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★哲学フィルター

 人はそれぞれ、個人の哲学を持って生きている。哲学とは、自身の、善悪、好き嫌い、行動するしないの判断基準である。あるいは、「こだわり」と言っても良い。

 日々様々に身の回りの起こる出来事、他人から聞く話を、私たちは、この「個人哲学フィルター」にかけて自動的に分類している。

 政治の出来事、時事問題、他人からの相談事、平凡な日常に起こる出来事。経験のあることなら、おおむね、悩むことがなく即座に判断ができる。

 しかし、初めて聞く話、世の中に新しく登場した物事についての判断の場合は、経験則が役に立たないことがある。本を読んだり、ネットで検索したり、先行的に体験している友人に聞いたりしながら、自分の哲学フィルターをバージョンアップして対応せねばならない。

 不動産や株式投資の話、ネットワークビジネス、スピリチュアルな世界について。経験はない、周りに先行体験している人がいない、ネットの情報も玉石混淆、本もいろいろあってどれが本当だか迷う。日本人は、これらの問題を冷静適切に判断できる哲学フィルターを持ち合わせていない方が多い気がする。

 私はこの判断にこそ、ロバートキヨサキさんの言う「金持ち父さん」になるための鍵があるような気がする。最後は、リスクを承知して清水の舞台から飛び降りる勇気が試される。

 ある程度年齢を経て、経験を重ねたがために、強い思い込みのある人がいる。それは、時に、哲学フィルターの目詰まりを起こし、判断を誤らせることがある。

 物でも人でも、新しい出会いに好奇心を持ち、情報収集を怠らない。常に哲学フィルターをメンテナンスをしてリフレッシュしていくことが大切である。

学校教育には矛盾がいっぱい!