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高校生の頃、同時多発テロが起きた

私が高校生の頃、
同時多発テロ事件が起きました。
アメリカのワールドトレードセンターにハイジャックされた飛行機が突っ込んだのです。

連日ニュースでやっていたため、私もニュースにくぎ付けとなり、当時初めて国際情勢に興味を持ち、テレビニュースをよく見るようになりました。
当時の私は家族も驚くほど国際情勢のことを(テレビや新聞で)見ていました。関心を持っていたのです。

どうしてこんな悲惨な事件が起きたのだろう こんな事件が起きてはだめだ 私はそういった 思いだけで
関心を持っていました。

同時多発テロは
自分には関係のないこと。
他人事です。

しかし、当時の私には
「心」と「余裕」があった。
自分には関係のない社会問題を
気に掛ける心と余裕が。

あの時の私は、人間でした。

やがて、社会人(労働人形)になった私は自分のことで精一杯になり(精一杯どころの話じゃないけど)、心は死に、他人を気にする余裕は完全に消えました。

その後も、リーマンショックや、東日本大震災など「自分には直接関係ないけど大きな出来事」がありましたが、私は無関心でした。

すでに私には、
「心」と「余裕」がなかったからです。



人は他人事であれば無関心。
おりに触れてそう 述べていますが
高校生の私は他人ごとに対して
無関心ではなかったのです。

心と余裕がある状態ならば
無益な他人ごとに、人は関心が持てる。