨット」タイプ

3つ目のヨットタイプはその名の通り‼️数人ずつがヨットに乗って同じ島を目指すイメージです。担任は風や気候条件を把握し,進行方向や移動範囲,帆の向きや大きさをある程度示しながら,子どもたち自身が帆を張って目的地に向かいます。このヨットタイプは,ある程度遠くまで行くことができる上に,子どもたち自身が帆の張り方を考え,学びながら自力で海を進む術を身につけることができます。担任がいなくなっても,自分達で海を進んで行くことが可能ですね。

しかし一方で,この方法は担任が「風や気候など航海に関する知識」をきちんと身につけていることが条件になります。そうでなければ,ヨットは転覆してしまうし,子どもたちがバラバラな方向へ進んでしまいます。聞こえはいいですが,知識やある程度の経験値がないのに「型」だけを真似ると危険であることは,知っておきましょう。

🟧エンディング✨

星の数ほどある学級担任のタイプを3つに分類してみました。
そんな簡単にわけられるわけねーだろ💢・・・もちろん,細かいことを言い出せばキリがありませんが,目的は「完璧に分類すること」ではなく,「自分の学級経営を客観的に振り返って,今後のキャリアのヒントを得ること」です👍

キャリアを積んでいきながら,タイプは変化していくものです。現場の肌感覚で言うと,若手から中堅にかけては「エンジン船型」や「みんなでスイミング型」で,そこから「ヨット型」に移行していくのが自然なキャリアであるように感じます😊一見,ヨット型を磨いて行けば良いのでは⁉️と思ってしまいます。ただし,環境や子どもたちの集団としての成熟度や発達段階次第では「ヨット型」では進めない場合だってあるんです。なので,一概にこの型がいい‼️とは言い切れるものではせん😝

落ち着くところは,やっぱり千差万別。ということでしょうか😱笑
大事なのは,目の前の子どもたちに一番必要なものは何かを,考え続けることみたいですね😆

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