見出し画像

マーケティングの話:企業の縦割れ文化を無くして、競争力をつけるには?

こんにちは。
マーケティングの話をさわりだけ少し書きます。
今日も偉そうですw

企業の競争力を阻害するものとして、各組織が縦割れで意識がバラバラであり、団結より縄張り争いや自分達の城を守ることに終始してしまうことがありますね。

こうなると、各組織の幹部は自分が現役の時は無理な冒険や改革を行わず、保身優先になりがちです。根本的な部分を大改革しないと会社そのものが将来傾くと思っても、大改革すると一旦その組織は低迷し、回復するのに3年はかかるから、それは俺の後で誰かがやればいいという思考です。

これは残念ながら今の日本に多いことでしょう。

その組織形態を絵にするとこんな感じです。

「私は金勘定や借入が仕事だから、お客のことは考えたことが無い」とか「私は営業なんだから売りやすいものを作ってくれないと予算達成できないぞ。製造部門の努力が足りないぞ」「営業が無茶な注文取ってくるもんだから工場の仕事がめちゃくちゃだ」という良くある状態ですね。

この縦割り組織で、皆が縄張り意識が強いことを打破するには、様々なマーケティングの書物に書かれていることの受け売りですが(笑)、こういった感じです。

つまり各組織が、顧客が最も大事で、且つマーケティングを共通のミッションとすることです。


ここで言うマーケティングとは何かと言うと
①市場の調査・観察
②収益予測
③新製品の研究・開発
④広報・宣伝、顧客開拓・獲得、販路開拓・整備
⑤顧客満足度の維持・向上
⑥購買処理、物流の整備等があげられます。

つまり、財務や製造の部門でも常に顧客(製品を買う・使う利用者)を意識し、その市場の観察や広報宣伝の役割を受け持ち、販売部門も新製品開発の役割を持つ等、全部門がマーケティングについては共通目標として日々意識して業務に当たる・・・ということです。

「私は金勘定や借入が仕事だから、お客さんのことは考えたことが無い」、「私は営業なんだから売りやすいものを作ってくれないと予算達成できないぞ」という他部門のことは知ったことではないというマインド・組織風土を変えて、全社一丸となることを可能にします。

もちろん理想論ではありますが(笑)。いや笑いごとではなく、現代の目まぐるしい世に中で起業が存続・成長するための基本的なことだと思います。

私が長年色んな企業に訪問してみたり、一緒に仕事する等して「自分自身の役割」と「会社全体のためになること」の両方を重要視している社員が多い会社は、活気があって伸びている実感があります。

<関連する記事>

以上お付き合いいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?