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#1 あらためて、自己紹介

50歳の誕生日を過ぎて、「いよいよ人生後半だ」と思います。前半よりも後半を素敵なものにしたいという思いでいっぱいです。今日から週2回を目標に記事を投稿します。note 開設時には「自己紹介の自己紹介」を書きましたが、ここであらためてこれまでを振り返ります。


小学校の図書室には、「アメリカ」「フランス」と国別にその国の自然や街の景観をまとめた図鑑があり、週に1時間の図書の時間に1カ国ずつ見るのが楽しみでした。中学校で英語が始まるのが嬉しくて仕方なく、中学校入学後は何はともあれ英語に打ち込みました。高校に進み、大学受験勉強の段階になっても、英語だけは楽しんで勉強している感覚でした。

大学入学時の夢は「テレビ局で番組制作をする」でしたが、テレビは年々見なくなり、代わりに楽しくなったのは大学近くの学習塾で英語を教えることでした。大学へは心理学専攻で入りましたが、3年次に教育学に変更、大学院では英語教育コースへ進み、2000年4月に英語教師として都内の私立中高一貫校に赴任しました。

中学生になって目覚めたもう一つのこと、それは音楽でした。母がビートルズが好きで、レコードを聞くと、これまで聞いたことがないような音楽に英語の歌詞がついている!完全にとりこになり、「英語+音楽」がライフワークになる種が蒔かれました。ビートルズの Help! や Her Majesty を毎日のようにレコードに合わせて歌っていたので、早口の英語にもごく初期に慣れてしまいました。


教師生活も7年が過ぎた頃、自分の生活に「そういえば音楽がない」と気づき、音楽業界で海外営業・マーケティングの仕事に転職しました。海外営業というと、「どの国の担当だったのですか?」とよく聞かれるのですが、それは大企業の話。僕がいた小さい会社では、海外営業は事務担当者を含めて全部で2〜3人。約30カ国をすべて担当し、多い年には年間100日以上、20カ国以上を出張で回りました。この経験のおかげで今があると思います。

そして2018年、Google 社が言語モデル BERT を発表、AI 翻訳の精度が急速に上がり、英語を生業とする海外営業の仕事にも変化が見られるようになります。「トンチンカンだった AI 翻訳はなぜ急に賢くなった?」「そもそも AI 翻訳ってどういう仕組み?」と、興味は言語を扱う AI の一分野である「自然言語処理」へたどり着きました。タイミングを計ったように、2020年に「文系出身者も入学可能な大学院 AI 研究科」が立教大学に開設されました。47歳でいわゆる「理転」を決意し翌2021年に入学、この春に修了し、流れに乗って秋からドイツへ博士課程留学が決まりました。

ドイツといえば、中学1年の時に買ったビートルズのライブ版CDはハンブルグ Star Club での1962年の録音、仕事で初めて行ったヨーロッパはドイツ、何か縁があったのかな、と思います。タイトル上の写真は仕事で英国へ行った時に、アビーロード・スタジオで撮ったものです。ビートルズの多くの楽曲が録音された場所なので、「英語+音楽」のキャリアはここから始まったように感じています。
(2023年6月25日)

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