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ベンチャー企業における採用は「矛盾との戦い」かもしれない

”矛盾”とは「万物を貫く槍」と、「絶対に壊れない盾」を標榜して売り歩く武器商人に「ではその2つを戦わせたらどうなる?」と聞いて困らせたという古代中国の話からくる言葉で、一時期流行った論破系のパイオニアであるとも言える。(うろ覚えなんで間違っていたら失礼)

・・・まあ今回はそんな昔話とか論破の話がしたいわけではなく、私ことタロキチが採用担当として昼夜を問わず(比喩表現だよ。ブラック企業ってことじゃないよ。)魅力を発信しているベンチャー企業:Sasuke Financial Lab 株式会社の採用活動が一定の矛盾をはらんでいる気がしたので、気づきのメモ&同じようにベンチャー企業の採用をしている方と意見交換するきっかけにでもなればと思って記事を書いてみようと思う。

最強の矛と最強の盾の戦い



ベンチャー企業の採用がはらむ矛盾とは?

ひとことで言えば「既存の転職市場にいないような人材を、大量に、少数の社員の頑張りで獲得しに行かねばならない」のかもしれない・・・
 ・大量採用を少人数で???
 ・新規の市場開拓を少人数で???
というところに論理の欠陥や矛盾といった要素がありそうと考えました。

背景にある採用環境

弊社Sasuke Financial Lab 株式会社も所属する「IT系業種」の有効求人倍率が5倍を超える(※)ような昨今。有名な転職エージェントやスカウト、メディアなどに登録している方は多くの求人が紹介され、複数の内定を獲得します。
100求人の中から20社くらい面談・面接し、5社くらい内定を獲得するイメージですね。その中で1社に選ばれるのは至難の業であることは想像に難くないでしょう。
※参考:パーソルキャリア転職求人倍率レポート

ベンチャー企業は少人数ですが、成長のために数多くの人材を必要としています。そしてそれぞれの企業が独自の尖った魅力を持っているのですが、大企業と比較されたときに多くの点で不足が見えてくることは間違いなく、上記のような転職市場で戦った場合の応募→入社確率は非常に低いと推測されます。

ではベンチャー企業はどうする?

そうなると解決手段は3パターンかなと思います。
1.採用プロセスを工夫して応募→入社率を高める
2.既存市場で大量のお金をかけて応募を獲得する
3.ライバルが少ない未開拓の転職市場で戦う

ほとんどのベンチャー企業にとって2を選択することは難しいでしょう。単純に採用に過剰投資する判断はできない場合が多いし、できたとしても増やした応募を捌くために面接による現場の業務時間圧迫、採用担当の追加雇用コストなどが必要になり、経営に対する負の影響も大きくなります。

なので必然的に1&3の併用という形が多くなると思うのですが、ここで問題になるのは「3:ライバルが少ない未開拓の転職市場で戦う」なんですよね。
リファラル(知人紹介)やSNSなどに代表されるような比較的個人の繋がりに近い採用になるんですが、これをやるにはベンチャーは社員数が少ないせいで個人の繋がりの数も比較的少ないんですよ。

つながりのイメージ


ベンチャー企業の採用プロジェクト

よって最低限、採用を回すために下記のような頑張りを続けることが必要になり、採用担当はこのプロジェクトのPMやディレクターということになるんでしょう。

①会社の魅力は引き続き強化し続ける
 └事業成長性
 └プロダクトの特異性
 └タレント社員の育成(人の魅力)
 └人事制度の整備 など

→候補者へ伝えられる魅力情報の追加&防げる離職が起こりづらい従業員満足度の担保

その上で
②社員全員のつながり(※)を駆使して候補者を集める
③部門社員から面接でリアルかつ強力な魅力を伝える
※知人紹介だけでなく、イベントやコミュニティーへの参加などを含む

・・・現在の転職市場で多くの企業を支援している株式会社HERP様が”スクラム採用”という言葉で「採用担当だけでなく社員全員で採用する必要性」を説いている理由が分かってきました。
マーケットのことを私よりたくさん知っている彼ら採用プロフェッショナルに意見を伺うことの重要性も見えてきて、この記事書いてよかったなと今まさに実感しています(笑)

みんなで採用だ!


ベンチャーの採用はRPGゲームっぽいイメージで捉えられる?

RPGゲームは最初は弱い主人公が徐々にレベルを上げることで、倒せる敵や仲間にできるメンバーのレベルを上げていき、最後には魔王的な存在を倒して宝を得るものです。
ベンチャー企業が事業成長し、採用し、固定観念を打ち破ってイノベーションを起こすのと多少類似点がありますよね?私はあると思います。

Aさんが加入してくれたから新機能開発ができ、新機能に興味を持ったBさんが採用できる。そんな好循環を起こしていくために、まずは目の前の一人ひとりの候補者さんにSasuke Financial Lab 株式会社の魅力を伝え、マッチングを頑張ってつくっていきたいと考えています。

その他、採用における飛び道具的なものも実は準備していますが、機能するかも分からないのでこれの紹介は成功した未来で行いたいと思います。


積極的に採用しています!

Sasuke Financial Lab 株式会社はさらなる事業成長に向けて大規模な採用活動を行っております。
・ITエンジニア(リード、フロントエンド、バックエンド、インフラ)
・webデザイナー
・企画、マーケティング
・営業(保険、広告、システム)

少しでも興味がおありでしたら下記URLよりご応募ください。




//// 書いた人:タロキチ プロフィール ////

新卒でSIerに就職するも10ヶ月で退職し、約2年ニート。
その後NPO法人での編集長、人材系企業での採用ディレクター/コンサルを経て2021年よりSasuke Financial Lab 株式会社で人事/採用。
色々なところで活躍できるとも、人生の軸がブレているとも評価できる。

<リンク情報>

Sasuke Financial Lab 株式会社

HP:https://sasukefinlab.com/

採用HP:https://sasukefinlab.com/recruit/

自社プロダクト「コのほけん!」:https://konohoken.com/

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