「変わらなきゃ」を卒業し、「愛されているわたし」に気づく、3つのワーク:前編

①コンプレックスビジネスと「変わらなきゃ」

あなたは「変わらなきゃ」と思っていませんか?

いきなりの質問でスミマセンが、さらに質問。
あなたは「コンプレックスビジネス」を知っていますか?

ざっくりいえば「今のままじゃヤバイ!」と思わせることによって、
爆発的に商品・サービスを売るビジネスです。

この手法が使われる典型例は、ダイエット、モテ、SNS活用法、などなど・・

インスタやTwitter上で、
「○○コンサル」と呼ばれてるものはだいたいコレ、といえます。


「なんとかコンサル」につきものなのが、自信満々な著者の姿。

『このメソッドで、わたしはこんなにキレイになりました!』
『この方法で、わたしはこんなに愛されるようになりました!』

素敵なメッセージに聞こえます。
しかしその裏には、

『以前の私はこんなにひどいものでした』
『この方法に出会わなければ大変でした』

みたいな含みが、少なからずあります。

このようにして、
不安をあおって稼ぐのが「コンプレックスビジネス」。

そして、そういったメッセージに触れる中で・・

あなたは「自己肯定感」を持てずにいませんか?

そしてあなたは、「変わらなきゃ」と思っていませんか?


②「自己肯定感」と「変わらなきゃ」のループ

「自己肯定感」が大事らしい、というのはあなたも聞いたことがあるはず。

『自己肯定感があると、自信にあふれて見えるらしい』
『自己肯定感があると、素敵な人が引き寄せられるらしい』

そして、そんなステキな自己肯定感をゲットするために、
「変わらなきゃ」と思うのは、なんとなくいい風に聞こえます。

『あと6キロ痩せたら自分が好きになれる!』
『もっとモテるようになったら自分に自信が持てる!』

こうやって頑張る人は、自己肯定感をゲットするため、
「意識が高く」「努力していて」「向上心がある」

・・本当にそうでしょうか?

「変わらなきゃ」という言葉の裏には、
さっき触れたように「今のままじゃヤバイ」があります。

つまり「変わらなきゃ」は「自己肯定感」の真逆で、自己否定。

「変わらなきゃ」と思えば思うほど、自己肯定感は遠ざかり、
実際に変わることができたとしても、
きっとまた次の「変わらなきゃ」が出てきます。

仮にすべての「変わらなきゃ」を達成(無理と断言しますが)しても、
過去の自分を否定していることは変わりません。

きっと、過去の自分を振り返り、
「人生を無駄にしてしまった」と思うのではないでしょうか。


整理しておきましょう。
自己肯定感は、「自分を変える」ことでは絶対に達成できません

それがどれくらい達成できないことなのか、
僕自身の体験からお話しします。

③たすくの体験談

今だからこそ胸を張っていえるのですが、
僕はとにかく愛されて育ちました。

4人兄弟の3番目に生まれた僕はとても甘え上手で、
その甲斐あってか、人を喜ばせることが得意ないわゆるモテる子でした。

残念ながら通っていた小学校は学級崩壊していたので、
両親は僕を学校には通わせず、家庭教育をさせてくれました。

当時の僕は料理とガーデニングが好きだったので、
好きな活動を好きなだけさせてもらいつつ、

得意な英語をバリバリ勉強し、
受験生のころにはTOEIC860点、
国立大学に現役合格、などなど、

愛されることを知り、才能を十分に育て、エリートコース(といえなくもない)人生を歩んできた僕ですが、

僕自身の考えはその真逆でした

4人兄弟というのはどうしても比較が発生するので、

「自分は兄より能力が低い」
「自分は姉より人と関わるのが下手」
「自分は妹より愛されていない」

無意識のうちにそう感じていたのだと思います。

子どもゴコロから、たくさんの努力はしてきました。
サッカーを練習してみたり(好きじゃなかった)、
楽器を弾いてみたり(兄へのコンプレックス)、
コミュ力の本を読んだり(心は変わらなかった)。

中でも、「愛されていない」という思い込みは強烈で、

付き合った人との関係はいつも、
「全然自分を大切にしてくれない」という僕の思いから破綻していました。

「愛されていない」という思い込みは、両親に対しての恨みになり、
母親とは絶縁状態、

自分は誰にも愛されないからと、
ビジネスライクなWin-Win関係しか築くことができず、

挙句の果てには、
デートしていた相手の方から「好き」と言ってくれたのに、
信じられずに無視しちゃう、みたいな。

思い返すとほんとに「なにやってんだー!」って思うんですが、
それが僕でした。

偉そうな言い方ですが、
比較でいえば、僕は人よりできることは多かったはずですし、
してきた努力や実った努力も多かったはずです。

それでも、自己肯定感は得られませんでした。


そんな僕が自己肯定感を取り戻すために使ったのが、
この後説明する3つのツールなのですが、

その説明をする前に、自己肯定感を得るというのがどういうことで、
それが人生にどんな影響を与えたのか、もう少しお話しします。


④自己肯定感を得るとどうなるか

このパートは、このNoteのキモになります。
もしあなたが、「私にはそんなもの必要ない」と思うのであれば、
続きを読む価値はないでしょう。

ですから、
今の自分は、自己肯定感を持っているんだろうか、
もしそうでないなら、自分はこんな生き方をしたいだろうか、
(自分の理想の生き方を選ぶ、というのは今後もカギになります)
そう考えながら、しっかりと読んでみてください。

なお、このパートは僕の経験から語っていますが、
僕が調べた範囲では同様のことは複数の人に起こっているようです。

1.自分の本来の姿になる

本来の姿と言われても、あなたはたぶん、
僕がどんな人かを知らないので少し説明します。

22歳のころ、
男として幸せにしてあげたい、と思っていた彼女に振られてから、
僕は女として生きようとしました。

自分は女の人に愛されないし、
男として女の人を幸せにもできないと思ったからです。

それから僕は髪を伸ばし、メイクを覚え、スカートを履くようになり、
「かっこいい」とか「男らしい」というものを拒絶するようになりました。

人の心に入るのも怖ければ入られるのも怖い。
だから、本当は人の心に触れる仕事がしたいのに、
ただメリット(仕事とお金)を提供するだけの働き方を選んでいました。


自己肯定感を持てるようになった今の自分は、
男として生きる意味や幸せを追求したいと思っているし、
100人中90人(そしてたった一人の人)に愛されると思っているし、
人の人生を変える、心の深い部分に触れる仕事ができると思っています。

でもこれは、僕がこどもの頃からずっと願っていたことでした。
こどもの頃から僕は人を喜ばせるのが好きで、女の人が好きで、人の深い部分と関わるのが好きでした。

だから、最近出会った人には「変わった」とよく言われるのですが、
僕は「変わった」とは全く思っていません。

むしろ、本当の自分の姿に戻った。
ありのままの自分になった。

それが起こったことなのだと思っています。

2.人生全てが活きる

3つのワークを繰り返し、
毎日自分の本来の姿を取り戻していたのは僕が29歳の頃なのですが、

あるときふと、「あ、29歳になった」という感覚を持ちました。

というのは、
それまで否定していた過去や、忘れていたことを大量に思い出し、
29年分の自分の人生を、ちゃんと体験しなおし、
それが今の自分に活きている実感を得たからです。

4人兄弟に生まれたこと、
音楽がたくさんある家庭だったこと、
料理が好きだったこと、

なんなら、
女として生きようとしていた時期のことも!
(今でもメイクはしますしたまにスカートも履きます。ただ、一番今でも活きているのは、ヒールを履く女性の歩くペースを知ってることです)

少し言葉を変えると、
自己肯定感を得ることは、過去の人生全てから学びなおすことだと思います。

もしあなたが30年生きているなら、
今から1年間努力する以上の学びが、
自己肯定感を通して得られるわけです。
お得ですね。

3.愛されている自分に気づく

信じられるでしょうか。あなたは愛されているんです!

「あなたはよい家庭に生まれたから」
「私の環境はあなたとは違う」

そう思いますか?
もしそう思うなら、あなたがもっと信じられないことをいいます。

人にとって「愛する」とか「愛される」っていうことは、
本来すごく自然なことなんです!

これがなぜなのかは説明するのはとても難しいです。
なので、それは別の記事にとっておくとして、ここで大切な問いをします。

 あなたが信じたい生き方はなんですか?

愛されるのが難しい人生、愛がどこにもない人生、
それがあなたの望みでしょうか?

愛について科学的に説明を試みることはできます。
でも、科学的に説明がつけば信じるのですか?

あなたが好きな香りは、味は、色は、
科学に証明されなくても好きなのではないでしょうか?

あなたは、好きなものや好きな生き方を、
ただ好きだからというだけで追い求めていいのです。

あ、もしかしたらそれこそが、人の本質が愛である証拠かもしれませんね。

4.すべてが解決というわけではない

少しスピリチュアルな話に寄ってしまったので、リアルな話もします。

ツールの使い方を覚えるとわかるのですが、
自己肯定感を妨げている原因は、大体の場合複数あります。

ですので、よくあることとして、
原因の一つを解決すると、また別の原因が現れます。

一つ上のステージに上がったと思うと、
また別の課題が出てきます。

この作業は相当に繰り返されるので、
「自己肯定感さえ持てれば万事オッケー」を期待されていた方は、
少しがっかりするかもしれません。

しかし、それでも自己肯定感が多くの問題を解決することは間違いないですし、
究極的にはすべての問題を解決できる、と僕は信じています。

その理由については、別記事を書いてみようと思いますが、
結論だけいうと、以下のすべては自己肯定感の結果として起こり得ます。

・パートナーができる
・収入が上がる
・能力、スキルがあがる
・病気が治る

まるで自己啓発セミナーのメリットを寄せ集めたようだな・・
と思った方、間違っていません。
なぜなら、自己肯定感はすべての成長の土台だからです。

詳しくは執筆中の『自己肯定感こそが一番の自己啓発である理由』をお楽しみにお待ちください。


そして・・長くなってしまったので、このNoteもここで前編終了とさせていただきます。

後編では、
・3つのワークはどう働く
・3つのワーク①心の救急セット
・3つのワーク②心のウソ発見器
・3つのワーク③心の映画館
・3つのワークで人生を変える
みたいな感じで記事を書いていく予定です。

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笹岡たすく

後編⇒「変わらなきゃ」を卒業し、「愛されているわたし」に気づく、3つのワーク:後編

「愛の魔法使い」の自己紹介

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