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筋トレに重りは必須なのか考えてみた

おはようございます。
考え事をしながら寝ていたら、朝になっていて全く寝た気がしないけど、ちゃんとお腹が空いて「あー生きてる」と実感した佐々木譲崇です。
#睡眠大事

僕は、パーソナルトレーニングジム[One and only]の運営をしているのですが、ジムでは重りを使う場合もあれば、全く使わない場合もあります。
これには明確な住み分けがあって、自重での運動が安定してできるなら重りを使い、そうでないなら重りを使わないようにしています。
(例外で自重のために重りを使う時もあります。)

なぜなら、自分の体重に耐えれていないということは、自分という重り以上の負荷には耐えられず怪我のリスクを高めてしまうからです。
もちろん抗重力筋が働かない状態で、重りを使ったトレーニングは筋肉を大きくすることにはいいですが、日常的に役立つのかどうかという視点が大切だと思います。

昨今のダイエットブームにおいて筋トレは必須の行為と認知されてきています。
これは非常にいい傾向なのですが、見せるための筋トレが増えきていることに危機感を覚えます。

筋トレの動機は人それぞれでいいと思います。
続けられるということが一番大切なので、それが全うできるなら正直なんでもいいです。
しかし、筋トレはあくまで身体を壊す行為ということを忘れてはいけません。
(身体を動かす程度の軽い運動では壊れませんが、重りを使って追い込む行為には必ず組織の破壊が起きます。)

何を言いたいのかというと、ただ「効いている感じ」を求めてしまうと、「いつか怪我するよ。」という話です。

怪我をしたら、一定期間トレーニングができなくなる。
それはどう考えても時間の無駄が出てしまう。
その無駄を省くためには、「効いている感じ」だけではだめなんです。

筋トレに重りは必須なのか

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結論から言うと、なくてもいいと思います。
もちろん、その人が何を目的でやるのかが大切になってきますが。

僕はトレーナーという身体の専門家を名乗っている以上、常々身体をいい状態にするための効率化を考えています。
未だ知識も足りずまだまだですが、今の所の僕にとっての最適解が、

「身体のバランスを整えてから、いろんな姿勢で動作を行いながら負荷をかける」です。

身体のバランスと言うのは、どこまで考えるかによって非常に深い内容ですが、まずは筋肉が使いすぎなのか、使えていないのかの把握だけでいいと思います。
#身体は深海

使いすぎの筋肉は筋肉を緩めないといけないので、反対側の筋肉を使ったり、ストレッチをしたり、最大収縮してみたり(これは難しい)しないといけません。
逆に使えていない筋肉は、使えるように負荷があまりかからない姿勢から動かしてあげる。

そうしてあげると、適切に筋肉が引っ張り合いをしてくれるので、関節が安定します。
関節が安定すると、身体のセンサー(機械受容器)がうまく働きます。
そうすると、筋肉がちゃんと働いてくれるようになるので、強い負荷にも耐えれるようになっていきます。

つまり、関節を安定させるだけで持てなかった重りもコントロールできる可能性があると言うことです。

しかし、関節を動かす上では、体幹が大切になります。
これを話すと、「うん、うん、そうだよね」と言う人もいるとも多いとは思いますが、体幹に固めることはほとんど必要ありません。

体幹の筋肉の役割は、必要最低限の力でアライメント(骨の位置)を保つことです。
だらけきった姿勢でいると、どんどんその機能は低下して、それによってまた違う不調がもたらされます。
かといって体幹を固めることを覚えてしまうと、様々な負荷や不安定感などに対応することはできません。

そのためには、色々な姿勢での体幹トレーニングが大切です。
その姿勢は、仰向けやうつ伏せ、四つ這いなど本当に色々な姿勢でやる必要があります。

そうして、適切に身体をコントロールできるようになれば、重りを使ってトレーニングするのがいいと思います。

あくまで個人的な解釈なので、参考程度に読んでみてください。

では、僕からは以上です。

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