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自分のご機嫌具合を知ること、そして適切に向き合うこともとても大事

こんにちは。笹井純子です。

今日は自分の体調やメンタルなど、自分の「ご機嫌具合」を知ること、そして、それに対して適切に向き合うことがとても大事だなと思ったことをかいてみます。


美大予備校に通う長女と話していて感じたことです。

https://note.com/sasajunko/n/n471f690bfb4c



長女の美大予備校は、明日からは通常授業は終わり、夏休み期間の特別メニューになります。つまり夏期講習が始まります。

先週は本番さながらの学科試験と制作があり、その講評が今日まさに行われているところ。上半期の力試しといったところです。さて、結果はどうだったのか私も気になるところです(→よかったようです)。

明日からは「デッサンマラソン」というのがあるので、それには2~3日通うことを決めたようですが、メインの夏期講習は「受けない」という選択をしました。


我が家は3人とも塾に通っていないので、あまりそういう感覚自体がなく疎いのですが、、、予備校に通っていたら夏休みは夏期講習でみっちり勉強というのが当たり前なのかもしれません。美大予備校でも同様で、朝9時から夕方までみっちり。休みは日曜日だけという感じだそうです。

もちろん、これに参加することでぐぐっとのびることになると思うし、夏休みに差をつける!力をつける!という意味では、チャンスの期間です。それにサポートを受けながらというのも心強いし、さぼりたくてもさぼれない状況というのも人によってはいいのかもしれません。その人の進捗状況によっても選択した方がいい場合もあるでしょう。

でも、娘は「やらない」という選択をしました。


ほとんどの人がやる中で、「やらない」というのもちょっと勇気がいるのかもしれません。先生からは「大丈夫なの?」って思われているかもしれません。

ただ、娘は自分のことをよく分析していて、「どうすれば自分がご機嫌でいられるか」を知っているのです。周りに流されないで、自分にとってどうするのがいい選択なのかを考えた結果なのです。夏期講習という「一時の頑張り」だけではなく、一年間トータルしてモチベーションを保つため、なんならさらに力を発揮できる状態にするためにどうすればいいかを考えているように私には思います。

こういう選択に「何が正しいか」というのはないと思います。ただ、どれがその子にとってベターな選択なのかはあると思います。親が「こうなってほしい」という結果から逆算して「こうすべきだ」とレールを敷くのは、必ずしもベターな選択とは限らないかもしれません。


娘は自分のやりたいことに関しては、もくもくとやるタイプ。やらされるのは大嫌い、でも自分から「やる」と決めたことにはとことんやります。そして、自分の時間、家族の時間を大事にすることで、エネルギーがわいてくるタイプでもあります。逆にそうできないと、かなりのストレスになり自分がつぶれてしまうこともこれまでの経験からわかっています。

そのような性格や本人のデリケートな資質もあり、一日中缶詰になってやる、というのはめちゃくちゃストレスになることだと気付いています。それを夏休み、ずっと続けるというのは彼女にとっては心身共に大きな負担となり、「パフォーマンスが下がる」というのがすでにわかっているのです。もちろん、そういう状況があるからこそ集中してできる!という人もいるでしょう。でも娘は全くその逆なのです。

上半期、今までと全くことなるリズムの中で絵の勉強をしてきました。数時間集中して絵に向き合うというのは、集中力も体力もそして想像力もフルパワーで使います。途中疲れて休憩する時もありました。それでも、無事やりきり、それなりの結果を残すことができました。

でも、このままのペース、というかそれ以上のペースで夏休みを過ごしたとしたら、この1年どこで息抜きをすればいいのか?もちろん受験生なのでそんなことを言ってられないのかもしれませんが、同じペースで1年間を走り続けるというのは何かしら無理が出てきそうです。

それを自分でわかっているのです。
それはこれまでに無理をしすぎてしんどい思いをさんざんしたから。でもそういう経験をしたからこそ、自分にきちんと向き合えるようになったのです。自分がどう進むかを自分で選択してきたからこそ、失敗もしたけれど、それ以上に学びが多かったのです。本人もそう言っています。


夏休み以降の後半戦にのぞめなくならないように、逆にその期間にしっかり充電しさらにエネルギーが湧いてくるようにしたいと夏休みの過ごし方を決めました。予備校に一日通うのではなく、自分で対策をしながら、必要に応じてアドバイスを得られるようにするというスタイルに。

心も体も、どうしたら一番心地いいか、というのは人それぞれ。だから、自分は「こうするとご機嫌でいられる」「こうなるとしんどくなる」それを理解しておくことが大事だと思います。

この辺は他人に流されることなく、自分を大切にすることが一番大事です。

一時、たくさん勉強できたとしても、そこから長い目でみてキープできなければ意味がないのですから。長い目で見て、自分が幸せを感じながら頑張れるように、緩急をつけて過ごすことって大事だと思います。

無理しすぎて、気付いたときには回復のエネルギーまでなくなってた、なんてことのないように。時には休みも上手に取り入れていくことも戦略。



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