#3 性的マイノリティー
私は性的マイノリティである。
同性愛者であり、ゲイである。
LGBTのGにあたる。
近年のLGBTに関する知識の普及により、
自分を説明する言葉は格段に増えた。
便利な世の中にはなったものだが、
私がカミングアウトする際は
「自分は実は男が好きで。」
という風に簡単な言葉で話すことが多い。
おそらく、「あー、流行りのね」という風に思われたくないのだろう。
そして、ちゃんと世間の理解は進んでいるし、自分も人を選んで話しているので、すんなりと受け入れられる事が多い。それも9割5分くらい。
なんとも生きやすい世の中になったものだ、と感じる。
ただ、自分の周りにないもの、テレビやネットが取り上げてるだけのもの、と捉えている方が依然として多い。
LGBTの当事者にとって早急に必要なことは、「誰にとっても自分の周りのいる可能性がある」ことを理解してもらうことだ。
そのため、私は活発にカミングアウトを行い、少しでも多くの人に「身近に存在する」ことを身をもって証明しようとしている。
もう少し、生きやすい世の中まではあと少しである。
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