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青ひげペローの婚活日記_筆者の気持ちを代弁編

私が小説の登場人物だったとは、全くもって驚きである。

今回私が登場した小説は、猿荻レオンという全くのドシロートが書いた小説であった。こちらはnote創作大賞2024用に書かれたというものであり、恋愛小説部門というのもにエントリーされている。

すでにお読みいただいた方、スキを押してくださった方、コメントをくださった方には感謝しかない。猿荻に変わって、お礼を申し上げたい。なぜ彼女本人があとがきを書かず、私の日記というていであとがきを書こうとしているのかは甚だ疑問であるが、これはみなさんのコメントの力によるものだと私は考えている。コメントでペローに共感していだたいたり、面白がっていただいたということで、彼女は再び私を登場させたのだろう。

「白雪美香は彼氏ができない!」はコンプレックスを抱く女性、大福(通称ユキミ)と、コンプレックスを抱く男性の私が主軸となり、展開される物語である。コンプレックスを抱いてはいるものの、非常に自己肯定感が高い二人が、美男美女に恋をするというストーリーだ。筆者はとにかく楽しんでいただきたいという気持ちで今回小説を書いたようであり、悲しいシーンや胸を締め付けられるシーンなどは一切出てこない。むしろ笑わせたいという気持ちが滲み出ており、もしかするとそれが仇となり、悲しみや切なさを産んでいるかもしれない。

1話1〜2万字ある長文の小説である。全4話、計6万字程度の小説なので、みなさんのお時間を頂戴するのだからと、楽しいだけを詰め込んでみた小説なのだが、最終話まではコメントがつかず、滑り倒しているかもしれないと筆者がヒヤヒヤしていたことは、ここでこっそりお知らせしておきたい。しかし、最終話まで読んでいただいた心優しい方々がコメントを添えてくださり、筆者は飛び上がるほど喜んでいたことも併せてお知らせしたい。

反応していただくというのは、創作意欲の糧であり心の栄養であると改めて感じたと筆者は言っていた。小説はタネを撒くような行為であるのではないか、と。土を耕し準備をし、種を作り、筆者はその種を埋める。花が咲くかどうか、実がなるかどうかは、読んでくださる方が水を注いでくれたり太陽の光を届けてくださったりして、芽が出て花が咲くのだろうと感じているらしい。もちろん、筆者自身も自分で花を咲かせるよう努力はするのであろうが、一人の力ではなかなか難しいと感じているようだ。花が咲き再びその花に種ができ、またその種を埋める。読んでくれる人がなければ、物語は新たな物語を生むことは難しい。書いている時は一人で完結しているような気がしているが、小説というのは読まれて初めて完結するのだと改めて感じているということだった。さらにはしっかりと土を耕し、綺麗な花が咲くような種を植える努力を筆者自身がしなければならないということも感じていたようだ。

今回コメントで、私、青ひげペローに共感を持っていただいたいた方があると聞き、非常に感謝している。私はコンプレックスを抱えているくせに自信満々という、なんとも滑稽な人物として描かれている。筆者は完璧で欠損のない人間よりも、完璧に人間らしい欠損のある人物を愛している。筆者は歪な球体を愛でるタイプなのだ。そもそも現存する人類の中に完璧な人間など存在していないと、私は思っているのだが。偉人たちでさえ、完璧でないと私は思っているし、不完全で歪な球体であるからこそ、完璧なのだとさえ感じている。

話が大きく逸れた上に、主語が人類というわけのわからない大きなものになってしまった。

大福と私の恋の末路については本文に描かれているので、是非ともご一読願いたい。そして、読んだ暁には、スキを押していただき、勇気があるものは、コメントまでいただけると幸いである。わがままは承知であるが、もし、筆者の次の作品を読みたいと思っている方がいれば、ぜひ水をやってほしい。

これは、私からのお願いだ。

私がまた猿荻の小説に登場できるかどうかについては、私自身、知る由もないが、彼女が一番筆が乗っていたのは、私のnoteを書いている時であった。私はきっと彼女の一部なのかもしれない。彼女もまた歪な人間なのだ。






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