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文系大学生が独学でWebデザイナーを目指した方法

こんにちは。サクラです。

私は現在大学4年生で、文系の学部に通っています。3年生の時にWEBデザイナーになりたいと思い、1年間独学で勉強しました。その結果、制作会社から内定をいただき、念願のWebデザイナーとして働けることになりました。

このnoteでは「おすすめの勉強法」「独学」「就活」の3つについてお話ししていきます。

私はWEBデザイナーになりたいと思った時、どんな勉強をすればいいのかまったく分からず、調べることにも色々時間をかけてしまったので、勉強始めたての自分が知りたかったことをまとめました

今回は一般の大学や独学でWebデザイナーの就職を目指している方へ向けたnoteです。独学の文系大学生である私の視点で書いていくので、美大や専門学校に通っている方やスクールに通う方には参考にならない部分も多いと思います。内容も初学者向きです。

私自身、独学で勉強を始める時に全く勉強法が分からず、すごく苦労しながら試行錯誤した経験があります。今から勉強を始める方へ、少しでも不安を解消したり、独学の勉強法を知る機会になればいいなと思って、このnoteを書きました。

まだまだスキルも経験も至らない私ですが、少しでも参考になれば嬉しいです!

このnoteの目的
・WEBデザインを勉強したいが何から始めればいいのか分からない方へ、おすすめの勉強法を伝える
・独学で勉強してみた所感を伝える
・就活面接やポートフォリオを制作する際のコツを知ってもらう


一つ一つ細かく書いているので、かなり文章量があります。必要なところだけ読んでください。

内定をいただくまでの道のり

まずは私の就活のざっくりとした流れを記載しておきます。

私は大学3年生の10月頃からWebデザインの勉強を始め、半年ほど勉強を続け、今年Webデザイナーを目指して就活しました

初めはサイトとか作ってみたいというぼんやりとした気持ちだったのですが、実際に作ってみるとすごくやりがいを感じて楽しかったので、WEBデザイナーになる勉強を始めました。遅めのスタートでしたが、デザインもコーディングも必死に勉強しました。

本選考へのエントリーは3月から始めました。最初は書類選考で何十社も落てしまい、ポートフォリオを沢山練り直しました。今のポートフォリオが完成したのは5月上旬で、そこからどんどん書類選考が通るようになりました。

面接も始めは緊張して全然上手くいきませんでしたが、だんだんとコツをつかんでいき、6月には最終選考までは比較的スムーズに進めるようになりました。

勉強を始めるのは人より少し遅い方だったと思いますが、今年の7月下旬に行きたい会社から内定をいただいて、無事就活を終えることができました


【勉強法】やってよかったこと

①デザイン本を読む
②Progateでコーディングの勉強
③とにかくサイトを作ってみる(クライアントワークがあるとなおよい)
④Udemy
⑤MENTA
⑥サイトレビュー
⑦TwitterのWEBデザインアカウントを作る
⑧ゼロ秒思考(番外編)

私がWEBデザイナーの勉強でやってよかったと思う行動・サービスを7つ挙げました。一つ一つ説明していきます。


①デザイン本を読む

デザインは基礎を固めるため、デザイン本をたくさん読みました。本は目に優しいのでコーディングの勉強と両立して、隙間時間にコツコツ読んでいました。面接でどんな風に勉強したの?と質問された際にも、最初に本を読んで学習した話をするとポジティブに捉えていただくことが多かったです。

実際に読んでみて良かった本をいくつか記載しておくので、よければ読んでみてください。


なるほどデザイン
デザインの面白さがわかる本。サクッと読めるので、デザインってどんなことをするんだろう?と思っている初学者の方におすすめ。面白い本なので暇つぶしに読むのも◎
デザイン入門教室
デザインの基本書。読みやすくわかりやすいので、なるほどデザインよりさらにしっかり勉強できる。(近い系統ではノンデザイナーズ・デザインブックが人気。)
Webデザイン良質見本帳
素敵なWEBデザインがたくさん載っている本。テーマや配色でサイトのジャンル分けがされていて、実際にサイトを制作するときの資料にもなる。
ほんとに、フォント。
フォントやデザインについてわかりやすく学べる。OK例とNG例の比較が描かれていて、分かりやすいし楽しく読める一冊。(同シリーズのけっきょく、よはく。も人気。)
HTML&CSSとWebデザインが 1冊できちんと身につく本
コーディングメインの本。本を読みながら自分でコーディングできる。(近い系統では1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座が人気。)


②Progateでコーディングの勉強

無料でコーディングを勉強するサービスはドットインストールとProgateが有名ですが、私はProgateの方がおすすめです。初学者の方にも分かりやすいからです。

Progateはスライドを見た後に問題を解いていく形で勉強を進めていきます。ゲーム感覚で楽しく勉強できるので、初めてコーディングに挑戦する方でも続けやすいと感じました。

ドットインストールは、動画を見ながら、自分でも並行して作業を進めていくやり方で勉強します。少し淡々とした説明ですが、実際にサイトを作る流れを見られるので、エディタなど初期の設定方法が分からなければ見てみるのをおすすめします。

ドットインストールもProgateも基礎的なところを理解することが目的なので、できるだけ早くサクサクっと乗り越えるのが効率よく勉強するコツだと思います。細かいところは実際のサイト制作の中で、分からないことがあればその都度調べていけば自然とできるようになります。


③とにかくサイトを作ってみる

基礎を勉強したら、とにかくサイトを作って、インプットしたものをとにかくアウトプットすることがおすすめです。私が実際にサイトを制作してみて痛感したのは、ただ勉強するだけでは全然いいサイトができないということでした。

ですがデザインに関しては、インプット→アウトプット→インプット→アウトプットのサイクルを何回も続けていくと、少しずつサイトの質が上がっていきました。サイト制作をした後に、プロの方のサイトと何が違うんだろう?と見比べて見て、それを埋めるインプットをすれば、少しずつですが成長する実感がありました。

インプットばかりだとせっかく知識を吸収しても、手を動かさないのでなかなか体が覚えられなかったり、実際に作ってみると自分のレパートリーの少なさにびっくりしたので、まずは一通りざっくりインプットしたら、サイトを制作して、その都度今の自分の100%を出し切ることが大切だと思いました。

コーディングはサイトを実際に制作することで、Progateで学んだことの復習になります。学んでないことでも大体検索したらやり方が分かるので、調べながらコーディングすることで新たな知識を身につけることができました。

後はできれば1サイトはサーバーを通してアップロードまでしてみるのがおすすめです。後々ポートフォリオを作る際、WEBデザイナーならWEBのポートフォリオを作ることが多いので、時間があるうちにアップロードで使うサーバー関係も知っておくと楽です。


【サイトの題材】
サイトの題材に関しては、まずは架空サイトからでOKです。企業のHPや、美容院、旅館のサイトなど、自分が作ってみたいな〜と思うサイトだったら題材はなんでも大丈夫です。まずはざっくりとしたサイトの設定を作って、通しで1つ2つサイトを作ってみると、制作の全体像がつかめます。

その後はポートフォリオのためにレベルの高い作品を作っていく必要があるので、より設定を細かくした架空サイトや、既存のよく使うサイトをリニューアルしたものなどを私は作っていました。振り返りやさらにインプットすることで、少しずつクオリティの高いものが作れるようになりました。

始めは架空サイトで十分だと思うのですが、ポートフォリオのことを考えると、できれば1点はクライアントワークがあるとよいと思います。私は自分がWEBデザイナーを目指していることを友人や知人に話して、サイトを作りたいと思っている人を探しました。値段は無料で制作させていただきましたが、代え難い経験になりました。
クラウドワークス等で受注する選択肢もありますが、この段階ではお金をいただいてお仕事をしても、スキルがなくて失敗し、またその責任もとれないと思ったことや、競争率の高さを懸念して私はしませんでした。

架空サイトと、実際に依頼してくれている人がいるサイトでは、自分自身の熱量も全く異なります。依頼された方が抱える問題点やサイトを通して改善する方法を考え、デザインに落とし込む過程で、より深くデザインに向き合い、よりクオリティの高い作品ができます。

就活の中で、あなたにとってデザインとは何?という質問を何度も聞かれましたが、その答えは架空サイトを制作するだけではなかなか見つかりませんでした。実際にクライアントワークで自分がデザインを通してお客様の課題と対面することで、デザインの本質を聞かれるような質問でも、自分なりの答えを見つけることができました。

なかなかサイトを作って欲しい人を見つけるのでも大変ですが、デザイン力の向上や、就活の面接で話す内容にも自信を持てたので、できればクライアントワークを経験してみてください。


④Udemy

スキルを格安で学ぶことができるオンライン講座サービスUdemy。本当に便利なサービスなのですが、私は勉強し始めて終盤ごろに知ったので、もっと早くに知っていれば......と後悔しました。笑

定期的にセールをしていて、ほとんどの講座が1,000〜2,000円ほどで購入できます。WEBデザインに関する講座はかなり豊富で、WEBデザインを一括で学べるコースから、Photoshopなどのツールに限定して学べるコース、HTMLとCSSだけを学べるコースなど、自分が講座で学びたい範囲に絞って学習することができるので便利です。

ざっと学びたい方は、「基本を教えてくれるデザイン本+UdemyのWEBデザイン全般を学べるコース」で学んだり、「デザイン本+Progateまたはドットインストール+PhotoshopのUdemyコース」で丁寧に勉強したりと、自分が向いているツールを使いながら、効率よく学習していくことができると思います。

私はPhotoshopの動作が重くて悩んでいたので、もっと軽いデザインツールも勉強したいと思い、アプリデザインをFigmaで作るコースを受講しました。ツールはまずIllustratorとPhotoshop、XDなどAdobe系ツールを学んで置くと盤石だと思いますが、もし余力があればFigmaはサクサク動いてくれて、無料で使えるので、ぜひ試してみてください。

他にもUdemyはどのコースもかなりコスパがよくて手軽に購入できるので、勉強を始めたばかりの方も、基礎を固めて応用を学びたい方にも、是非一度利用してみて欲しいサービスです。スクールに通わずに勉強したい方は、特に強い支えになってくれると思います!


⑤MENTA

「教えたい人」と「学びたい人」をオンラインでマッチングするサービス。スクールなどに通わない場合は、フィードバックをもらえる人がいないというのが大きな課題になると思いますが、その悩みをMENTAなら解消できます。

私もその課題をMENTAで解決することができました。就活をはじめてすぐの話になりますが、第一の関門である書類審査の壁にぶつかりました。必死に作ったつもりだったポートフォリオでしたが、始めの頃はことごとく通りませんでした。ですが自分ではどこが悪いのか分からず、困り果てていました。

文系大学生でスクールにも通っていなかったので、周囲にフィードバックをお願いできる友達や先生はもちろんいませんでした。そんな時に、ウェブサービスで誰か知識のある人に質問できるようなサービスはないかと調べて、初めて知ったのがMENTAでした。

MENTAを利用して、ポートフォリオのデザインについてだけではなく、コーディングや、就活で使う履歴書のデザインや応募する企業など、幅広くアドバイスをいただきました。その結果、書類審査の通過率がかなり上がりました。また就職活動中の小さな不安もメンターさんとお話しすることで、かなり楽になりました。

基本は独学で勉強したいけれど、困った時に質問できる人がほしいという方にぴったりのサービスだと思います。独学のお供にぜひ!


ちなみに私が教えていただいたのは、takuさんというメンターさんでした。かなり手厚くサポートしていただきました。初めはポートフォリオの一回限りの添削でしたが、すごく的確でわかりやすいアドバイスをいただいて感動したので、月契約に変更しました。

自分自身では気づけなかったことを丁寧に教えていただいたり、どうすればもっとよいデザインになるのか、ただ一方的に教えるだけではなく、私自身が正解を出せるように考えさせてくれるメンターさんでした。

忖度なしで本当に信頼できるメンターさんなので、WEBデザインについて誰かに質問したい、アドバイスが欲しいという方は、ぜひ一度頼ってみてください。

【MENTA】takuさんのプロフィールページ


⑥サイトレビュー

私はこのnoteを利用して、サイトレビューを行っています。サイトレビューでは、自分がいいなと思ったサイトをギャラリーサイトなどから抜き出して、その特徴やなぜいいと思ったのか分析しています。

サイトレビューをして良かったことは、人気のサイトがなぜいいデザインなのかわかるようになったことです。またサイトレビューを通してプロのデザイナーさんのサイトを分析すると、自分が作っていたのは「デザインのようなもの」だったことが分かりました

それからはアウトプットの質が格段に上がりました。フォント一つ、装飾一つにも意味があるんだと気づき、より考えながら制作するようになりました。

サイトレビューの中で気をつけることは、ただ淡々とタスクとしてこなすだけになってしまうことです。続ける習慣がつくのは良いことですが、私も毎日のようにレビューしていると何となく飽きてしまって、あまり深みのないレビューになってしまうこともありました。

せっかく時間をかけてレビューするならサイトごとの特徴や魅力を一つ一つしっかりと理解してアイデアを学ぶ方が良いと思うので、一つ一つのサイトの良いところを見つけられるよう丁寧にレビューすることがすごく大切だなと最近すごく実感しています。

またサイトレビューをする中で、トレンドのデザインを知ることができます。トレンドのデザインは良質なギャラリーサイトを見るだけでもかなり学べるので、ギャラリーサイトは定期的にチェックする方法も有効だと思います。
面接でも、何のギャラリーサイトを見ているかよく聞かれたので、定期的にチェックしておくのがおすすめです。

おすすめギャラリーサイト
MUUUUU.ORG 日本、海外の多様なサイトが見られる
SANKOU! おしゃれなサイトが厳選されている
マネるデザイン研究所 おすすめポイントの解説つき


⑦TwitterのWEBデザインアカウントを作る

最初はWEBデザイナーを目指すと決めても何をしていいか全く分からなかったので、Twitterでデザイン専用のアカウントを作りました。私は2通りの使い方をしていました。

Twitterの使い方
1. プロのWEBデザイナーの方からスキル・知識を得る

2. WEBデザイナー志望の方(特に自分と同じくらいの年の方)から就活動向を探る

1. プロのWEBデザイナーの方からスキル・知識を得る
プロのデザイナーさんをフォローして、WEBデザインのスキルや、デザインへの考え方について学んでいました。現場のリアルな事情も知れたりして、実際にWEBデザイナーで働くイメージもしやすいです。Twitterだと自分が考えてもみなかった方向のアイデアを気軽に知れるのところも魅力です。

また面接の際にはデザイナーの方の一般常識を知っていた方が変な回答を避けやすいです。面談では、「サイト制作で一番大切にしていること」「デザインをする中でどんなことにやりがいを感じるか」など、実際に働くことをイメージした質問がありました。デザイナーは自分の作りたいものを作るアーティストではなく、お客様のためにモノづくりをするお仕事なので、その考え方に沿った回答をすることが求められていると思います。Twitterを利用する中で、プロのデザイナーさんの視点で作品づくりを考えることができます。

実際にでプロのデザイナーさんをフォローすると、お客様のためによりよいものを作ろうという気持ちがツイートに表れています。また自分も将来このデザイナーさんのように、素敵なデザイナーさんになれたいと向上心にもつながります。

【Twitter】おすすめアカウント
考え方
ハラヒロシさん デザイン・趣味など物事の捉え方が素敵
Yuichi Tokudaさん デザイナーさんのリアルな制作をイメージできる
制作スキル
小林|WEB Designerさん 制作でよく使われるデザインパターンが分かる
こばやす 現場のWebデザイナーさん 勉強法やデザインアイデアを幅広く学べる
デザイン研究所(デザ研)さん 画像で多様なデザインパターンを学べる

2. WEBデザイナー志望の方(特に自分と同じくらいの年の方)から就活動向を探る
私は22卒だったので、同じく22卒の方や、一つ上21卒の大学生の方をフォローすることで、就活の流れを掴んでいました。人と同じペースに合わせすぎる必要はないとは思いますが、インターンやエントリー時期など、出遅れてしまう不安感は減るので、常に情報を掴んで置くと安心して就活を進められました。

勉強の間の息抜きにもなったので、Twitterアカウントは作っておいてよかったなと思います。

⑧ゼロ秒思考(番外編)

これはWEBデザインのスキルアップのためというよりも、自分のマインドセットのためにやっていたことなので、番外編的な感じで捉えてください

0秒思考はA4のメモ書きを繰り返すことで、思考のスピードが早くなったり、モヤモヤした気持ちをリフレッシュさせることのできる方法です。

やり方は簡単で、自分でテーマを一つ決めて、A4の紙に1分以内に頭に浮かんだことを箇条書きで書いていくだけです。テーマは「今考えていること」や「夏休みやりたいこと」「どうすればこの悩みを解決できるのか?」などなんでもOKです。これを1日10回行います。

就活中はストレスが多く後ろ向きになってしまうこともありましたが、自分が考えていることを整理することで、やるべきことだけに集中できて、前向きになれました。

本当は集中力を挙げる効果もありますが、私はストレス発散の手段として使っていました。モヤモヤした気持ちがかなり楽になるので、ストレスが溜まりやすい就活中にはすごく助かりました。おすすめです。


【勉強法】理想の勉強スケジュール

大学3年生
10月 Progateでみっちりコーディングの勉強 + スキマ時間に基礎デザイン本
11月 デザイン本応用 + Udemyでツールの勉強 + Twitter開設
12月   サイト制作 + サイトレビュー(週2以上) → MENTA
  1月    サイト制作 + サイトレビュー(週2) → MENTA
  2月 ポートフォリオ制作 → MENTA
  3月 ポートフォリオ完成+企業へエントリー → MENTA

やってよかったことだけでは、どの順番で勉強すればいいか分かりにくいと思い、勉強スケジュールを組んでみました。半年で0から企業エントリーまでのところを想定しています。一から全部半年で勉強するのは結構短くて、スケジュールがギチギチになりました。

終盤のサイト制作では思い悩む時間も必要になるので、序盤の段階をいかに効率的に、すばやくインプットできるかがポイントだと思います。

勉強法は一人一人合う合わないがあると思いますが、自分なりに一番効果的だと思う方法をご紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです!


【独学】独学で勉強した理由

ここからは独学での勉強ついて書いていきたいと思います。

一般の大学生が在学中にWebデザイナーを目指す場合、スクールなど学校に通う場合と、独学で勉強する場合のどちらかに大体別れると思います。
私は独学を選んで勉強しました。その理由は2つあります。

 お金がなかったから
少し不甲斐ない理由ですが、勉強を始めた頃はバイトをしていなかったので、単純にお金がありませんでした。
大学3年の秋頃とスタートも遅かったので、新しくバイトを初めてからスクールに通うよりは、独学で勉強した方が効率がいいかなと思っていました。

② 自分のペースで勉強する方が捗るから
高校の受験勉強も、授業で勉強するより自分でどんどん勉強するのが好きなタイプだったので、独学で好きなペースで勉強したいと考えていました。

実際に独学で勉強してみて、この2つのメリットはかなり感じました。特に2つ目に挙げた、自分のペースで学習できるメリットはすごく自分に合っていました。独学で勉強したからこそ興味のあることをどんどん吸収できました。同じように自分のペースで勉強するのが好きな方は独学に向いている可能性が高いと思います。


【独学】独学でデメリットに感じたこと

私が独学で苦しいなと思ったのは、困っても誰にも聞ける人がいないことでした。その対策として前述したMENTAを利用し始めました。スクールなどと比べて比較的安価で教えていただけるので、独学の方には本当におすすめです。

あとは一緒に切磋琢磨する仲間がいないこともデメリットとして挙げられるかなと思います。美大や専門学生でなければ周囲にデザイナー就活している人はほとんどいないので、孤独感を感じることもしばしばありました。

スクール以外で仲間を作るなら、Twitterやインターンで同じ目標を持つ仲間を作ったり、ReDesignerforStudents(デザイナーを目指す学生のためのプラットフォーム)のSlackに入って就活情報を掴んだりするのもおすすめです。


【独学】独学で勉強した感想

勉強した結果としては、独学で勉強してよかったと思っています。

一番の理由は、私自身に独学の勉強法があっていたと思うからです。独学だからこそ主体的な視点を持ってガツガツ勉強できました。自分でどんな勉強をすればもっとよいものができるのか、就職するためにはどういったことが必要なのか試行錯誤しながら勉強することが楽しかったです

スキルに関しては、面接でも十分だと言っていただけることが多かったです。(美大や専門学生の方と比べると劣ると言われたこともありますが......。)スキルは人それぞれで成長速度は違うためはっきりと言い切れませんが、十分な時間があれば独学でも伸ばすことができると思います。あとは新卒だとスキルよりやる気が優先されやすいなので、足りない場合でもやる気があることをアピールすれば伸びしろを感じてもらえるかもしれません。

あとはコーディングは特に向き不向きがあると言われているので、まずは自分にあっているか試したい場合にも、独学から勉強するのもありだと思います。

もちろん独学が合わない方もいると思います。その場合は信頼できるようなスクールに通うのがよいと思います。個人的にはデイトラデジハリが評判が良さそうなので体験してみたいです。笑


【就活】面接で聞かれた質問

あるある質問
・自己紹介
・学生時代に頑張ったこと
・学生時代に頑張ったこと全てを10割として、それぞれ何割ずつ力を注いだのか
・今までしていた部活
・長所と短所
・周囲の人に言われる性格、長所と短所
・選考状況
・いつから就活を始めたか
・趣味は何か
・チームと個人ならどちらで行動するのが好きか
・これまでで一番挫折したこと→どう乗り越えたか
・嫌いな人のタイプはどんな人
・逆質問
・最後に一言ありますか

企業関係の質問

・志望動機
・当社の悪いところはどこ→改善策提案
・会社選びの基準となぜ当社がそれを満たしていると思ったか
・当社の制作物で気に入ったものはどれか
・当社に入ったらどのように貢献できるか
・5年後、10年後のキャリアビジョン
・当社は残業が多いけれど大丈夫か

デザイナー関連の質問
・ポートフォリオの説明
・一番力を入れた作品→制作の中で大変だったこと
・WEBデザイナーになろうと思った理由
・独学を選んだ理由
・独学で勉強して大変だったこと→その改善法
・勉強した方法
・今している勉強
・毎日何時間くらいWEBデザインの勉強をしているか
・使っているデザインツール
・好きなデザイナーと好きな理由
・好きなサイトとその理由
・好きなギャラリーサイト
・好きなデザイン本
・好きなサイトのジャンル
・いいデザインとは何か
・WEB制作をする手順の中で大切だと思うこと
・WEB制作をしてみて一番楽しかったこと
・デザイン・コーディングで心がけていること
・デザインとコーディングだとどちらが好きか
・使える言語
・クライアントにデザインの大幅な変更を求められたらどう行動しますか

面接で聞かれた質問を3パターンに分けてまとめてみました。

あるある質問は、WEBデザイン関連でない企業でも共通する質問を挙げました。定番の質問ばかりなので、就活系の記事を見たりしてしっかり対策していけば大丈夫ではないかと思います。

企業関係の質問は最終面接で特に深堀りされることが多く、1次面接では志望動機だけサクッと聞かれることがほとんどでした。その企業の事業内容や強み、社風などをしっかり勉強しておかないと難しい質問もありました。個人的には企業関係の質問を対策するのが一番大変でした。

デザイナー関連の質問では、デザインの勉強法や、デザインへの向き合い方について聞かれました。勉強法について聞かれる質問では、日々勉強し続けられる人なのかを見極められているように感じました。
デザインへの向き合い方を聞かれているような質問では、デザイナーは自分の作りたいものや個性を出すアーティストとは違い、クライアントやユーザーのための物を作る仕事だと理解しているか問われると思いました。
好きなサイトのジャンルなどはその会社が受注しているサイトの方向性とあっているか確かめられている質問だと感じました。

どの質問も聞き手側の意図があります。予想外の質問が来ることもありますが、なぜその質問を聞くのか、求められている答えの中で自分が持っている一番近い考え方を答えれば、上手くいくことが多いんじゃないかと思いました。

面接は緊張してしまうけれど、慣れだとよく言われます。私も最初の方はめちゃめちゃボロボロで、とんちんかんな回答ばかりしていました......。初めから上手に出来る人なんてほとんどいないので、繰り返して少しずつ良い答えを見つけていきましょう!


【就活】就活でやっておけばよかったこと

・長期インターンに行かなかったこと

就活でやろうと思っていたのにできなかったことは、長期インターンに行くことです。本当は短期長期どちらも経験してみたかったのですが、就活に取り組み始める時期が遅く、ポートフォリオが間に合いませんでした......。1社だけポートフォリオなしで受けてみましたが、スキル不足であっさり落ちてしまいました。

結果的にはインターンに行かなくても、内定をいただけたのでよかったのですが、就活では特に長期でインターンに行っていればかなり強みになると思います。

実際にプロのデザイナーさんの近くで働くことで、ポートフォリオの作品の質や、面接で話せる話題もかなり増えると思うので、今考えてもインターンに行っていた方が有利だっただろうなあと思います。


【就活】ポートフォリオについて

1.媒体
ポートフォリオはWEBサイトと紙の2種類がありますが、私はWEBサイトを制作しました。私はWEBデザイナーの職種だけ受けていたので、ポートフォリオサイトで困ったことは特にありませんでした。WEBデザイナーに絞って就活される方は、基本サイトで十分だと思います。

例外として、以前他の方のブログで、対面面接の時に、紙のサイトを補助的な役割として持っていていたお話は拝読したことがあります。サイトで載せきれなかった作品を載せて、やる気があることをアピールできたそうなので、追加で見せたいものがある場合などは入れてみるのもアリかもしれません。(ブログも載せたいのですが見つけられませんでした。すみません。)

2.作品
私はポートフォリオでは、ほとんどWEBサイトの作品を載せていました。
全てコーディングしたものではなく、デザインだけの作品も多いです。もちろんコーディングまでした作品が複数あった方が良いと思いますが、私はデザインを中心にやりたかったので、デザインをメインにしていました。
架空のサイトも多かったのですが、既存のWEBサイトのリニューアルや、クライアントワークの方が題材としてはおすすめです。面接になると作品の説明をする機会も多いですが、その時作品のバックグラウンドがある方が論理的に説明しやすいと思います。

あとは少しですがバナー作品も載せていました。バナーはWEBサイトよりは短時間で出来ますし、企業によってはもっと見てみたいと言われたりもしたので、複数作っておくとよいと思います。

模写作品は最初からポートフォリオには載せないつもりでいました。というのも、ポートフォリオの作品で何を載せようか調べていた時に、模写はあまり載せても意味がないとしばしば言われていたからです。ただ模写しただけではなく、少しデザインを変えて、自分なりの工夫を見せたりするならありかなとは思いますが、優先度的にはあまり高くないと思っています。

作品は10作品ほど作っていきました。それくらいあれば数の少なさで落とされることはないかなと思います。数はたくさん作った方がやる気が伝わり易いですが、1作品のクオリティも考慮しながら丁度よいとところを見つけて下さい。

3.自分について
ポーフォリオでは作品ページとは別に、自分について詳しく書いたページも作りました。基本的なプロフィールや、どんなデザイナーになりたいのか、尊敬しているデザイナーさんについて書きました。最初の書類選考では、ポートフォリオから人柄を推測することしかできないので、自分についてのページは充実させて、人柄や考え方が伝えられるページになっていると良いと思います。

4.心がけたこと
私はポートフォリオを一度0から作り直しています。それは最初に作ったポートフリオは自分を表したものではなかったからです。最初に制作したポートフォリオでは、プロのデザイナーさんのポートフォリオを参考にして制作したため、とにかくかっこいい物を作ればいいんだ!と大きな勘違いをしていました。その結果かなりシンプルで味気ないポートフォリオになっていました。

2度目に作ったポートフォリオはその反省点を生かして、人間らしい温かみのあるものを心がけて作りました。あとは他の方の素敵なポートフォリオを見た時に、性格の良さが伝わってくるようなポートフォリオだと思ったので、一緒に働きたいと思ってもらえそうなものにするのが良いと思います。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます!

このnoteでは、勉強法、独学、就活の3つに軸を置いて書かせていただきました。自分が体験して学んだことをたくさん詰めたつもりです。少しでもためになるものがあれば嬉しいです。

私も就活中はなかなか上手くいかず、かなり苦労しました。多くの方が最初は上手くいかなくて悩むと思います。ですが、今の自分に何が足りないのか、一つ一つ考えて、行動していけば、少しずつ良い方向に向かうはずです

私も本当にダメダメ就活生でしたが、勉強している間はとても楽しく、自分自身も成長できたと思っています。悩むこともたくさんあると思いますが、楽しく就活してほしいなと思っています。


私自身まだまだ勉強中の身ですが、過去の自分のようにどのように勉強すればよいか悩んでいる方の何かしらのヒントになってほしいと思い、このnoteを書きました。

このnoteが必要としてくれる方のところまで届きますように!!

長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました。




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