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トークイベント:『フィシスの波文』めぐって「文様」の謎を追う 盛会のうちに終了しました。

2024年3月23日、京都市立芸術大学にてトークイベントが開催されました。

唐長11代目千田堅吉さんをゲストにお招きし、京都芸術大学文明哲学研究所教授の吉岡洋さん、本作の河合早苗プロデューサーが「文様」の謎を追うというテーマで2時間お話しさせていただきました。

予告編上映後、河合が映画製作のきっかけとなった、ケルト、唐長、アイヌの文様との出会いを紹介。

続いて千田さんから唐長文様の解説、唐紙の制作についてお話いただきました。

吉岡教授からは「フィシス」は日本人の自然(じねん)の思想と近いことを哲学のフィールドから解説いただき、現代の生成系AIが文化を大きく変えてきていることを指摘しつつ、伝統が守るべきこと、変えていくべきことについて考えることの重要性をお話しいただきました。

終了後は聴衆の皆さんからたくさんの質問をいただき、この映画の射程の広さを改めて感じ、大変充実した会となりました。

この企画は、4月18日~5月2日、思文閣銀座ギャラリーでの「うつしの美学展」に続き、映画の予告編をギャラリーで観ていただけます。

4月18日(木)は東京大学本郷校舎にて、美学会の教授陣と共に河合が映画についてお話しします。詳細は映画公式SNSなどでお知らせいたします。

この映画が波文のように広がってきていることを実感しています。

クラウドファンディング終了まであと数時間となりました。
引き続き、皆さまの温かい応援をよろしくお願いいたします。

吉岡洋教授がトークについての動画を配信しました。是非こちらもご覧ください。
https://youtu.be/Qa-xqlH0ais?si=wiAzmuXDOOF86sFv

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