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スラムダンクの魅力はいつ読み返しても何かしらの学びがあること

1983年生まれの私は小学生の頃、週刊少年ジャンプの「ドラゴンボール」「幽遊白書」「ダイの大冒険」といった人気作品に夢中になっていた。最近ニュースになったことで言えば「ダイの大冒険」は2020年の秋に完全新作アニメ化するらしいのでこれは楽しみ。

数百円のお小遣いで兄弟でお金を出しあって購入していたジャンプ。そんな小学生時代、私が特に夢中になったのが「スラムダンク」。中学入学時、身長が139センチしかなかったが、身の程を知らずベタにバスケ部に入部したりもした。今考えると、いや、今考えなくてもよくあんな小さな体で高いリング目掛けてシュートを打っていたものだ。あの頃の自分には水戸が晴子に投げかけた言葉を送ってやりたい。

「人には向き不向きってあるからさ」

そんな思いっきり不向きなスポーツに手を出した私だが、今でもたまにスラムダンクを読み返すことがある。大人になっても痺れる名言がたくさん散りばめられているので何回読んでも学ぶことがあるからだ。

で、私は特に各高校の監督の言葉が好き。

<湘北高校・安西先生>
そろそろ自分を信じていい頃だ
断固たる決意が必要なんだ
あきらめたらそこで試合終了ですよ
<山王工業高校・堂本監督>
「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる
どれほどの修羅場をくぐってきたと思ってる
ここまでくれば気持ちの勝負
<陵南高校・田岡監督>
ゆっくりでもいい!!自分の力でやり遂げろ
でかいだけ?結構じゃないか
流れは絶対にもう1度うちにくる

別にコスられまくっている話なので改めて言うことでもないのだが、全部バスケのこと言ってるのに、人生の生き方についてガツンと言ってくれている気持ちになる。だから小学生でも中学生でも高校生でも、新社会人でも30歳でも40歳でも50歳でも、登場人物の誰かのシチュエーションが自分にマッチして心に訴えてくるものがある。

こんな名作を生み出した井上雄彦先生は素直にリスペクトするのだが、スラムダンクが週刊少年ジャンプで連載され始めたのが1990年。今から29年前。井上雄彦先生は今52歳だから・・・23歳!!!これはやばい。。23歳といえば世間的には大学卒業したての新入社員。そんな若者が考えた言葉に36歳の大の大人が今でも心を打たれている。

最近では井上先生がTwitterで告知した「SLAM DUNK Talkin' to the Rim」というアプリをインストールしてウキウキしている。

23年ぶり発売されるイラスト集の記事を見て歓喜している。
(1作目は実家にある)

ーーー自分にはアウトプットが足りないと思ってnoteを始めたが、井上先生の偉大さを思うと己の小ささを知る。

そんな自分には安西先生が桜木花道に向けて言ったこの言葉を授けたい。

「下手くその上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」

やっぱりスラムダンクはいつ読み返しても学びがある。

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