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#1 ご縁を紡ぐ“さすらい食堂”
みなさんこんにちは。
喜びの多いコミュニティ(村)を創る
喜多村さすらい商店です。
第一回は「さすらい食堂」が活動する上で最も重要で大切にしたい“想い”を私の経験を交えながらご紹介します。
早速ですが、まずは皆さんに質問です。
Q.皆さんは旅行先で美味しいものを食べる事は好きですか?
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さらに深堀りした表現で質問すると、
Q.旅先で出逢う“今までに見たことが無い”景色や、“味わったことのない”美味しい食材や料理、素敵な人との出逢いでワクワクしたり感動したことはありませんか?
大半の方がワクワクしたり感動したりしたことがあるんじゃないかな?なんて思ってます。
私は旅が好きで、美味しいモノを食べる事が好きで、しかも新しいことや面白い事を発見したり出逢ったりすること、いわゆる“探究心”や“好奇心”が強めなので割と色んなところに出かけています。
その最たる例が今年(2023年)の夏に訪れたパキスタン。
初訪問のパキスタンは私にとって未知のイスラムの文化圏。これだけでドキドキものですが、日本から乗り継ぎ含めて12時間以上かけて着いた首都イスラマバードから更に20数時間かけて舗装されていないガタガタ道をバスで走り続けてようやく辿り着いたヒマラヤ山脈の中腹に位置しているフンザ地方を訪れた時の感動は最高でした。
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この“感動する(出来る)心”はほとんどのヒトが根本的(潜在的)に持っているものなんじゃないかな、なんて思ってます。
その“感動する心”を言い換えると“好奇心”かな。
このパキスタンのフンザツアーは東京のスパイショップが企画した現地の文化や食を楽しむツアーだったので、自らご縁を紡いでいく事なく、オーガニックのアプリコット農家さんを訪れたり、現地の民家で家庭料理を楽しんだり、現地の生活を体感できました。今回は未知の国だったのでツアーに参加しましたが、国内外問わず現地の文化を知れるというのが旅の醍醐味ですね。
私は、基本的に現地でつながるご縁や仕入れた情報で現地を楽しむスタイルで旅してます。偶然の出逢いが好奇心を更に刺激してくれます。
このパキスタンの旅路で、改めて感じた旅においても人生においても大切なことは「人とのご縁」。どんなに人が少なくても、交通網が発達してなくても、農作物(食料)が豊富にあるわけじゃなくても、そこに暮らす方々との出逢いや心豊かになる交流でその場所が人生でかけがえのない場所になると実感。彼ら、彼女らの豊かな心に触れ、迎え入れられることでまた訪れたいと強く願う場所になりました。
そんな経験ができたのが今年の夏のパキスタン・フンザツアーでした。
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各地でお迎えしてくれるとっても素敵な方々とのご縁
私は20代でちょっとだけバックパッカーをしたり、国内を自転車で周遊したりしていた経験から、旅先でいかに素敵な方と出逢うかがその旅の満足度を大きく左右するという原体験があります。
去年(2022年)から始めた国内周遊も同じで、北は北海道の利尻島のうみねこゲストハウスのオーナーご家族や南は鹿児島のイルカゲストハウスのおかみさん、西は長崎県小値賀町(おぢかちょう)の二次離島「納島(のうしま)」のNOUSHIMA HOUSEのしょうちゃんなどなど、挙げればキリがないくらい全国各地の素敵な方々とご縁をもらってます。
利尻富士登山を目的に訪れた利尻には有名な昆布はもちろん、季節によっては鮭が遡上してきたり新鮮なウニ(バフンウニ・ムラサキウニ)が獲れたりと最高の食材の宝庫!
利尻富士登山後の宿をとっていなかった私は、たまたま下山が同じタイミングになった方と色々話してたときにオススメ頂いたのがこちらのうみねこゲストハウス。下山途中の中腹でしたが早速電話。快く受け入れてくださった電話の印象から、滞在中の交流も最高でしたね。リンクのInstagramにも度々掲載されてますが、目の前の港から旅立つ宿泊客を大きな旗を振ってお見送りするのもまた人との縁を素敵な想い出にしてくれます。
私が訪れたのは9月上旬だったので、もう数日早ければウニの2色丼を楽しめたのに!とか、もう少し遅ければ鮭が港湾に入ってきて釣りできるよ!とか。ちょうど端境期に来てしまった。なんて残念な、、、笑。 次行くときは食材のシーズンを考えて向かいたい!笑
しかも、こちらのご主人は冬の雪深い山中を楽しめる玄人向けのアクティビティのガイドをされているそうで。そういった知らない世界を聞けるのも旅先で出逢ったご縁ならでは。最高です。
鹿児島は桜島や霧島ほか様々な自然の恩恵を受けて育まれる美味しい食材の宝庫。豚や鶏、カツオ、さつまいも、お茶、など挙げればキリがない。ただ、それよりも何よりもおかみさんのホスピタリティが半端ない。ここを訪れたら鹿児島のすべてが知れるんじゃないか?!というくらいの圧倒的な情報を惜しみなく紹介してくれます。朗らかな笑顔で人を惹きつけているその人柄やパワーは国境を越えているようです。
釣り人のメッカである五島列島の小値賀町も最高の食材が並びます。この町のメインとなる小値賀島から小さな町営船で所要時間10分ほどのところに位置する納島は0.65k㎡しかない小さな島で、島民が20人弱。東シナ海に沈むサンセットは都会の喧騒から距離をとりたい私にとって格別な時間を提供してくました。こんな小さな二次離島で活躍するのが NOUSHIMA HOUSEのしょうちゃん。最も若い島民が50歳という小さな小さな島で活躍する地域おこし協力隊の彼女の愛され力が半端ないです。言わずもがな老若男女問わず惹きつける素敵な人たらしです。この地にたどり着くためには、都市圏からはけっこうな(相当な)時間がかかりますが、その所要時間や道中の疲れや労力を惜しまず是非一度は訪れて欲しい場所、そして素敵な人です。
ここでは割愛しますが、現地の食文化に触れる貴重な体験も出来ました♪
現地を訪れないと経験できない事は沢山!
上記の方々のほかにもまだまだ紹介したい素敵な方が全国にはたくさん!!そんな方々のもとへ自分が逢いに行くだけではなく、もっと多くの方々に訪れて頂き逢って欲しい。素敵なご縁を紡いで欲しい。楽しい時間を共有して欲しい。そんな想いを込めたプロジェクトが「さすらい食堂」です。
まずは美味しい料理を作れる旅するシェフに特化し、彼ら彼女らが全国の提携キッチンを回遊しながら、訪れた地域の旬の食材をフードハンティング。
その食材を使ったシェフの料理を通じて、そのシェフなりの交流(おもてなし)を楽しむ。一般的な旅行であれば訪れた場所で“おもてなしを受ける”けれども、さすらい食堂ではあえて“おもてなす”。能動的に交流を仕掛ける。だからこそ生まれる交流の可能性は∞。
同じ場所を訪れるにしても、タイミングが違えば会える人が違うし獲れる魚も違う。季節が違えば採れる野菜も違う。その時々で旬の食材を楽しむ。
旬の食材はなぜ美味しいのか?色んな地域の同じ食材を食べ比べしてここの食材が美味しいのは何で?と比較するのもまた一つの醍醐味。
そんなシェフの好奇心や探究心を刺激する、かつ現地の人をもワクワクさせる。そんなきっかけをさすらい食堂は提供したいと思っています。
そんな「食」を通じたご縁を紡いでいく旅のスタイルを少しづつ、少しづつ広めていきたい。将来的には「旅するシェフ」が日本国内に留まらず世界中を駆け回り、訪れた地域の食材をフードハンティングし、美味しい食材みつけた~!!と情報発信していくことで、その地域の魅力がシェフを通じて、シェフの食を通じて発信する事ができる環境を整える事を目指しています。
その中で重要視しているのが繰り返し言っている「ご縁」であり「交流」。“稼ぎたい”欲求が強かったり、“自己主張”“自己顕示欲”が激しく自己実現しか興味が無い交流を重要視しない方は申し訳ないですが方向性が違うかなと。
地方を訪れる際には現地で生活されている方や生産者へのリスペクトや配慮を持ちつつ、新しい事への興味・関心・好奇心を持ち、かつコミュニケーションが得意だったり好きだったりする方が仲間になってくれる事を心待ちにしています。
というような想いをベースにさすらい食堂は仲間を増やしていきたいと思っています。長くなったので、初回はこの辺で。ご覧いただきありがとうございました!
次回は社名の由来やMission,Vision,Valueについてご紹介します!お楽しみに!
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