複業人事流、聴き手のモチベーションを高くキープする3つの方法
みなさんこんにちは!
ショーゴです。
僕のお仕事では会社説明会や企業研修など「人に伝える」ことが多いのですが、その際に必ずしも全員が「聞こうと思って参加しているわけではない」場面も多いです。
しょうがなく参加している、指示だから仕方なく、やらされ感満載で、といった雰囲気は参加者の方々の顔を見ればすぐにわかります。
(一度でも大勢の前で話したことある方ならわかりますよね、びっくりするくらい聞き手全員の表情が目に入ってくる感じ笑)
壇上に立った時、または最近ではZOOMなどのオンライン開催でみなさんと繋がった瞬間の表情(何なら誰も顔出してないこともある)でテンションが下がりかけることがあるのですが、お仕事としてやるからには、ということで気持ちを奮い立たせて臨んでいます。
そして、数十分後にはある程度の皆さんを顔出しで笑顔で集中して聴いて頂ける環境にはできています。
ということで今回は僕が講演や研修などで聴き手の参加モチベーションをどうやって高めているのか、やっていることを3点まとめてみました。
まずは心を開くことから
研修でも会社説明会でも、聴き手のテンションは総じて低いところからスタートします。特に最近はオンラインでのイベントが多くなって現地にいないので以前に増してその傾向は強いです。
それは過去につまらない研修を受けた、面白くない会社説明を聞かされた、経験からそうなっているのであって、その人たちが人間的に悪いとかは全く思いません。仕方がないと思います。
僕がまず最初にしていることは「自己紹介」です。
正直ここで八割方勝負が決まるといっても過言ではないと思います。
この数分の自己紹介で聞き手が
●あ、なんか面白そうな人だな
●なんか変わった人だな
●へぇー、面白い働き方してるな
などと思ってくれるか、それを常に意識しています。
その為に必要なのは「共感」と「興味」です。
そこに来ている参加者の属性や背景を事前に確認し、そこから推察した共感するであろうポイントや興味に合わせて自己紹介を毎回変えています。
例えば、就活生が集まる合同説明会での自己紹介では
・学生時代にバンドをしていたこと
・好きなアーティスト(藤井風やYOASOBIなど最新曲を聴いていること)
・複業家であること
・note、standfm(ラジオ)、Youtubeをしていること
などを伝えています。
一方で自治体職員・管理職向けの研修での自己紹介では
・枚数少なく、シンプルに
・できること、叶えたいこと
・どんな企業と、どんな働き方(越境複業)をしているか
・プラス息子のこと
を伝えています。
聴き手に寄り添った自己紹介を掴みとして惹きつけ、研修の場合はチェックインやアイスブレイクを交えて参加者との軽い交流も行います。
アイスブレイクについては以前noteで書きましたので、よかったらこちらもご覧ください。
真面目なことこそ真面目にやらない
次に大切にしているのは、真面目なテーマこそ真面目にやらない、ということです。
これは僕の中で「真面目をエンターテイメントする」という軸として大切にしていることなのですが、堅いテーマや真面目なことをその雰囲気のまま伝えられても疲れちゃうと思うんですよね。
なので、遊び心やゲーム、映像などを駆使して飽きが来ないコンテンツ構成を組むように意識しています。
例えば、プレゼンテーション力の講座ではただノウハウを伝えるだけではなく、
TEDxTokyoなどのピッチイベントでの著名人プレゼンテーションを見比べてもらい、その違いについて考えてもらったり、以下のような笑えてタメになる映像(頭良さそうにTED風プレゼンをする方法)を通じて考えてもらうなどの工夫をしています。
また、管理職研修では「管理職タイプ診断」といったワークを入れて、楽しみながら自分のこれまでが紐解かれるような仕掛けをしています。
真面目なテーマこそ、遊び心を大切に。
人は面白いと思うことには熱中してくれるので、その状況を創るようにいつも意識しています。
一方向ではなく、多方向・双方向で
そしてもう一つ大切にしているのは、僕が一方的に話すのではなく聴き手に参加してもらう、ということです。
これは研修ではもちろん、会社説明会や講演でも意識しています。
実は僕自身、他人の話をずっと聞くのが苦手でして。
大学時代の講義とかはよく夢の中へとお散歩していました…🐏
一方的に話を聞かされるのってホント苦痛だと思うんです。
それがさらに面白くなかったらもう最悪ですよね。
なので、僕が行なう研修では基本必ず参加者と僕の「双方向交流」と参加者同士による「多方向交流」の時間を設けています。
それはアイスブレイクの場合もありますし、ゲーム・ワークや感想共有、グループディスカッション、懇親会など、様々な手段を用います。
また、僕が話しているパートでも、突然参加者に話を振ることをします。「いつ話を振られるかわからない」という状態であれば、ほとんどの方が集中して話を聞いてくれますね。
会社説明会の場合はどうするか。
これはもうライブかテレビの公開収録だと思って進行しています。
リアル開催の場合ならマイクを持って動き回り、都度聴き手にマイクを傾けて話を聞く場面を多くしています。最近はコロナの影響でオンラインの場合もありますが、その際でもチャットもしくは参加者を指名して話してもらう場面を設けます。
そんなことして参加者に怖がられないですか?
そう聞かれることがありますが、大丈夫です。
人間は環境に順応する動物なので、それが「当たり前」である状態にしてあげればいいだけです。
みんなが当たり前に話す、チャット打つのが当たり前、交流するのが当たり前、そういう状況にする。
ただ、その際に大切なのは
●とにかく明るくポジティブで
●心理的安全性が確保されていて
●否定されない・感謝される世界
という場を創ることです。
口を開くと感謝される、話せなくても否定されない、話すきっかけをもらえる、そういう演出をして空気感を作っていくのが大切だと思います。
いかがでしたでしょうか。
聞いてくれないのは聞き手のせいではなく、自分のせい。
僕はそう思っています。
聞いてもらえる環境をいかにして提供できるか。
そのためにできる限りを尽くす。
やってみるとびっくりするくらい反応が変わりますよ。
何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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