詩|MONDAY
明け方になると
いつも漏れてしまうのは
うんざりするようなため息
エアーポケットに
落ちてしまった週末の高揚感は
考えられないほどに
危機的な月曜日を演出する
クラゲのように漂う
倦怠感は
この週末が
攫っていった
幸せの残骸
吸い込んでしまった
世界中の憂鬱を
そっと胸に閉じ込めたせいで
立ち上がる気力も湧かず
力なくソファに横たわっている
つむじ風が
テコでも動かない憂鬱を
飛ばしてくれたらいいのに
生意気な
ニンフが
抜け穴から現れて
眠そうな僕の
脳みそに
ハッカを塗ってくれてらいいのに
悲壮感漂う
福笑いみたいに
変な笑顔のまま
ほふく前進で
前に進んでみようか
ミジンコレベルのやる気に
鞭打って
めんどくさいけど
森のような前髪をかき分け
山を越え谷を越え
ゆこうではないか
夜通し続いた月曜日との戦いは
来週まで持ち越しだ
リフレッシュしたはずの僕は
ルーキー並のやる気を出し
歴史に残るような
労働をするだろう
忘れてはいけない
をしりを叩かれてでも
僕は行くしかない「ん」だ
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