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越境したことで気づいた「価値」

みなさんこんにちは!
ショーゴです。

約6年前より「北海道の複業人事」として、複業活動を始めた僕ですが、今の生き方において一つ大切なキーワードになっているものがあります。

「越境」

越境することを自分の働き方・生き方に取り入れたことで僕の人生は自分でも驚くほど豊かに、幸せになりました。
ということで、今回は「越境が生み出す価値」についてまとめてみます。

越境する働き方とは

現在僕のTwitterの固定ツイートには「自己紹介note」をアップしていまして、このnoteでは今の働き方に至る経緯をまとめているのですが、固定ツイートに置いて以来、ご覧になった方より「共感しました!」「興味あります!」とお声がけ頂けることが増えて嬉しいです。

僕が思う「越境」とは、世代・立場・組織・地域・職種など「様々な境目を跨ぐ」ことを指しています。

●地域を越境
 北海道・東北⇄東京を行き来
●企業を越境
 様々な会社で組織創り支援
●組織を越境
 自治体⇄企業⇄コミュニティの仕事を横断
●世代を越境
 高校生・大学生のクリエイティブコミュニティ顧問
●立場を越境
 経営者の真横で顧問 ⇄ 現場の人事担当 ⇄ 求職者・就活生の支援
●職種を越境
 顧問⇄人事⇄マーケティング⇄プロジェクトMGR⇄その他
など

僕の場合たまたまではありますが、元々ゼネラリストで一つの職種の専門家ではなかったので「やれることは何でもやる」に抵抗感がなかったことと、やりたいことや支援したい人の為にひたすら動き続けていたら、気づけば上記のように越境しまくっていました。

越境することで気づいたこと

僕は元々ゼネラリスト(総合職)として社会人キャリアをスタートしたのですが、ある種「何でも屋」な自分が好きじゃなくて、コンプレックスでもありました。
実際、最初に勤めた会社では「ミスター70点」と言うあだ名(悪口?笑)で呼ばれていた時期もあり、「ある程度何でもできるけど、どれもセミプロ止まり」という自分の中途半端さによって最初の転職でもめちゃめちゃ苦労した思い出があります。

そんな僕はプロフェッショナルに憧れ、30代は極力何かの仕事一本で突き詰めていこうとしたかったのですが、前半ではそれが叶わず、結局マーケティングと人事の中途半端状態に。
その後、本業現職に入ることが出来たことを機に人事メインの環境を提供してもらえ、ちゃんと成果も出せたことでようやく自分に自信を持つことができるようになりました。

そこで「複業してみたら?」という機会に恵まれ、実際に始めてみたのですが、これがきっかけで僕のこれまでの経験全てが無駄じゃなかったと気づくに至ります。

というのも、複業家ってある意味「経営者」でもあるので、自分で営業も価格交渉もマーケも広報も経理もなんでもしなくちゃならないんですよね。
そのほとんどの職種を「越境して経験済み」だった僕。
何かを一から始める必要がなく、自然と取り組むことが出来たのでスムーズに今のスタイルが馴染んでいきました。

もう一つ、大きな気づきだったのは「越境すると自分の存在や日常が価値に昇華する」ということです。
例えば、以前東京の採用イベントに出た際にイベント終了後、関東圏企業の人事の方々から名刺交換を求められたことがありました。
普段北海道というローカルで人事をしている僕からすれば、誰もが知っている大企業の人事のみなさんが何で地方企業の僕なんかに話しかけてくるのかその時はわからなかったのですが…

「北海道の学生さんってどうやって就活してるんですか?」
「地方採用始めようと思ってるんですけど、何からすればいいですか?」
「札幌の大学って、どの大学がどんなカラーだったりしますか?」

これらは「検索しても出てこない情報」ということで関東圏の人事の方々からするととても貴重な情報だと皆さんから言われたのです。僕の「北海道での日常」が東京では「価値がある情報」になったんですよね。

この経験から、
僕は僕自身の強みの一つが「越境」であることに気づくことが出来ました。

マーケティング・営業・広報経験がある人事
ローカル採用が得意な人事
現役人事が無償提供する就活支援
求職者・大学生がいつも周囲にいる人事顧問
経営視点を持って現場に立つ人事
民間で採用の現場に立ちつつ自治体の組織創り
など

経験と視点の掛け合わせが武器になる。

それが越境することで得られた価値です。

それぞれの「居場所」に感謝を

今は複数の組織を横断し、基本リモートで働かせて頂いているのですが、この環境になって気づいたことがあります。

隣の芝生は青く見えるが、どんな組織にも良いところと悪いところはある。
みんな自分の組織の良いところに意外と気づいていない。
同様に悪いところを「日常」として受け入れてしまっていることもある。

複数の組織を跨いで働いているからこそ気づけることってあって。

その場所にいる人には気づけないことがあったり、すぐに直せることなのに放置されていることがあったり。
その「違和感」に気づくことができるというのは、僕にとって大きな武器であるのと同時に、越境して働けている今の環境があるから生まれた強みであるのでそれぞれの企業・組織の皆さんには本当に感謝しています。

また、越境して働いていることで僕には今「居場所」が幾つもあって、それぞれの場所に仲間がいます。
このことが僕にとって、精神的な安定やモチベーションに繋がっており、成果を出し続けるチカラの源泉になっているのは間違いないです。

僕は一つの組織で働いていた時、当時の上司との相性や評価者が固定されることに自分が振り回されて苦しんだ時期がありました。
今は誰か固定の人の評価や目線を気にすることなく、自分の信念に則って発言・行動できているので、僕の特性にはこの越境スタイルが合っているんだろうなと感じます。


いかがでしたでしょうか。
特別なスキルでズバ抜けることだけが社会における価値ではなく、視点や経験を掛け合わせることでも価値にすることはできるという「越境複業」の価値について、僕自身の経験からまとめてみました。

何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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