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第9回 難民てなーに?(前編)

第9回の、サステナはてなのお時間です🙋‍♀️🌎


6月20日は、世界難民の日。
今回は初のゲストを迎えてお送りしました。

ゲストは、みさの友人・ぽにょちゃん。
ぽにょちゃんは今、ヨルダンで難民支援の活動をしています。
難民に関する基礎知識や現場で感じたリアル、支援活動に至った想いをお話いただきました。




ー難民とは、どんな人たちのこと?

簡単にいうと、自国での紛争や人権侵害などから逃れるために違う国へ助けを求める人々のこと。

歩いて逃げる人もいれば、飛行機で逃げる人もいますし、短期ビザを持っている人もいれば、持っていない人もいます。
難民の方の経済状況は、様々なのです。


ー人権侵害とは、具体的にはどんなことを指すの?

国によっては、同性愛・同性婚を認められていないところもあります。刑罰を受けたり、最悪の場合死刑という国もあります。そのため、自国から逃げるという選択をする人もいるのです。

…日本にで暮らしていると、イメージがつきづらいですね。


ー難民問題に興味を持ったきっかけは?

高校生の時にフランスに留学したことが最初のきっかけです。そこで出会ったホストファザーがイスラム教徒の方だったのですが、断食やお祈りといった文化の違いに驚き、アラブ圏・中東地域に興味を持ち始めました。

その後、中東へ留学するために安全状況を調べると、日本から渡航できる国がなんとヨルダンしかなかったのです。そのため、ヨルダンに2ヶ月間留学しました。

その頃のヨルダンは、パレスチナ難民・シリア難民と呼ばれる人たちを受け入れていた頃で、とても混乱していました。

留学中、ヨルダンで難民キャンプに参加したり、家庭訪問をする中で、そこで暮らす難民の方たちのリアルを知りました。
家族を失ったり、家が爆撃されたり…。人々は絶望感に溢れた目をしていたし、子供たちは心に深い傷を負っていました。

その経験から、将来は難民の方たちの力になるような活動がしたいと思うようになりました。


ーヨルダンではどんな活動をしているの?

難民の方々に仕事を生む活動をしています。
逃げた先の国では働く権利がなかったり、あったとしても限られた業種の中から仕事を探すことになります。そんな方々が継続的に収入が得られるよう、サポートをしています。

仕事は収入という目的以外にも、自信を取り戻すことに繋がったり、前向きな気持ちを生むものですからね!

ヨルダンはオリーブの木が有名なので、その木を使って子供向けの食器…ボウル、スプーンなどを作る仕事を生みたいと考えています。
食器を作るためには技術が必要なので、まずはその技術がある人を探して、難民の方々に教えてもらって…将来的には、難民の方々に自立してもらうことを目標にしています。



<まとめ>

難民になった理由は人それぞれ。しかも、難民の方々に罪はありません。
仕事も無い、知らない土地で生きていかなくてはならないなんて、想像するだけで胸が苦しくなります。
もし自分が難民の立場だったら…手を差し伸べてほしいと思うはずですよね。

次回は、そんな難民の方たちのためにら日本にいる私たちにできることを考えていきたいと思います。


次回もお楽しみに!

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