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ディズニーシーでのハシゴ酒をおすすめしたい

東京ディズニーリゾート、夢と魔法の王国ディズニーランド、冒険とイマジネーションの海ディズニーシー、二つのパークを主として作り上げられた世界にも名を轟かすテーマパークだ。
中でもディズニーシーは開園当初から「大人も楽しめるディズニー」としてアルコールの販売を目玉の一つとしていた。
そんなディズニーシーで酒をメインに楽しむというのが今回の話の軸となる。

普通、ディズニーといえば何を思い浮かべるだろうか。
一般的に、例えば土日に訪れたとすれば開園後すぐにファストパスを取り、人気のアトラクションに並び、園内のレストランで行列の後食事を済ませ、その後またアトラクションやパレードを楽しむ。アトラクションをハシゴするというようなイメージが強いのではないだろうか?

私は月に一回はディズニーリゾートを訪れているが、そうなるともはやアトラクションは2〜3個乗れればよく、季節毎に開催されるパレードや季節限定の食事がメインとなってくる。ディズニーシーはアルコールの販売もあるため季節限定のカクテルもおもしろい。

私はディズニーが大好きなのだが、それと同じくらい酒が大好きだ。

そんな私がディズニーシーをハシゴ酒利用する際のレポートとその素晴らしさを伝えていきたい。

〜11月の昼酒記〜

7:00
この日の開演は8時であるが人気アトラクション、ソアリンのファストパスだけは取得したい為、早めに入園ゲートに並ぶ。
入園までの1時間、長いように見えるがその日パークで何を食べるか、何を飲むか等話したり、煙草やトイレに行きたくなれば入園ゲートからすぐそばにあるホテルミラコスタを利用できたりと、1時間はあっという間に過ぎていく。

8:00
開園
開園直後にスマホのアプリにてソアリンのファストパスを取得。これさえ済ませてしまえばもはや急ぐ必要はどこにもない。
エントランスでバンドの演奏を楽しみ、季節毎に変わるパークの装飾を見て楽しむ。

8:30
入園してすぐ、目の前に広がるプロメテウス火山を望み、まずどこに向かうか?
なにはともあれ酒である。
アメリカンウォーターフロントにて早くから開いているニューヨークデリにて朝酒。
テラス席でポテトをつまみにビールを飲みながら、入園してくるゲストを眺める。
ディズニーシーのレストランはそれぞれオープン時間が開園直後から開園後3時間まで幅があるため次の目標酒場が開店するまでここでのんびり朝酒を楽しむ。ビール2杯は欲しい。

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10:00
アメリカンウォーターフロントから15分ほどゆっくり散歩しロストリバーデルタへ。
道中ポップコーンワゴンで麻辣味のポップコーンを購入。これはつまみとして大変優秀なもので、バケツで購入し首からぶら下げでいればどこでも酒場になる。

10:15
ロストリバーデルタ着。
ここにあるミゲルズ・エルドラド・キャンティーナが二件目。
季節限定のテキーラカクテルとスパイシーチキンレッグを手に川沿いのテラス席へ。
午前中のレストランは比較的どこも空いているため席も選び放題だ。
ここでインディジョーンズクリスタルスカルの魔宮のファストパスを取得し1時間ほど川から船などを眺める。

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11:30
ディズニーシーエレクトリックレールウェイに乗りアメリカンウォーターフロントへ戻る。
ほろ酔いの中車窓から道行くゲストに手を振ったり景色を見て過ごす。とても気分がいい。

12:00
アメリカンウォーターフロントに着いた後は土産屋を眺めたり建築を眺めながら散歩を楽しむ。ディズニーシーの建築はすごい、こうしたものは全てイマジニアと呼ばれる方達が制作しているものなのだがその手の歴史に詳しい人でも唸るものがあるという。アメリカンウォーターフロントにはアルコールをテイクアウトできる店も多いので建築をつまみに酒を飲んでも良い。

13:00
園内を一周する船、トランジットスチーマーラインに乗船し、昼下がりのパークを眺める。またゲストに手を振る。船から見える灯台にシンデレラの仮装をした女児がプリンセスのような手振りをしてくださり幸せな気持ちになった。パークにいると見ず知らずのゲストに手を振ることが多い。日常生活ではまずあり得ないがこれは酔っ払っているからではなくパークの空気がそうさせるのだ。すごい。

14:00
船から降りたらメディテレーニアンハーバーのザンビーニブラザーズリストランテに寄り、スパークリングワイン、ビール、生ハムサラダ、ロングピザにての昼食を摂る。

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15:30
ファストパスを取得したインディジョーンズの搭乗時間が近づいてきたので、アトラクションそばのユカタンベースキャンプグリルにてベイリーズを使っためちゃくちゃ甘いカクテルを注文。普段はこんな甘いものまず飲まないがパークの空気がそうさせてしまう。すごい。
チョリソー、ポテト、チーズのおつまみセットが美味しそうだったのでアトラクション後の再訪を決意。

16:00
インディジョーンズクリスタルスカルの魔宮搭乗。

16:30
ソアリンのファストパスの時間までユカタンベースキャンプグリルにて先程見かけたおつまみセットとビールを注文。2時間ほど時間があるためもちろんビールはお代わりする。もちろんテラス席。バカなので外が大好きだ。

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18:30
ソアリン搭乗。ほろ酔い状態で文句なしの体験。ソアリンは良い。

19:00
ソアリンそばのベンチにてパークを行き交う人々を眺める。しばらくしてから混雑したお土産屋を横目に退園。リゾートラインに乗り込み舞浜駅まで戻りショッピングモールのイクスピアリへ。

19:30
飲んだ後はイクスピアリにてシメのラーメン。今日の出来事を語りながら食うラーメンはまだパークの余韻を残した味がした。

20:30
帰路へ。自宅で飲み直す。

一日滞在してアルコール7杯、搭乗アトラクション4つ。入場制限一歩手前の土曜日だったが特に疲れることもなく非常に満足した一日だった。
この日は基本的にカフェテリアスタイルの店舗のみ利用したがディズニーシーにはテーブルサービスを行う店舗やバーカウンターを併設した店舗も存在する。
バーカウンターを併設したテディ・ルーズベルトラウンジ、マゼランズラウンジの二店舗では一通りのスタンダートカクテルや各種スピリッツが楽しめる。

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パーク内で販売されるアルコールはそれぞれの店舗で多少異なり、定番のビールでさえも銘柄を変えていたりする。そのためロケーションやフードの違いも含めてハシゴ酒をする楽しみも増えてくる。

また店舗間を移動する際の街並みも素晴らしい、ヴェネツィア、ニューヨーク、アラビアンナイトの世界に、中南米未開
のジャングル。歩いているだけで楽しい。歩いているだけでもはや酔っている。
ヴェネツィア運河のゴンドラに海底探険、ビッグバンドの演奏とほろ酔いで楽しめるアクティビティも超充実。

ここまでディズニーシーの素晴らしさばかり伝えてきたが多少気になる点もある。
それは酒の種類について。
パーク内ではレモンサワーやハイボールなど、糖質制限で最近流行っているようなアルコールはほとんど手に入らない。
一部店舗のみ販売されてはいるが基本はビール・ワイン・オリジナルカクテルの三種である。オリジナルカクテルは甘かったり季節によってはフローズンスタイルやホットスタイル等になるため、酒をドカっとヤって喉を潤したい際にはビールしか選択肢がなくなってしまう。
しかしこの選択肢の少なさというのが逆に悪酔いを防いでくれる。ハイボールよりビールのが度数低いからね。

パークで泥酔者を見ることはまず無いが、こういった部分でも泥酔者対策がとられているのかもしれない。(ディズニーでは泥酔防止の為アルコールを注文する客には都度キャストによるチェックが入っている)
もし園内で飲み足りず、浴びる様に酒を飲みたければ退園後にイクスピアリに行けば良い。イクスピアリにはクラフトビール屋、パブ、バル、シガーバー、ダイニングバー。舞浜駅にはサイゼリヤまでなんでも揃っているので飲み直しが可能だ。

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普段アトラクションやショーにと奔走し、ディズニーは楽しいけど疲れる場所、というイメージを持った方がいるとすればこのディズニーハシゴ酒、是非ともおススメしたい。なお酒を飲みながらパークを歩くことはできるが、アトラクションへは持ち込めないためご注意を。


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