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パンには幸福が詰まっている

パン。
なんであんなに美味しいの? パン。

そう。何を隠そう私はパンが大好きだ。

とはいえ、毎日食べたりはしないし、たまに買ってきて食べるだけだけど。

用事があったその日、私は福岡市中央区六本松まで出かけた。
平日に六本松に行くと必ず立ち寄りたいのが、パン屋さん。

今日は、大人買いするんだ! パンを!
ということで、大量にパンを購入。私はトレーにギッチギチにパンを乗せた。

いっぱい買ったから紙袋も買う。

かわいい。紙袋ってかわいい。
エコじゃないかもしれないけど、可愛い紙袋は不思議とテンションが上がる。

家に帰ると私はせっせと紙袋からパンを皿に出した。学校から帰ってきた息子たちが、皿に出しておいたパンに気づく。息子たちのテンションも上がった。

「なんかめっちゃパンがある!」
「今日はばんごぱんよ!」
「ウッホ〜イ! うまそう!」

私が買いに行ったパン屋さんは、アマムダコタンとマツパン。

アマムダコタンは、マリトッツォブームの火付け役となったパン屋さんで、生ドーナッツが有名な『I’m donut?(アイムドーナツ)』を手がけていることでも有名だ。

正直、値段を見ると一個の単価が高いなと思わなくもないが、見たことのないパンやドーナツを目にすると、どうしても食べてみたくなる。

それに、小さいなと思って買ってみると、具材がぎっしりつまっているので、満足感は十分にある。以前は平日でも行列のイメージだったけど、最近、私が行く平日の昼間は並ばずに入れることが多いので、ありがたい。

マツパンは福岡市東区で有名なパン屋、パンストック出身の方がされているパン屋さん。

こちらも目移りするほど色々種類があって、テンションが上がる。
アマムダコタンはどちらかというと大人向けの印象を受けるけれど、マツパンは子どもも好きそうなラインナップが揃っている。

ピザパンの種類もたくさんあって、うう〜ん、どれを買おうかなと悩んでしまう。

悩むなら買っちゃえの日。
大人買いじゃー!!!

私が選んだのは、アマムダコタンのメンペペとクロックムッシュ。グリーンカレーのなんちゃらに明太子のなんちゃら。すでにつまみにいただいて写真を撮り忘れたマツパンのオリーブが丸ごと一個入ったパンは、つまみに最高だった。

どれもこれも美味しい。
息子が食べていた厚切りベーコンのサンドとか、カレーパンも味見させてもらったり、ピザも味見させてもらったり。

パンは少しずつシェアしながら食べると楽しい。

食べ過ぎだよな〜なんて思いながら、小麦粉の作り出す幸福ホルモンのセロトニンにヒタヒタになる。中毒性があるのはわかっているから、パンはしばらくお預けかな。


パンを食べる幸せは、パンを食べる行為それだけではなくて、選んだり分け合ったりする楽しさも含まれているのかもしれない、なんて思ったりして。






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