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無敵感の喪失は日常を愛おしく変える

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

突然ではありますが、私先日、人生初の胃カメラとエコーを体験しました。
結果的に大事には至らなかったのですが、「早めに病院に行く」という選択をして良かったなと心底思う出来事になりました。

今回は先日のこの出来事から感じたことをまとめてみました。

その腹痛は突然に

僕は元々趣味で美味しいお店探しと書くほど、普段から隠れ家的な美味しいお店を探すのが好きで、コロナ禍になる前は結構飲みに行く機会も多かった方でした。
それもあってか、健康診断では経過観察的な数値もあったので、昨年コロナ禍になったタイミングもあり、外飲みを控えるようにしていたんですよね。
それまでは週に数回お酒を飲んでいたのも、週1回週末に晩酌する程度で量も少なくなっていました。

自分的には落ち着いたもんだなと思っていたグルメ欲。
そんな中、今年に入ってから二度の違和感がありました。
焼肉飲みをした後と濃いめのラーメンを食べた後にこれまであまり体験したことのない腹痛に見舞われたのです。
お腹の右側上部がピンポイントで痛く、市販の薬を飲んでも治らず、1、2時間横になって安静にしていて落ち着いてくるというものでした。

そこまで暴飲暴食でもなかったし、今まで全然大丈夫だっただけにちょっと怖いなと思い、病院に行くことに。

人生初のエコー・胃カメラ

病院で症状を伝えると、

「あー、多分胆嚢(たんのう)じゃないかな」

「胆嚢?」

正直、あまり役割を知らなかった臓器だったのでびっくりしました。

胆のうとは
胆嚢(たんのう)と書きます。肝臓(かんぞう)で作られた胆汁(たんじゅう)を溜(た)めておくはたらきをしています。胆のうは、肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にあり、西洋梨(なし)のような形をしています。 長さは10cm、幅は4cm程度で、50〜60mlの胆汁を貯えることができます。

痛いところがまさに胆嚢がある位置であること、脂っこいものを食べた後という共通点から恐らく胆嚢に何かあるとのことでした。

「見落としがあったら怖いでしょうから胃も含めて全体的に診ましょうか。胃カメラとエコーだね。やったことあります?」

胃カメラ!!
今まで人生で一度もやったことがなかったアレがついに自分にも…と思いました。とにかく苦しそうなイメージ。

「鼻から入れるのと、喉から入れるのがあるけど、どうします?寝ている間に終わるように麻酔入れることもできるし」

そりゃ寝ますよ!
ということで後日、点滴による静脈麻酔で胃カメラに臨むことにしました。

検査当日。
朝から食事を抜いて病院へ。

まずはエコー(胆嚢などを診る)から。お腹まわりを中心にエコーの機械でぐりぐりされながら呼吸を止めたりする検査だったのですが。

「数分で終わると思いますのでー」と検査技師さん。

「吸ってー、はい止めて」「はいまた吸ってー」…

「はい横向いてくださーい」「戻ってくださーい」

…全然終わらない。

「あれ?絶対あるのになぁ…」「はい、もう一度吸ってー」

(え?!ある?何が??)

そのうち一旦カーテンを開けて出ていく技師さん。
先輩らしき人と小声で話している。
「・・・・と思うんですけど見えなくて・・いや、ありますって・・」

そのうち、カーテンが開き、ベテランぽい技師の方が入ってきた。
「ちょっともう一回やりますねー。はい吸ってー、止めて」

そこから数回繰り返し、やっとエコーが終わった。
「はい終わりましたよー、次は胃カメラですねー」

(もう絶対なんかあるやん…)

ものすごくテンションが下がった状態で胃カメラへ。

診察室前の控室のようなところに通され、点滴を入れる針を腕につけ、手術室のような部屋へ。台の上で仰向けになると、口にマウスピースなどをつけ、看護師さんより説明が。

「少しずつ点滴で薬入っていきますので眠くなると思います。100人いたら95人の方は、あ終わったの?という感じになのでだいじ・・zz」


次の瞬間。


(お、おえっ!なんだ喉に異物が)

「あー、起きちゃいましたー?大丈夫ですよー、すぐ終わりますから」

(く、苦しいし、えづくし気持ちわる・・・zzz)


「はい、終わりましたよー」

いや、途中で起きたやん!5/100だったやん!!

そこから安静室に通されて少し寝ることに。

「そろそろ起きてください。先生が検査結果をお伝えします」

(あれ… 確か めっちゃ苦しくて… あれ?)

しばらくして起きると、不思議なことに、ほとんど忘れていた。
麻酔の作用らしい。

気になる結果は

診察室に通されてお医者さんより検査結果の共有。

結論、胃はキレイでほとんど異常無し。
その他の臓器も大きな問題はない。
胆嚢を除いては、ということだった。

「胆嚢の中に泥が浮いていますね。いやこれ早く来てくれて良かったよ」

コレステロールが固まり胆石になる前の状態を泥や砂と言うそうで、これを放っておくと石になり、出口に詰まって激痛を起こしたり場合によっては敗血症や胆嚢壁が壊死する事態にもなり得るとのことでした。

とりあえず大事には至らなかったわけですが、お医者さんから言われたのは
●投薬で泥を溶かし、流す治療を半年間やりましょう
●その間、脂っぽい食事は意識して控えめに
●あと、痩せましょう

の3点。

「これもし半年後に改善していない、もっと悪化するようなことがあったらどうなるんですか?」

気になっていたことを聞いてみた。

「胆嚢取っちゃう手術しますかぁ。大丈夫、取っても死なない臓器だから」

笑顔で言われた。

「いや、まずは薬飲みます、意識します、頑張って痩せます…」

無敵感の喪失で日常が丁寧になった

これまで尿管結石に一度なった以外は大きな怪我も大病もなく健康で過ごしてきた僕にとって、今回の内臓系疾患は本当に衝撃でした。
具体的にタイムリミットというか「ああ、無茶したら死ぬんだ」って本当に理解させてくれた出来事になりました。

思えば10代・20代あたりの頃は本当に無敵感というか、強く正常性バイアスがかかっていて根拠なく「自分は健康だし元気」みたいな思い込みをしていたなぁと。実際そんなこと全然ないんだけどね。

でも、今回の出来事がきっかけで、この日を境にいろいろ日常の過ごし方が変わりました。

・22時半寝・朝5時半起きでインプット加速
・カロリー計算を毎食アプリで管理(特にカロリーと脂質)
・炭水化物抜きとかバランスの悪いことをやめた
・3分でお腹まわりスッキリ!みたいなYoutuberの動画やめた
・ロードバイクを買って自転車通勤
・自転車通勤出来ない日でも部屋の中で歩いて1日8000歩目指す
・原則禁酒。週1回、好きな人と飲む場合のみ解禁
・ストレスかかる人のそばにいないように環境も整備
・今後はパーソナルトレーニングで筋力もつけたい…
 (パーソナルトレーナーさんってどうやって探せばいいの?)

以前は死ぬ時は死ぬんだし的な考え方だったけど。

今はあまりにもやりたいことが多すぎるし、仲間たちとやり遂げたいこともあるし、個人的にもまだ何も成してないし、息子の成長も楽しみだし、今終わるのは困るなって思っています。

これからの日々を丁寧に、
限りある時間をフル活用して過ごしていきます。

また、最終的に大切なのは健康、とは本当にそうだなと実感しました。


みなさんも小さなことでも身体に違和感を覚えたら念の為でも病院に行ってみたほうがいいと思うので気をつけてくださいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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