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自然災害の正しい対策方法〜簡単に一生を守る!

こんにちは!
先日、東北地方を大きな地震が襲いましたね。
東日本大震災を思い出した方も多いかと思います。
大変怖い思いをされて、傷ついた方も多数おられるでしょう。
自然というのは、時に人間を奈落の底の恐怖へと、一瞬で陥れます。
生活も仕事も、或いは大切な人を失うかもしれません。
生きていられる事への感謝を、忘れないようにしましょう。

僕は一昨年の台風15号で被災しました。
幸い、屋根瓦が剥がれただけで済みましたが、周囲の家の屋根のトタンが剥がれ落ち、
ビニールハウスのビニールがビリビリに破れ、
鉄骨はグンニャリと曲がり、
所々で木や電柱が、くの字に折れ曲がり、
電線には、そこら中から飛ばされてきた物が引っ掛かり、
スマホの電波は、車で40分走った場所まで行かないと通じず、
電気は数日間使えず、
台風翌日は35℃を超える暑さで、
飲み水確保がやっと。
そんな劣悪な環境でした。

更に僕は、台風翌日からいつもなら車で15分の所にある隣町のスーパーまで、片道40分かけて家族や身内へ電話をするために、1日2回を3日間通ったのです(そこしか電波が届かなかったため)。

町内会の班長だった僕は、台風翌日から市役所に情報収集したり、集めた情報を班員一人ひとりに伝え歩く事を3日間やりました。

台風翌日は暑すぎたので、復旧作業を断念し、外出時以外はタンクトップにパンツ姿で日陰に移動し、学習漫画をひたすら読み続けて時間を潰しました。

でも、それを無事に乗り越えられたのは、以下の準備の賜物でした。
①レトルトや缶詰食品の大量ストック
②安全靴やヘルメットの用意
③水ではなく、清涼飲料水のストック
④常日頃から自然を感じる
⑤スマホの充電や車のガソリンを満タンにする

1つずつ説明します。

①レトルトや缶詰食品の大量ストック

レトルト食品や缶詰食品は、いざという時に水も火もいらずに食べられます。
また賞味期限が長い為、長期間に渡って保存可能です。
レトルトは缶詰より賞味期限が短いので、定期的に食べて補充するのを繰り返すと良いでしょう。
缶詰は高い上にかさばるので、レトルト8:缶詰2くらいの割合がベストです。

因みに、カップ麺などのインスタント食品は、貴重な飲み水を使用してしまうため、非常食には向きません!
また、カップ麺等は塩分が多いので、喉が渇きやすくなります。
人間は1ヶ月なら空腹でも生きられますが、水を飲まないと1週間で死にます。
また、くれぐれも災害前後に食品や飲料を大量に買い込むのはやめましょう!

②安全靴やヘルメットの用意

避難する際の安全対策として、安全靴とヘルメットは必須です。
安全靴は3000円くらいで、ヘルメットは1000円くらいでホームセンターやワークマンで売ってます。
安全靴は、台風や地震で落下したガラス等の鋭利な物から足を保護してくれますし、ヘルメットは台風や地震で立て付けの悪くなった看板が上から落下して頭に当たるのを防いでくれたり、飛んできた物から頭を守ってくれます。
ただし、それでも台風の真っ只中に雨風晒されながら逃げるのは、なるべくやめましょう!
避難中に剥がれた屋根のトタンなどが、新幹線を超えるスピードで襲ってくるからです。
万が一身体に当たった場合、死に至る危険があります。

風が収まってから逃げるのが無難です。

③水ではなく、清涼飲料水のストック

台風前後や地震翌日に、スーパーやコンビニの飲料売り場から飲料水が消えている光景をよく見ると思います。
みんな我先にと飲料水を買いますが、買い占められた時の対策として、
事前に清涼飲料水をたらふく飲んでおいて、水道が止まる前に空いたペットボトルに水を入れるだけ入れておきます。
地震の場合は、いつ起こるかわかりませんが、いざという時の為に用意しておきましょう。
ただし衛生上の問題で、数日おきにペットボトルと水を交換するのをお忘れなく。
清涼飲料水を水代わりにストックするだけだと冬場はいいですが、夏場はすぐに喉が渇きますのでご注意を。

④常日頃から自然を感じる

一昨年の台風19号が関東を襲った時、
僕の出身地の墨田区が荒川の堤防決壊の半歩手前でした。
その時、地元が気になった僕は墨田区の公式facebookや、墨田区在住の友人のfacebookを見てました。
墨田区のfacebookページは、不安や恐怖から行政への批判が殺到し、友人のfacebookには、氾濫寸前の荒川の土手に行ってカメラを向けていた者もいました。
僕は、そんな彼らの自然に対する考えの甘さ、自分の命を他人任せにしてる無責任さに呆れ果てたのを、今でもハッキリ覚えてます。
ここで言う自然というのは、何も田舎へ行って山を見ながら感じる自然で無くてもかまいません。
近くの公園で木々を眺めながら、虫や鳥の鳴き声を聴いたり、風を感じたりするだけでいいんです。
また、時折広い空を眺めながら、「いい天気だなぁ〜」って伸びをするのも良いですね!

そうやって自然を観察すると、次第に自然の微妙な変化にも気づくようになります。
「ちょっと黒い雲が急に出てきて、風が冷たくなってきた。雨が降るのかな?」とか、
「雲の流れが速いから、今日の天気は変わりやすいだろう」など。
僕はいつも天気の行方を読んで、仕事を組み立てています。
その積み重ねは、災害対策に役立つのです。
自然への興味感心から、地震であれば「余震があるかも」とか、場合によっては「津波は来るのか?」など、
台風であれば「この位の規模だと、どういう被害が考えられるか」とか「雨台風なのか風台風なのか」など。
大雨であれば「予想雨量はこのぐらいだから、こういう被害を受けるかも」と言った具合に、ある程度予想しながら準備ができるので、予想以上の被害が出ても冷静に行動できます。
僕が経験した2019年台風15号は、インフラが数日間完全に遮断されるなど、僕が予測した遥か上の被害が出ました。
それでも、町内会の班長として、被害状況の把握や情報の橋渡し等、精力的に動きました。
台風当日も、窓ガラスがガタガタと激しく揺られる音がする中、心の中は非常に落ち着いていたから、正しい行動が取れたのだと思います。

非常時に冷静な行動を取れないと、自分の命を落とす危険が高いです。
避難のタイミングや持ち物、避難先の確認など、ちょっと意識して自然を見渡せばわかるようになります。

是非今からでも、近くの公園の木々を観察したり、空を見て雲を追いかけてみて下さい。

⑤スマホの充電や車のガソリンを満タンにする

台風や大雨など、ある程度予想がつく災害が差し迫った場合は、事前にスマホ等の端末の充電を満タンにし、画面の明るさを最小限にしましょう。
何日間電気が使えなくなるかわかりませんし、充電が切れてると情報収集や連絡手段が遮断され、二次災害の危険があります。
また、発電機や車のバッテリーから充電ができるようにしておくのも良いです。地震の際はこの発電機とバッテリーが命綱になります。


それから、車を持っている方はガソリンも満タンにしておきましょう。
ガソリンはスマホ充電だけでなく、物資の配給を受ける際にも重要です。
また、スマホでは地域毎の細部の情報が受け取れない可能性もありますので、役所に直接行く必要も出てきます。
更に、エンジンを止めてバッテリーでスマホの充電をしていると、バッテリーが上がってしまいますので、エンジンをかけたまま充電する必要があります。
うちの近所の人は、災害に備えてガソリンが半分無くなったら給油するようにしてるそうです。
災害後にガソリンスタンド前で、長い渋滞が起こる様子をテレビで見た方も多いかと思いますが、これも二次災害防止の為に重要ですので、覚えておいて下さい。

・まとめ

いかがでしたか?
我が国はここ数年、未曽有の大災害に毎年のように見舞われていますが、
あの台風の時、変わり果てた街の景色は、今でも脳裏に焼き付いています。
東日本大震災の恐怖、被災者の方々は今回の地震で思い出してしまったかもしれません。
でも、この地球という星で生きている以上、自然災害の恐怖とは常に闘って行かなくてはならない訳です。
だからこそ自然を知り、感じながら、どうやって自分達の身を守るかを常に考えて行動すべきだと思います。
明日は我が身という危機感を持って、今日も生きていきましょう。

ここまで長々と読んで下さり、ありがとうございました。




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