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絶対に自分を否定しなくなるシンプル理論

みなさんの周りにこんな人いませんか?

・何をしても自信がなくて自己否定に走ってしまう人
・周囲の期待に応えてばかりで疲弊してしまう人

今日は、そういう優しくて真面目な人に向けて、知っておくだけで「心がフッと軽く」なる理論を紹介します。

私はその理論を「 I have I amの理論」と呼んでいます。

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I have I amの理論

この理論をざっくり説明すると、「自己」「事実」を切り分けて考えることで自分を否定できなくする処世術といえます。

例えば、あなたが「正直な人」であるとします。
友達からも正直と評判で、恋人もあなたの正直なところが好きだと言ってくれています。あなたもそれを自覚しており、自分の特長であると感じています。
でも、ある日たまたま嘘をついてしまいました。すると、あなたはどう感じるでしょうか?
「ああ、嘘をついちゃった。自分は全然正直者なんかじゃない。。」
こんな風に自分を否定したくなる気持ちになるんじゃないかと思います。

どうしてそんな気持ちになってしまうのか?
それは、「I am 正直」というように、「自分=〇〇」と定義しているからです。そうすると、自分が正直でなかったときに「I am NOT 正直」と、自己に否定が生じてしまい心が苦しくなってしまいます。

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じゃあ、「自分は正直者じゃない」と、始めから否定しておけばいいじゃないか!と卑屈になる必要ありません。

そこで登場するのが「I have」なんです。

I amのように「自分=〇〇」と定義してしまうのではなく、「私は〇〇を持っている」という事実をただ受け止めます。事実を自己とは少し距離をおいて冷静に捉えるのです。こうすることで、構造的に自己を否定することができなくなるのです。

先程の例で言えば、「私は正直」ではなく「私は正直さを持っている」と捉えます。分かりやすく言えば、私は正直なときも、そうでないときもあると、曖昧さを含んでゆったり構えるのです。
そうすれば、正直でいれなかったときにも、「今日はたまたま正直さを持っていなかったな、玄関出るとき置いてきちゃったかな?」とおおらかに余裕を持って生きることができます。

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※東洋哲学でも似たような主張がされており、いわゆる「無我」というのは「自分=〇〇」とすることをやめれば苦しみから開放されるという主張です。(多分)

まとめ

もし、誰かからの期待に応えようと苦しんでいたり、誰かを傷つけてしまったりしても、自分を必要以上に責めないで、「私はこういう一面を持っている」という事実として捉えてみてください。もちろん自分が悪いと思ったら素直に謝ればOKです。明日はきっと今日よりよくなると信じれば、案外うまくいくもんです。

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