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キモいとかいうけど虫って普通にすごくね?っていう話①多様性

タイトルの通り、改めて虫すごくない?っていう話(あとゾウムシ可愛い)です。

①、って表現で分かる通り、たくさん続けて書くつもりです。理由の一つは虫の凄さについては一回で書き尽くすのは難しいというものです。もう一つは僕が虫を単純に好きだからです。

割といろんなものに興味を持っている(つもり)の僕ですが、特に虫は好きです。虫に対しては心から尊敬の心(本当に心から)を持っているので、「お前なんか虫けら以下だ」などの定型文で罵倒されても(いつの時代?)、いやこの世で最も繁栄した種族たち以下と言われてもピンとこねーよ、って感じですね。

多様性

まず今言った通り、この世で最も繁栄しているのが昆虫です。簡単にいうと最も種数が多いってことですね。もちろんそれぞれの個体数もかなり多いのは想像に易いと思います。正確な数字は覚えていませんが、哺乳類とか魚類とか鳥類とかありますが、それらは1万種いかないくらいですが、昆虫はといえば、100万種を超えています。

ちなみに昆虫は界門綱目科属種でいうと、動物界・節足動物門・昆虫綱にあたり(あと細かいところは知りません)、カニとかエビに近い仲間になります。よくエビの尻尾はゴキブリの羽と一緒で〜みたいな話はありますが、どちらも同じキチンというタンパク質からできていますし、そもそも結構近い仲間です。

この「多様性」という点であらゆる生命体を凌駕しています。もちろん虫は小さいですし、あらゆる場所に生息しています。見つかっている種は半分とか1/3と考えてもいいのではないでしょうか。実際毎年たくさん新種が見つかっています。

その生物量もとてつもないです。ある研究者によると、ある熱帯地域に生息するアリ全個体の総重量が地球上の全脊椎動物の総重量よりも重いと言った具合です。


↓虫が出てきます


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旧iPhoneSEで撮ったので画質はかなりよくないです。

これは近所で秋ごろに発見したオオゾウムシです。日本で普通にみられるゾウムシの中では最大級のやつです。こいつの体長は2cm程度でしょうか、。二匹が並行にノロノロ歩いていました。飛んで移動しなよって感じですね。

ゾウムシ自体は羽が退化して飛べなくなった種も多いです。こいつは飛べますが。移動も苦手です。その代わりに体をゴツゴツさせて、硬くすることに特化して進化しました。なんかその不器用な感じも渋いです。

茶色の凹凸のあるボコボコした表皮(外骨格)と表面の黒い模様があってかっこいいです。象みたいな口(口吻)と、長い足に鉤爪もしっかり見えています。ガッチリしていていいですね。このような鉤爪で木にガシガシ登ってこの長い口で(象虫なので鼻かと思いきや口です)樹液を吸います。ちなみに調べてみると、偽死(死んだふり)をする面白い生態を持っているみたいでとても面白いです。

僕は田舎出身で実家の田んぼで栽培したコメを食べていたのですが、よく小さな虫が保存してあるコメの袋の中を歩いていたりしました。これはコクゾウムシ(穀象虫)と言って、コメの中に生み付けられていた卵から孵ったのですね。別に食べても害はないので気づかないふりしてムシャムシャ食べていました(ゴマよりも小さい虫です!)。ちなみにこの卵を産み付けるときにも長い口が穴を空けるのに役立ちます。

ベラベラと書いてしまいましたが、実はゾウムシは昆虫のなかでも特に多様性が高い昆虫です。ゾウムシだけでも6~20万種くらいはいると考えられているみたいで、あらゆる生物種の中でもす。なんでこんな増えたんでしょうか、飛べない種が多いので移動性は低いからいろんな地域に移動して種数を広げたってセンスは違う気が違う気がします。

考えてみます。



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