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20歳最後の日

あの、祝ってもらいたいとかそういう下心一切ないんですけど僕、明日(6/19)誕生日なんですよ

まぁ、これと言って特に意図はないのですけれども

僕、明日(6/19)誕生日なんですね?

おかげさまで明日で21歳になります。

基本的に誕生日の話は誕生日にするものだと思っていたのだが、
よくよく考えたら「あ、今日って僕が20歳でいられる最後の日だな」と思って、やたらめったら名残惜しい気分になっている今日この頃である。

20歳、この1年間楽しいことも大変なことも色々なことがあったなと。たぶん、この1年間について語るのは、人生の中で今日しかないなと思い立った。

というわけで、自分の振り返りも兼ねて、今回の記事は僕の20歳の1年間のハイライトと、21歳の抱負を述べる文でもしたためてみることにする。


2019年6月
20歳の誕生日を迎え、お酒が飲めるようになる。
でもお酒はそんなに強くないタイプだということに気付く。

2019年7月
大学のオープンキャンパスの手伝い準備や、後輩のAO受験の志望理由書添削、アカペラサークルの練習が忙しかったが、それなりに充実感をもって奔走していた。

2019年8月
大学が夏休みに突入。7月までの忙しさが嘘のように消え失せる。高校から、大学受験という一つの大きな目標に向けて突っ走ってきて、ようやく迎えた最初の夏休みで、僕は過去の中で一番自分に自信がなくなった。

今まで、自分は「何かに従事している自分」に価値を見出していたのかもしれない。やるべきことがなくなって自由な時間を手に入れた時、自分の存在を認められる手立てを見失い、自分自身に価値を感じられなくなってしまう。

創作をするにも、「誰かに見てもらうために」「人に認めてもらうために」作品を創ろうとしてしまう自分がいるのを感じて厭になる。当時更新していたアメブロの投稿を休止する。

僕は基本、自分から他の人にぐいぐい絡みに行けるタイプではなかったので、作品を投稿することがSNSでの他の人との唯一の主要なコミュニケーション手段だった。投稿をやめると、他の人と接触できる機会が減り、孤独を感じた。

創作意欲が湧かない自分と、作品を投稿しないと他の人とのコミュニケーションが取れない自分との間で葛藤が生まれた。リバースしそうになったけど耐えたので、そこはすごくえらかった。

でもその後マッマと行ったレストランでチーズとワインをしこたま嗜んだ後、帰り道でリバースしたので、そこらへんはえらくなかった。

2019年9月
所属していたアカペラサークルとミュージカルサークルを全て休サする。
表向きの理由は「3年次に留学に行こうと思っていて、その準備が忙しいから」だったが、「一度全てをリセットして、今の自分に何が必要なのかをゆっくり考えたい」というのが本音だった。

人生初の、長い長い大学生の夏休み。バイトの一つも入れてなかったので、時間だけは腐るほどあった。

当時の自分には「やりたいこと」が見えていなかった。今まで、何か大きな目標のためとか、他の人のためとか、そういうことばかり考えていて、「今自分が何をしたいのか」にあまり深く思いを馳せたことはなかったように思えた。

いきなり「さあ、やりたいことをおやり!」と言われても困るので、まずは自分が何が好きか、何にワクワクするかを見つけることから始めることにした。

Microsoft Wordを使って「好きリスト」というファイルを作り、そこに今日あった嬉しかったことや感動したこと、自分が好きだなあと思ったことをメモし始めた。

それから、今すぐに好きなこと、やりたいことが見つからなくても、何か毎日コツコツと続けていれば安心できるかもしれないと思い、習慣化を始めることになった。

2019年10月
大学の授業が再開する。「好きリスト」も軌道に乗ってきて、前より自分の好きなものや、やりたいことが、肌感覚で分かるようになってきた。

しかしここで、第二の事件が発生する。
「やりたいこと」を追い求めた結果、今まで自分がやっていた「いい成績をとるためにテスト前に知識を詰め込む」という勉強方法が「やりたくないこと」だということに気付いてしまった。

ということで、テスト勉強するのをやめてみることにした。

それから、高校生の時にお世話になっていたボイトレ本の著者の先生から、ボイストレーニングの遠隔レッスンを受けはじめた。夢は、いつかライブでステージに立って歌をうたうことである。

2019年11月
死ぬほど成績が下がりそうな気がしてきた。とても不安。
自分でいうのもなんだが、僕は高校生の時までは結構勉強を頑張っていたタイプだったので、「今まで持っていた成績(評価)がガタ落ちする」という経験をしたことが無かった。またリバースしそうになった。

挙句の果てには、自分の専攻分野である生物の授業もあんまり面白いと思えなくなる始末。大学選びを誤ったのではないかと、本気で心配した。

しかし、心身ともに疲れ果てていたとき、1人の先生の言葉の背中を押されることになる。

その先生は生態学の授業を教えている教授で、「教科書を見ても、インターネットを使っても、友達と相談してもいい」という条件にもかかわらず、生徒のほとんどが正解に辿り着けないという鬼畜小テストを出題した面白い先生だった。

当時絶賛テスト勉強していないボーイだった僕は、どれだけ頑張ってもその問題を解くことができず、授業が終わった後、講堂に他の生徒がいなくなったところを見計らって先生のもとに駆け寄りガチ泣きした

~当時の様子~
僕「テストでいい成績をとるために勉強して、でもその後に何にも知識が残らないっていうやり方はもうやめたいって思って・・・。でも今の自分のやり方じゃただ成績が落ちていくだけで、もうどうすればいいのか分からないオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ(号泣)」

その時に、先生が言ったのは、
「成績、落としてみればいいよ」だった。

実は、その先生も大学1年生の時、大学での勉強に満足がいかず、しょっちゅう大学を抜け出しては東京の街で社会人や他の才能ある大学生たちと遊んだり、話をしたりする時間が多かったらしい。成績はDやCばかりだったそうだ。

先生は2、3年生の間にようやく自分に合った勉強のやり方を見つけ、そこからはA+を乱獲していたそうなのだが、

「1年の時からA+とってた奴より、1年はCだったけど学年が上がるにつれて評価を上げていった奴の方がドラマチックだぞ」と言っていた(いや、もしかしたらこんな言い方はしてなかったかもしれないが)。

それから先生は「まず、何よりも大切にすべきなのは自分自身の『ワキワキする』という気持ちだ。僕ら研究者は、他と同じことをしたら食っていけないんだ。自分だけのワキワキするものを追い求めなさい。」と言った。

そして「評価なんてものは後からついてくる。努力したのに評価されなかったとしても、その時は『このシステムではまだ自分の実力を評価しきることはできないんだ』と考えればいい」と教えてくれた。


この言葉に勇気づけられた僕は、秋学期で堂々と単位を5つくらい落とした試験日を間違えて、試験時間中に自室の机を掃除してお花を飾っていたために必修科目を落とした。今後もいろいろ頑張らないといけない(戒め)。

2019年12月

noteを始める。記念すべき最初の投稿は「バイト終わりの大学生が作家になろうと決めた話」。いま思えば「自分の書いた文章で金を稼いで美味い肉が食いたい」という並々ならぬ食欲によって突き動かされていたnote事始めであった。

2020年1月

成人式に出てきた。小学校ぶりの地元の友人に会ってきたのだが、8年間のブランクを感じないほどめちゃくちゃ盛り上がった。最近もたまに連絡をとったり遊んだりする。

2020年2月~6月

コロナで実家暮らし。料理の先生をしているマッマは、今回の騒動で仕事がめっきり減る。「自分が、何か働いてお金を稼いだ方がいいのではないか?」と無意識に考えるようになる。

当時思いつくことと言えば、自分の創作活動を何とかお金に変えることはできないかということだった。でも、売ることを目的にして何かを創ったり、人とコネをつくりに行くことは、自分にはあまり「ワキワキ」することではなかった。

そんなときにマッマは「今はお金の心配はしなくていいから、自分の学びたい勉強を思いきり学びなさい。それが将来への投資になるから。」と言った。僕は創作は好きだけど、仕事にするならやっぱり学問の分野のほうが向いているなぁと心を決め、今は絶賛大学のレポート取り組み中である。


あ~~~~長え!!1年間まとめるの長かった!
22時に書き始めたのにもうすぐ日付超えちゃう!!21歳になっちゃう!

勢いでバーッと書いてしまったので凄まじい長文になってしまったが、20歳の終わりくらいは大目に見てやろう()ここまで読んでくれた人は本当にありがとう。

あっ!!抱負書いてねぇ?!もういいわ明日だそれは明日書く。

それでは、20歳の笹かにかまはこれでいなくなります!明日から本noteは21歳の笹かにかまでお送りいたします!!

それではみなさん、さようなら!!

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