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母とZOOMして感じた「やってみよう」の力

長引く自宅保育に耐えかねて、ITオンチの母(64歳)にZOOMをゴリ押ししたところ「簡単に孫に会える!」と案外好評。人生を楽しむために「やってみよう」と思える力が大切だなと感じた話です。

長引くワンオペが辛い!母とZOOMしてみた

自宅保育が長引き、そろそろワンオペが辛くなってきました。時計が進むのが遅いこと遅いこと・・・。ふと、実家の母とZOOMしてみたら良いのではと思い立って、やってみました。

とはいえ母(64歳)は筋金入りのITオンチです。スマホ持ちではあるものの、限られた機能しか使えず、電話を取るのも度々失敗する(タイミングが難しいらしい)ほど。色々説明すると難しく思われそうなので「テレビ電話をする」ということだけ事前に伝えて、

・パソコンのアドレス宛にZOOMの招待メールを送信
・時間になったらそのリンクを開いて!と依頼
・あとはその場で電話で指示出し(「そのボタン押して」「メールにかいてあるこの数字を入力」など)

をしてみたら、なんとか一度で繋ぐことができました!

久しぶりに娘(私)と孫に会えた母の感想は・・・

「無縁だと思っていたけど、やってみたら簡単だし孫と会えるの便利!」と案外好評。その後も何回かZOOMでお喋りすることができました。
(母と子どもが話している間、私は家事をしたり一息ついたりできるのでとても助かるのです)

パソコン越しに絵本の読み聞かせをしてくれる母と息子の図↓

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なんと母がオンライン飲み会を提案

数回のZOOM参加を経験してその便利さに感動した母。長年の友人グループにオンライン飲み会を提案したそうです。
しかし結果は・・・、反対多数で否決となりました。
主な理由は、
・難しそうだからパス
・部屋や顔をさらすのが嫌
・よくわからない

だそうです。
母いわく「やってみたら簡単なのにもったいないね。こんなにいいものを教えてくれて感謝だわ。私、中国語のレッスンが中断しているけれど、先生と相談してオンラインで受けようかとも思っているのよ。」とのこと。自分の母ながら、その柔軟性に驚きました。

現状維持バイアスと変身資産

母の話を聞いて思い出したのが現状維持バイアスという言葉と、変身資産という言葉です。

現状維持バイアスとは、「未知なもの、未体験のものを受け入れたくないと感じ、現状のままでいたい」とする心理作用のことです。年齢とともに比例するとも言われています。

そして変身資産とは、「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」という本に出てくる、100年ライフを充実したものにするために必要とされる「見えない資産」のひとつで、その要素の中に「新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていること」が挙げられています。

もちろん母にも現状維持バイアスはあると思います。今回でいえば、ITオンチなのでさらに抵抗力は強かったはず。

しかし、それを乗り越えて一歩踏み出せたからこそ、孫とのテレビ電話やオンライン中国語などの新しい楽しみに出会うことができたのです。

母の友人たちになくて母にあったもの、それは「やってみよう」と思える力(と多少強引に背中を押した私の存在)ではないでしょうか。変身資産とはこういうことなのだな、と実感しました。

私はどうだろうか?自分を振り返る

では自分はどうなのだろう?と考えました。
新しく何かを試すって、多少の負荷も時間もかかります。
なので、これまで育児に追われ時間がないことを言い訳に、後回しにしていた色々な事があります・・・。

自分が64歳になったとき、はたして母のように新しいことに挑戦することができるでしょうか?今のまま保守的な行動を続けていくと、それにより得られたかもしれない素敵な経験を逃してしまうことにならないかしら?

これからの人生を充実したものにするために、まずは「やってみよう」と挑戦する癖をつけようと決意しました。やってみて合わなければやめたらいい。時間はまだある!

また、ハードルを下げるための仕組みとして、刺激を与えてくれる人とのつながりや、みんなで一緒に何かにチャレンジする、ということがポイントかと思います。

母に比べれば私もまだ若い!挑戦する気持ちでは負けないぞ~!

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