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数字を使って語ることは大切だけど、陥りやすい罠もあると思う

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

社会人になって変わったことはたくさんありますが、中でも今の自分の成長につながったことは「数字で考えて、数字で会話する」ことができるようになったことです。

元々の自分は国語5を落としたことがない代わりに数学は3〜4というバリバリ文系で、どちらかといえば感情を込めて伝えるのが得意な反面「話が長くてわかりにくい」とよく先輩に怒られていました。

社会人になって最初の頃こそ、接客業でお客様相手には言葉と熱量で通じる部分もあったのですが、本社勤務・マーケ部署を立ち上げてからは社内では幹部クラスと、社外では広告代理店やメディアの方々と仕事をするようになり、言葉と熱量だけでは仕事上で支障が生じることも出てきました。

そこで今回はビジネスシーンで「数字を使う」ということについてメリットと怖さについて両面からまとめてみました。

仕事で数字を用いる効果

社会人なりたての頃の僕が仕事でよくミスに繋がっていたケースは「正しく伝わっていなかった」「認識違いがあった」といったコミュニケーション齟齬によるものがほとんどでした。
そんな僕に恩師が叩き込んでくれたのが「数字で考え、数字で語るクセをつける」ということです。

数字で考え、語ることができるようになると生まれるメリットを3つのポイントでまとめると

1)相手が話を聴きやすく(予見しやすく)なる
仕事での会話やプレゼンなどで冒頭に「私がこれよりお話しするポイントは2点です」のように、数字で示すことで聴き手はトピックが2つあるんだな、と話を聴く心構えができます。
それがなく話し始め、次に〜、次に〜、次に…と話していくと聴き手の集中力が持たず、話が伝わらなくなってしまいますよね。
「情報のまとまり」がいくつあるかを先に数字で伝えることで、聞き手の頭に設計図のようなものができて、話を聞きやすくなるというわけです。

2)具体的に伝わる
仕事の成果や効果を報告する際に「たくさんお客さんが来たんですよー」と報告しても上司からすると、たくさんってどれくらいなのかわかりにくいですよね。
「全席数1000席の会場で、来場客数が950人でした」と実績を数字で伝えることで「それは大盛況だったな!」と上司に具体的に成果が伝わります。

3)正確に伝わる
前項にも似ているのですが、大きい・小さい・多い・少ない・たくさん・ちょっと・結構・まあまあ、といった言葉は人によって捉え方が異なります。
お客様からの反響を聞かれて「たくさん良かったよという声を頂きました」と報告したとします。上司は「何十人ものお客様がアンケートに良かったという声を寄せてくれた」と思ってしまい、実際には「五人のお客様から声をかけてもらった」だけだった(いつもより多く声かけてもらった)としたら認識が大きくずれてしまいますよね。
数字をしっかり提示することで、それぞれの物差しや想像に影響されず、共通認識を持つことができます。

実際当時僕は、マーケティング・広告宣伝の仕事をしていたこともあり、いくらの経費をかけて、どれくらい集客に繋がったのか、その仮説立てなどをいつも求められるポジションでした。それらを曖昧な主観で考え、話すようであれば仕事が成立しません。
大手広告代理店の先輩ビジネスマンからも教えを乞いながら、数字で考え、語ることを実際の業務の場面で繰り返すことで身につけられました。

一方で、最近SNSやCMなどを見ていて感じることがあります。

「数字って説得力が増す分、騙される・誤認させるリスクもあるよな…」

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