稲垣えみ子×山口祐加トークイベント これからの家事の話をしよう 参加しました

以前よりファンであるお二人のトークショーということで、オンラインで参加した。

『家事か地獄か』稲垣えみ子・著
『自分のために料理を作る』山口祐加・著

2冊の刊行記念として開催された、今回のトークショー。従来の家事に対する考え方を変える話を聞くことができた。


お二人のお話から、「家事」って簡単で、質素で、自分のための時間を使う幸せな行為なんだなと感じた。
毎日、同じことの繰り返しかもしれない。けれど、それが幸せなことなのかな、と考えさせられた。

「家事」をテーマとした話から、自分の幸せ、自分の生き方について、反芻する機会になった。

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まず、現代社会では「料理」や「家事」を難しくしているように感じるとの話題。稲垣さんは会社を辞められた時にミニマムな生活へ移行され、その分家事に使う時間も少ないそう。料理はご飯、味噌汁、漬物で、基本毎日同じものを食べる。「毎日同じものを食べてはいけない」という意識をなぜか持っている人が多いが、むしろ毎日一緒だからこそ、健康を管理できる。
お二人は「料理、家事って簡単なんだよ」っていうのを伝えてくれる存在である。ハードルを挙げずに、なんてことなくて、明日も作って食べるのが苦でないものを作って食べればよい。

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山口さんの書籍の題名にも「自分のために」とあるが、自分のために使う時間が一番尊いとおっしゃる。人に評価されることだけが、重要な時間ではない。タイパ、コスパという言葉が出て「無駄な時間」をあえて作りにいっているが、全ての時間を大切な時間、楽しむ時間にすればいいのではないかと考えさせられた。


お金の価値が大きくなりすぎている社会の中で、「自分が幸せになる」ということを改めて考えることができた。「幸せ」は人それぞれであるが、生きるための行為である「家事」をすることで幸せを感じることができるのであれば、日々を豊かに生きることができると実感した。


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